2008年秋の経済恐慌の後、いろいろな分野で政府からの助成のカットや縮小が行われました。国が破産してしまったのですから仕方ないですね。その後、観光業の賑わいを軸として、経済はだいぶ盛り返し、今現在はまた「ミニバブル」を楽しんでいるかのような状態になっています。
そうはなっても、いまだに恐慌の後を引きずっている面もいくつもあります。学校教師の給与の低さ、老齢者へのペンションの低さ、警察官の人員不足、病院をはじめとした保健衛生関連分野での運営の困難等が、いの一番に挙げられるでしょう。
もっとも病院の経営困難は経済恐慌以前から論議されていましたので、運営システムそのものに何か問題があるのかもしれません。
理由はともかくとして、私が実際に耳にしたり目にしたりする現実というのは、病気の人が医者の診断を受けるまでに何週間も待たねばならない(風邪とかではなく、長期の治療が必要となるような疾患)、何かの手術までに何ヶ月も待たねばならない、怪我をして急患受付へ出向いたのに、そこで何時間も待たされる、というようなものです。
私は病院へ出向くことはよくあるのですが、これは牧師としてそこで患者さんに会うためであって、自分の健康故の訪問ではありません。ですから、自分の実体験的にこちらの病院の様子を語ることはできません。まあ、嬉しいことなのかもしれませんが。
アイスランドでは「ホームドクター制」を取っています。各個人はそれぞれの居住地域にあてがわれた「健康管理センター」に属します。そこには一定数のお医者さんや、看護師さん、その他のスタッフが働いています。そして地域の住人のそれぞれがセンターの特定のお医者さんをマイ·ドクターして持っているわけです。家族は原則、同じホームドクターにお世話になります。
レイキャビクの西街の私が住む地域は、市のダウンタウンの面倒を見る健康管理センターに属しています。七、八人のお医者さんが働いているようです。具体的な数は知らないのですが、おそらくひとりのお医者さんの受け持つ住民の数は相当なものになるでしょう。流感にかかり、ホムドクターに会いたくても診察予約は二週間先、とかという話しを聞いたこともありますから。
さて、私はこの「ホームドクター」にもとんと縁がない男です。レイキャビクに来た当初のホームドクターは、十年くらい前に引退されました。そのお医者さんが引退されるまでに、都合三、四回はあったでしょうか?
会った理由も、運転免許のための健康診断を受けたのと、あとは子供が風邪を引いたことだったと記憶しています。「バカは風邪引かない」のまんまで、私は流感とかにかからないタイプなのです。
で、先のホームドクターが引退された後、私にとっては二代目のホームドクターが当てがわれたわけですが、まったく顔を合わせる機会がないままに十年近くが経ってしまいました。
流感とかにはかからないものの、病気をまったくしなかったわけではなく、実はさまーずの三村さんと同じく痛風持ちです。ですが発症後の初期に、ホームドクターを飛び越して、専門医に見てもらい薬を処方してもらっていました。それが、そうですね、やはり十年近く続いたでしょうか?
ところが、その痛風の専門医の方も昨年引退してしまいました。で、その後「まずはホームドクターに相談するよう」と、健康管理センターに差し戻されてしまったのです。そしてしばらくすると処方された薬が切れてしまいました。
今はネットが健康管理の分野でも進化していて、薬の処方などはネットで済ませることができます。そう思い「楽勝!」気分で処方依頼をセンターに出したのですが、「初回の処方は医師との面談が必要」とかでハネられてしまいました。
「とは言っても、別に具合が悪いわけではないし、電話で十分だろ」と思い、ホームドクターとの電話インタビューを申し込み。で、初めて二代目ホームドクターとお話ししたのです。
二代目はすぐ薬は処方してくれましたが、「あなたは以前ここに来たのが随分昔だから、一度診察を受けに来なさい」ということになってしまいました。それで、やっとこの間、ひさーーしぶりに健康管理センターへ出向き、二代目にご挨拶することとなりました。
二代目は私と同輩の女性医師で、別に偉そうなわけでも、意地悪なわけでもなく問題はありませんでした。ただ、念のために測った血圧が「ちと高い」というのです。
それほど高価ではなかった血圧測定器
上が140チョイ、下が90くらいなので、危険な域には達していませんが、「すでに不活性化している痛風と、たまに出るウツ以外はまったく健康」と自負していたワタシとしては気になり、原因は何か?と考えたわけです。
ネットで調べて見ると「塩分の取り過ぎ」が真っ先に叩かれています。そう言われてみると、確かにワタシの食生活、相当ひどいものです。特に最近は。ホーレンソーの仲間で、浅漬けにすると小松菜のようになる野菜を発見したので、それをパクパク。昼はまず100%カップラーメン(一食で塩分6,5-7gというほぼ食塩摂取一日のリミットに到達)、つまみのポテトチップ等々。
それ以外にも、好物のラーメン類は塩分が高い、特にツユは。よくつまみにするフェタチーズも。ザーサイ、塩昆布等の惣菜も塩分多いですねえ。なんとコーヒーよりは健康にいいだろう、と思って飲んでいる梅昆布茶まで塩分多いというではないですか。何を食べろというのか?
それでも、夏の高気圧は歓迎しますが、高血圧はゴメンです。塩分カットを心に決め、まずはポテトチップとフェタチーズ、漬物に別れを告げました。カップ麺は毎日でなければいいだろう、と勝手に妥協。
しかし、こちらが涙の禁欲をしても、効果がなければ馬鹿馬鹿しい。かと言って血圧は自分で測れないし.....ということもないか?血圧計というものがあるではないか?あれは高いものなのだろうか?ネット調べると、そんなに高いもんじゃない。
思い立ったが吉日。私は仕事後、家電量販店に寄り、自宅用の血圧測定器とオフィスで使える携帯用のふたつを買い込みました。
何回か測って見ましたが、やはり平均すると上が140台、下が90台。標準を一歩踏み越えた「高血圧第1ゾーン」に留まっています。ラーメンを安心して食べるためには、もうチョイ下がらなくては。
塩分控え目生活と、ちょうど「ポッコリお腹」の矯正のために考えていたストレッチ運動で夏に臨みます。自前での血圧測定はやり始めて見ると、結構楽しい。たまに「間違えて」低い数字が出るのではないかと期待したりして。あるわけない!っか?(^-^;
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
Home Page: www.toma.is
そうはなっても、いまだに恐慌の後を引きずっている面もいくつもあります。学校教師の給与の低さ、老齢者へのペンションの低さ、警察官の人員不足、病院をはじめとした保健衛生関連分野での運営の困難等が、いの一番に挙げられるでしょう。
もっとも病院の経営困難は経済恐慌以前から論議されていましたので、運営システムそのものに何か問題があるのかもしれません。
理由はともかくとして、私が実際に耳にしたり目にしたりする現実というのは、病気の人が医者の診断を受けるまでに何週間も待たねばならない(風邪とかではなく、長期の治療が必要となるような疾患)、何かの手術までに何ヶ月も待たねばならない、怪我をして急患受付へ出向いたのに、そこで何時間も待たされる、というようなものです。
私は病院へ出向くことはよくあるのですが、これは牧師としてそこで患者さんに会うためであって、自分の健康故の訪問ではありません。ですから、自分の実体験的にこちらの病院の様子を語ることはできません。まあ、嬉しいことなのかもしれませんが。
アイスランドでは「ホームドクター制」を取っています。各個人はそれぞれの居住地域にあてがわれた「健康管理センター」に属します。そこには一定数のお医者さんや、看護師さん、その他のスタッフが働いています。そして地域の住人のそれぞれがセンターの特定のお医者さんをマイ·ドクターして持っているわけです。家族は原則、同じホームドクターにお世話になります。
レイキャビクの西街の私が住む地域は、市のダウンタウンの面倒を見る健康管理センターに属しています。七、八人のお医者さんが働いているようです。具体的な数は知らないのですが、おそらくひとりのお医者さんの受け持つ住民の数は相当なものになるでしょう。流感にかかり、ホムドクターに会いたくても診察予約は二週間先、とかという話しを聞いたこともありますから。
さて、私はこの「ホームドクター」にもとんと縁がない男です。レイキャビクに来た当初のホームドクターは、十年くらい前に引退されました。そのお医者さんが引退されるまでに、都合三、四回はあったでしょうか?
会った理由も、運転免許のための健康診断を受けたのと、あとは子供が風邪を引いたことだったと記憶しています。「バカは風邪引かない」のまんまで、私は流感とかにかからないタイプなのです。
で、先のホームドクターが引退された後、私にとっては二代目のホームドクターが当てがわれたわけですが、まったく顔を合わせる機会がないままに十年近くが経ってしまいました。
流感とかにはかからないものの、病気をまったくしなかったわけではなく、実はさまーずの三村さんと同じく痛風持ちです。ですが発症後の初期に、ホームドクターを飛び越して、専門医に見てもらい薬を処方してもらっていました。それが、そうですね、やはり十年近く続いたでしょうか?
ところが、その痛風の専門医の方も昨年引退してしまいました。で、その後「まずはホームドクターに相談するよう」と、健康管理センターに差し戻されてしまったのです。そしてしばらくすると処方された薬が切れてしまいました。
今はネットが健康管理の分野でも進化していて、薬の処方などはネットで済ませることができます。そう思い「楽勝!」気分で処方依頼をセンターに出したのですが、「初回の処方は医師との面談が必要」とかでハネられてしまいました。
「とは言っても、別に具合が悪いわけではないし、電話で十分だろ」と思い、ホームドクターとの電話インタビューを申し込み。で、初めて二代目ホームドクターとお話ししたのです。
二代目はすぐ薬は処方してくれましたが、「あなたは以前ここに来たのが随分昔だから、一度診察を受けに来なさい」ということになってしまいました。それで、やっとこの間、ひさーーしぶりに健康管理センターへ出向き、二代目にご挨拶することとなりました。
二代目は私と同輩の女性医師で、別に偉そうなわけでも、意地悪なわけでもなく問題はありませんでした。ただ、念のために測った血圧が「ちと高い」というのです。
それほど高価ではなかった血圧測定器
上が140チョイ、下が90くらいなので、危険な域には達していませんが、「すでに不活性化している痛風と、たまに出るウツ以外はまったく健康」と自負していたワタシとしては気になり、原因は何か?と考えたわけです。
ネットで調べて見ると「塩分の取り過ぎ」が真っ先に叩かれています。そう言われてみると、確かにワタシの食生活、相当ひどいものです。特に最近は。ホーレンソーの仲間で、浅漬けにすると小松菜のようになる野菜を発見したので、それをパクパク。昼はまず100%カップラーメン(一食で塩分6,5-7gというほぼ食塩摂取一日のリミットに到達)、つまみのポテトチップ等々。
それ以外にも、好物のラーメン類は塩分が高い、特にツユは。よくつまみにするフェタチーズも。ザーサイ、塩昆布等の惣菜も塩分多いですねえ。なんとコーヒーよりは健康にいいだろう、と思って飲んでいる梅昆布茶まで塩分多いというではないですか。何を食べろというのか?
それでも、夏の高気圧は歓迎しますが、高血圧はゴメンです。塩分カットを心に決め、まずはポテトチップとフェタチーズ、漬物に別れを告げました。カップ麺は毎日でなければいいだろう、と勝手に妥協。
しかし、こちらが涙の禁欲をしても、効果がなければ馬鹿馬鹿しい。かと言って血圧は自分で測れないし.....ということもないか?血圧計というものがあるではないか?あれは高いものなのだろうか?ネット調べると、そんなに高いもんじゃない。
思い立ったが吉日。私は仕事後、家電量販店に寄り、自宅用の血圧測定器とオフィスで使える携帯用のふたつを買い込みました。
何回か測って見ましたが、やはり平均すると上が140台、下が90台。標準を一歩踏み越えた「高血圧第1ゾーン」に留まっています。ラーメンを安心して食べるためには、もうチョイ下がらなくては。
塩分控え目生活と、ちょうど「ポッコリお腹」の矯正のために考えていたストレッチ運動で夏に臨みます。自前での血圧測定はやり始めて見ると、結構楽しい。たまに「間違えて」低い数字が出るのではないかと期待したりして。あるわけない!っか?(^-^;
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
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