11月8日午前6時からCSテレビのザ・シネマで観た。
主人公は内気で女の子ような容貌である。
大人になることを急かされた少年の成長──ジャン・ユスターシュ監督の自伝的作品にして青春映画の傑作『ぼくの小さな恋人たち』
ぼくの小さな恋人たち(ジャン・ユスターシュ フランス 1974年)
ぼくの小さな恋人たち(ジャン・ユスターシュ フランス 1974年)
13歳の少年ダニエルはフランス南部の小さな村で祖母と暮らし、仲間たちと無邪気に遊ぶ日々を過ごしていた。
そんなある日、突然母がやって来て、彼女が継父と住むナルボンヌへ移住することに。
ダニエルは田舎と全く異なる都会の環境に戸惑うばかり。
しかも経済的な理由から学校に行かせてもらえず、バイクの修理屋で働き始める。仕事以外の時間は街で年長の若者たちと過ごすようになり、彼らの影響で一人の少女と親しくなる。
42歳で早世したジャン・ユスターシュ監督の2本目にして最後の長編作。自らの少年時代を映像に昇華させ、大人の都合で生活環境の変化を強いられた少年の成長と性の目覚めを、カラー映像で瑞々しく綴る。
ぼくの小さな恋人たち」 - 拳銃自殺を遂げた監督ジャン・ユスターシュの特集、「ママと娼婦」
ポスト・ヌーベルバーグの最重要人物の1人とされる夭逝の映画監督ジャン・ユスターシュが自身の少年時代を投影させて描いた自伝的作品。
カンヌ国際映画祭で審査員特別グランプリを受賞した「ママと娼婦」に続く長編2作目で、ユスターシュにとっては最後の長編映画となった。
ペサックで暮らす13歳の少年ダニエルは優しい祖母や友人たちに囲まれて幸せな毎日を過ごしていたが、ナルボンヌに住む母と継父のもとへ引き取られることに。
ダニエルは経済的な事情から学業を諦め、原付自転車修理店の見習いとして働き始める。
タイトルは詩人ランボーの同名の詩から採用された。特集上映「ジャン・ユスターシュ映画祭」(2023年8月18日~、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか)にて4Kデジタルリマスター版で上映。
1974年製作/123分/フランス
原題または英題:Mes petites amoureuses
配給:コピアポア・フィルム
劇場公開日:2023年8月18日
その他の公開日:2001年3月31日(日本初公開)
スタッフ・キャスト
監督
ジャン・ユスターシュ
製作
ピエール・コトレル
脚本
ジャン・ユスターシュ
撮影
ネストール・アルメンドロス
ダニエルマルタン・ローブ
母イングリット・カーフェン
祖母ジャクリーヌ・デュフランヌ
全てのスタッフ・キャストを見る
ぼくの小さな恋人たち の関連作を観る
少年のころから女好きの性癖は不変(笑)。
ジャン・ユスターシュ版『ヰタ・セクスアリス』!
おお、なんか映画.comに感想をつけるようになって3年、
初めて運営に感想を問答無用で削除されたんだけど(笑)。
何が悪かったのかなあ? ふだんどおりに書いたつもりだったんですが。
通告なしに検閲される言論空間だということを、再認識しました。
……なので、簡便に先に書いたことをあらためて(穏便な表現でなるべく検閲されないように)とりまとめておきます。
ユスターシュの私小説的三部作を形成する少年篇にして、最後の(といっても二本目だが)長編作品。主人公は13歳というから、日本でいう中学生くらいか。
とにかく出だしから、飛ばしてる。
友だちにいきなり腹めがけてグーパンかましてみたけど、なんともなかったぜ!
聖体拝領のときに、ひとり前に並んでる美少女に興奮して、つい体押し付けちゃったぜ!
って、単なる犯罪者じゃねーか(笑)。…続きを読む
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じゃい
2.0始めは普通の商業映画のようなスムーズな進行に好感を持ちましたが、こ...
kazuyukiさん フォロー 2023年8月20日 Androidアプリから投稿 鑑賞方法:映画館
始めは普通の商業映画のようなスムーズな進行に好感を持ちましたが、これは数多いる監督たちが普通にやっていること。気にかかるのが、ユスターシュはとにかく金・女・金・女、ただそれだけ。青年がナンパの腕を磨いて右往左往するのはわかるが、子供でまで金と女の話をされると流石に閉口してしまう。何かの一瞬の輝き、或いは闇。生きる以上関わらなければならないテーマ、思い。ユスターシュにそんなものはない。口の回る優男が女を求めて金から逃げて、街や田舎を彷徨うだけだ。シネアストなのにどうしてこうなってしまうのだろう。
…ちょっと言い過ぎたかもしれない。しかし映画監督として一線級になれなかっのは納得がいく。逆に言うと「ママと娼婦」は紛れもなく天才性そのものということ。
8年くらい前にアンスティチュフランセ(旧日仏、結局今再び日仏)で見てとてもよかったから、どこかで見られないかなとずっと思っていたので再見出来て良かった
タバコの火で穴が空いてしまったズボンがおかしいやら可愛いやら
今まで見れてなくてすいません、という感じ。
E.T.と大人は判ってくれないなどと双璧。
そしてなんという没入感!のスタンダードサイズ。
アルメンドロスとはいま知った。
心地よいモノローグとフェードアウト繋ぎ。
スクリーンは窓だ。でも窓だけではない。
なんでこのポーンと放り出されたようなカメラ位置からの絵に吸い込まれるんだ。
修理屋の窓に連日現れるスペイン女のキス覗き見のシークエンスの素晴らしさ。
オリベイラとかの映画も思い出す。
見れてよかった。