こんにちは/こんばんは。
なんと前回のブログ更新から一ヶ月以上も経ってしまいました。以前と違って、土曜日(普段ブログのために使っている時間)にも仕事が入ってくることが多くなったのが主な「言い訳」ですが、集中力の欠如が年々増加していることの方が大きいかな?(^-^;
清涼感アップ用ピック
Myndin er eftir Jeremy_bishop@unsplash_com
この一ヶ月余りの間にもいろいろなことがありました。
その一:レイキャネス半島のまたまたのマグマ噴出。これは11月20日の真夜中近くに始まりました。実はワタシ、この前日の朝に飛行機からこの辺りの様子を見る機会があって、「なんもないか」と不謹慎なガッカリ感を覚えていたのでした。
今回の噴出では、グリンダビクの町は被害がありませんでしたが(今のところ)、超人気ツーリストスポットのブルーラグーンは「超ヤバいよ、ヤバいよ」となり、その広大な駐車場はすっかり溶岩の下へ消えてしまいました。
ラグーンの浴場と施設なども「手を伸ばせばマグマ」みたいな距離感になってしまっています。今のところ人工的に土盛りをした防御壁によって被害を免れていますが、当分の間営業は難しいでしょうね。
割と最近に相当な投資をしてリニューアルしたばかりなので、これはマジで国益に関わるような危機です。マネージャーの女性もインタビューでは平静を装っていますが、内心泣いているでしょう。
その近所にはSvartsengiスヴァルトゥスエンギ地熱発電所もあり、こちらは市民生活上さらに重要な施設なので、防御壁を強化する仕事が日夜なされています。
本当にこれらの重機を動かしているのは、燃え盛るマグマのすぐ手前のようにニュースカメラでは見えますので(実際はもう少し距離があるのでしょうが)、事故なく作業が進んで欲しいものです。大変な仕事だと思いますよ、あれは。
いろいろあったこと、その二:二週間ほど日本へ帰ってきました。ブログの更新も日本からしようかとも思ったのですが、できない理由がありました。
最近、レイキャビク界隈ではまたまた空き巣被害が多いのです。空き巣といってもおそらくは外国とも繋がった職業的空き巣集団によるもの。彼らはFacebookやインスタで、呑気に海外滞在の様子を載せている人たちの自宅を突き止めてお仕事をするそうなのです。
私の西街の古アパートなどは眼中にないだろうと思いはするものの、わざわざ餌を撒く必要もなかろう、ということでいっさい口外せずに帰省していました。レイキャビクも先進国並みになってしまいましたね、要らんところで。
日本滞在記は、また別の機会に。
ヤバいよ、ヤバいよのブルーラグーン
Myndin er ur Visir.is/VILHELM
その三:「いろいろあった」ではなくて、今起きていることですが。アイスランドも選挙です。今日の土曜日が投票日なのですが、実は北部、東部から南部にかけての広範な地域で、非常な荒天が予報されており投票に行けない事態が起こり得ます。
そのため、事前から「投票日/時間を火曜日に延期することもあり得る」とアナウンスされていました。今、これを書いているのが午前10時42分なのですが、今の時点では投票が延期されている、というニュースは入っていません。
普通なら即日開票なのですが、「すべての投票が完了するまでは開票できない」と定められているそうで、もしかしたら開票は火曜日夜からとなるかもしれません。
今回の選挙では、いろいろ激変していることが多く、まず政権交代は必至。過去七年間政権を担当してきた、独立党、進歩党(という名前の保守等)そして緑の党は軒並み支持率低下。
緑の党などは、支持率が3%くらいまで落ち込んでしまい、議席ゼロの危機に立っています。あまりの小党乱立を防ぐため、5%の得票率に満たない政党は議席を没収される決まりがあるのです。
今回の選挙。各党の支持率のアップダウンが、毎日ジェットコースター並みに上下してきました。しかもリサーチ元により、かなり数字に違いがある。なんか、リサーチそのものが「息がかかった」ものではないかと勘ぐりたくなる部分もあります。とりわけ独立党系のリサーチの場合。
まあ、選挙については結果が確定してから、また書いてみたいと思います。事前予想はあまり意味のあることではないですからね。
投票日直前のプル 後日解説します
Myndin er ur RUV.is
(いろいろあったこと)その四:ワタシ、また歳を重ね六十六歳となりました。この「66」という数字を客観的に見ると、「ふるっ!」という気がしてしまいます。フライトのEチケットかなんかの確認証で年齢記載されるんですが、それで65(その時点で)とかあるのをみて愕然。
自分ではまだ四十五歳くらいの心持ちなのですが、周囲からはそうは見られていないのだ、という事実を突きつけられたような気がしてしまいます。そんなに年寄りに見えるのかなあ... オラ、そんなに老けたつもりないんだけど... 否認期か。
その五:今日からアドヴェントです。つまりクリスマスを待ち備える「待降期」「降臨節」という時期に教会は入ります。今日の日没から。ついでに言うと、この時期からが教会歴の新年になります。
明日の日曜日の礼拝では、牧師さんが「新年おめでとうございます」と言うところが少なからずあることでしょう。
はっきりと覚えていないのですが、ここ数年のうちに、アドヴェントが12月に入ってから、というパターンが非常に多かった気がします。普通は11月の最終週から始まるものなのですが。
でもこれは、定められた周期で動いているものなので、ワタシがそう感じるだけかもしれません。ヒマな時に確かめてみましょう。
アドヴェント準備の装飾 これも後日ご紹介
Pic by Me
その七:忘れてました。本当は「その一」で挙げるべきこと。ドジャース優勝! おめでとうございます。ヤッター!! オータニさん、紛れもないスーパースターになりましたね。もう「日本の」という限定詞というか、修飾語は不要かつ不適切になった気がします。
ですが、全米と日本中が沸き返ったこのニュース。こちらでは誰も知らないし、話す相手もいません。当然、喜びを分かち合う仲間も。アイスランドでの慢性的なガッカリは「誰も野球を知らない」なのです。
普段はともかく、こういう特別なニュースを共有できないというのは寂しいことです。構わずFacebookとかでアップしても、「いいね」は同情票の二つ、三つ。まったく、つまらん土地だ。
というところからの邦人発ブログ。今月はもう少しマメに更新するつもりです。明日から師走。健康に気をつけてお過ごしください。(*^^*)
*これは個人のプライベート・ブログであり、公的なアイスランド社会の広報、観光案内、あるいはアイスランド国民教会のサイトではありません。記載内容に誤りや不十分な情報が含まれることもありますし、述べられている意見はあくまで個人のものですので、ご承知おきください。
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
Church home page: Breidholtskirkja/ International Congregation
Facebook: Toma Toshiki
なんと前回のブログ更新から一ヶ月以上も経ってしまいました。以前と違って、土曜日(普段ブログのために使っている時間)にも仕事が入ってくることが多くなったのが主な「言い訳」ですが、集中力の欠如が年々増加していることの方が大きいかな?(^-^;
清涼感アップ用ピック
Myndin er eftir Jeremy_bishop@unsplash_com
この一ヶ月余りの間にもいろいろなことがありました。
その一:レイキャネス半島のまたまたのマグマ噴出。これは11月20日の真夜中近くに始まりました。実はワタシ、この前日の朝に飛行機からこの辺りの様子を見る機会があって、「なんもないか」と不謹慎なガッカリ感を覚えていたのでした。
今回の噴出では、グリンダビクの町は被害がありませんでしたが(今のところ)、超人気ツーリストスポットのブルーラグーンは「超ヤバいよ、ヤバいよ」となり、その広大な駐車場はすっかり溶岩の下へ消えてしまいました。
ラグーンの浴場と施設なども「手を伸ばせばマグマ」みたいな距離感になってしまっています。今のところ人工的に土盛りをした防御壁によって被害を免れていますが、当分の間営業は難しいでしょうね。
割と最近に相当な投資をしてリニューアルしたばかりなので、これはマジで国益に関わるような危機です。マネージャーの女性もインタビューでは平静を装っていますが、内心泣いているでしょう。
その近所にはSvartsengiスヴァルトゥスエンギ地熱発電所もあり、こちらは市民生活上さらに重要な施設なので、防御壁を強化する仕事が日夜なされています。
本当にこれらの重機を動かしているのは、燃え盛るマグマのすぐ手前のようにニュースカメラでは見えますので(実際はもう少し距離があるのでしょうが)、事故なく作業が進んで欲しいものです。大変な仕事だと思いますよ、あれは。
いろいろあったこと、その二:二週間ほど日本へ帰ってきました。ブログの更新も日本からしようかとも思ったのですが、できない理由がありました。
最近、レイキャビク界隈ではまたまた空き巣被害が多いのです。空き巣といってもおそらくは外国とも繋がった職業的空き巣集団によるもの。彼らはFacebookやインスタで、呑気に海外滞在の様子を載せている人たちの自宅を突き止めてお仕事をするそうなのです。
私の西街の古アパートなどは眼中にないだろうと思いはするものの、わざわざ餌を撒く必要もなかろう、ということでいっさい口外せずに帰省していました。レイキャビクも先進国並みになってしまいましたね、要らんところで。
日本滞在記は、また別の機会に。
ヤバいよ、ヤバいよのブルーラグーン
Myndin er ur Visir.is/VILHELM
その三:「いろいろあった」ではなくて、今起きていることですが。アイスランドも選挙です。今日の土曜日が投票日なのですが、実は北部、東部から南部にかけての広範な地域で、非常な荒天が予報されており投票に行けない事態が起こり得ます。
そのため、事前から「投票日/時間を火曜日に延期することもあり得る」とアナウンスされていました。今、これを書いているのが午前10時42分なのですが、今の時点では投票が延期されている、というニュースは入っていません。
普通なら即日開票なのですが、「すべての投票が完了するまでは開票できない」と定められているそうで、もしかしたら開票は火曜日夜からとなるかもしれません。
今回の選挙では、いろいろ激変していることが多く、まず政権交代は必至。過去七年間政権を担当してきた、独立党、進歩党(という名前の保守等)そして緑の党は軒並み支持率低下。
緑の党などは、支持率が3%くらいまで落ち込んでしまい、議席ゼロの危機に立っています。あまりの小党乱立を防ぐため、5%の得票率に満たない政党は議席を没収される決まりがあるのです。
今回の選挙。各党の支持率のアップダウンが、毎日ジェットコースター並みに上下してきました。しかもリサーチ元により、かなり数字に違いがある。なんか、リサーチそのものが「息がかかった」ものではないかと勘ぐりたくなる部分もあります。とりわけ独立党系のリサーチの場合。
まあ、選挙については結果が確定してから、また書いてみたいと思います。事前予想はあまり意味のあることではないですからね。
投票日直前のプル 後日解説します
Myndin er ur RUV.is
(いろいろあったこと)その四:ワタシ、また歳を重ね六十六歳となりました。この「66」という数字を客観的に見ると、「ふるっ!」という気がしてしまいます。フライトのEチケットかなんかの確認証で年齢記載されるんですが、それで65(その時点で)とかあるのをみて愕然。
自分ではまだ四十五歳くらいの心持ちなのですが、周囲からはそうは見られていないのだ、という事実を突きつけられたような気がしてしまいます。そんなに年寄りに見えるのかなあ... オラ、そんなに老けたつもりないんだけど... 否認期か。
その五:今日からアドヴェントです。つまりクリスマスを待ち備える「待降期」「降臨節」という時期に教会は入ります。今日の日没から。ついでに言うと、この時期からが教会歴の新年になります。
明日の日曜日の礼拝では、牧師さんが「新年おめでとうございます」と言うところが少なからずあることでしょう。
はっきりと覚えていないのですが、ここ数年のうちに、アドヴェントが12月に入ってから、というパターンが非常に多かった気がします。普通は11月の最終週から始まるものなのですが。
でもこれは、定められた周期で動いているものなので、ワタシがそう感じるだけかもしれません。ヒマな時に確かめてみましょう。
アドヴェント準備の装飾 これも後日ご紹介
Pic by Me
その七:忘れてました。本当は「その一」で挙げるべきこと。ドジャース優勝! おめでとうございます。ヤッター!! オータニさん、紛れもないスーパースターになりましたね。もう「日本の」という限定詞というか、修飾語は不要かつ不適切になった気がします。
ですが、全米と日本中が沸き返ったこのニュース。こちらでは誰も知らないし、話す相手もいません。当然、喜びを分かち合う仲間も。アイスランドでの慢性的なガッカリは「誰も野球を知らない」なのです。
普段はともかく、こういう特別なニュースを共有できないというのは寂しいことです。構わずFacebookとかでアップしても、「いいね」は同情票の二つ、三つ。まったく、つまらん土地だ。
というところからの邦人発ブログ。今月はもう少しマメに更新するつもりです。明日から師走。健康に気をつけてお過ごしください。(*^^*)
*これは個人のプライベート・ブログであり、公的なアイスランド社会の広報、観光案内、あるいはアイスランド国民教会のサイトではありません。記載内容に誤りや不十分な情報が含まれることもありますし、述べられている意見はあくまで個人のものですので、ご承知おきください。
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
Church home page: Breidholtskirkja/ International Congregation
Facebook: Toma Toshiki
自分が行ったことのある場所だからでしょうね、これまでとは段違いのショックです。
地峡の、自然の力が作り上げたアイスランドが好きとはいえ、ここまでとは。
これ以上、大過ないことをお祈りします。