荒井奈良県知事のH22年度奈良県予算説明会を聴きに行きました。
資料は計画の根本になる「奈良の未来を作る-5つの構想案」、構想案に基づく「主な政策集」、
H22年度の具体的な予算計画「奈良県行政運営プラン2010」が配布されました。
荒井知事の説明は、予算の基本となるビジョンの説明だけでした。
冒頭、知事は構想の位置づけを仏教の教えの「五根五力」から話だしました。
荒井知事は、博識で文化人ですねぇ。
■五根・五力
「五根(こん)」は私達が信心を定める根本になるもの。あるべき姿。五つの能力。
「五力(ごりき)」は『五根』により間違った思想を打ち破る『力』が生ずること。五つの行動力。
「五根(こん)」
信根・・・仏の教えを信じることを生活の根本とする。
精進根・・心を純一にしてその信心を増していくこと。
念根・・・仏の教えを信じて忘れないこと。信をいつまでも持ち続けること。
定根・・・心が信により定まっていること。
慧根・・・すべてのものの真実の相を見ること。
「五力(ごりき)」
信力・・・「信根」により、「邪信」を破ることができる。自分の可能性を信じること。
精進力・・「精進根」により、「懈怠」を破ることができる。自分の可能性を信じる気持ちを強めていくこと。
念力・・・「念根」により、つまらない「邪念」を打ち破ることができる。自分の可能性を信じ続けること。
定力・・・「定根」により、心の乱れがなくなり「邪想」を破ることができる。
慧力・・・「慧根」により、諸々の迷いの「諸惑」を破ることができる。
(えりき)
別の方のコメントが簡潔にまとまっています。
1.信:真なるものに、わが身わが心を委ね切ること。遠くに見定めた目標にいささかもブレない気持ち。
2.精進:目標達成の努力を継続する。
3.念:目標を常に確認する。
4.定:その目標に一点集中する。
5.慧:物事の本質を洞察する。
これら信、精進、念、定という心のはたらきがダイナミックな流れとなった時・・・
慧が立ち現われ、目標達成がなされる。
■参考(仏教の教え)
・お釈迦様の教え
・七科三十七道品( 四念住・四正断・四神足・五根・五力・七覚支・八正道)
■奈良県公式ホームページ:奈良県平成22年度予算
■マスコミの報道内容
・毎日新聞1 ・毎日新聞2
・朝日新聞 ・日経新聞
奈良県は大きな企業があまり進出してなく、法人税収が見込まれず、
中心となる住民税も人口の減少と高齢化で先行き縮小になるのは間違いなく、
財政面での課題が大きいので、観光を中心とした産業の活性化で昼間・交流人口を
増やして行くことが大事になるのでしょう。
道州制になった場合の関西における「奈良」のポジショニングが明確になれば、
もっと「選択と集中」の構想が描けるのでしょう。
具体的には、工業誘致などは大阪・兵庫・和歌山の臨海地域にまかせ、
奈良は知事のポストベットタウン構想に反しますが、環境に力を入れて最高のベットタウン化、
老人が社会的に生き生きできる活動の場の創出と観光の活性化に注力し、関西地域での
税金の配分方法を役割分担論できちんと主張するなどの道もあるのでしょう。
しかし、目の前に日々の県政の現実があり、舵取りが難しいでしょう。
今回の構想で気になったのは、将来のことも考えて、現状の市町村の単位のままで
良いのかという疑問に答えていなかったように思いました。
資料は計画の根本になる「奈良の未来を作る-5つの構想案」、構想案に基づく「主な政策集」、
H22年度の具体的な予算計画「奈良県行政運営プラン2010」が配布されました。
荒井知事の説明は、予算の基本となるビジョンの説明だけでした。
冒頭、知事は構想の位置づけを仏教の教えの「五根五力」から話だしました。
荒井知事は、博識で文化人ですねぇ。
■五根・五力
「五根(こん)」は私達が信心を定める根本になるもの。あるべき姿。五つの能力。
「五力(ごりき)」は『五根』により間違った思想を打ち破る『力』が生ずること。五つの行動力。
「五根(こん)」
信根・・・仏の教えを信じることを生活の根本とする。
精進根・・心を純一にしてその信心を増していくこと。
念根・・・仏の教えを信じて忘れないこと。信をいつまでも持ち続けること。
定根・・・心が信により定まっていること。
慧根・・・すべてのものの真実の相を見ること。
「五力(ごりき)」
信力・・・「信根」により、「邪信」を破ることができる。自分の可能性を信じること。
精進力・・「精進根」により、「懈怠」を破ることができる。自分の可能性を信じる気持ちを強めていくこと。
念力・・・「念根」により、つまらない「邪念」を打ち破ることができる。自分の可能性を信じ続けること。
定力・・・「定根」により、心の乱れがなくなり「邪想」を破ることができる。
慧力・・・「慧根」により、諸々の迷いの「諸惑」を破ることができる。
(えりき)
別の方のコメントが簡潔にまとまっています。
1.信:真なるものに、わが身わが心を委ね切ること。遠くに見定めた目標にいささかもブレない気持ち。
2.精進:目標達成の努力を継続する。
3.念:目標を常に確認する。
4.定:その目標に一点集中する。
5.慧:物事の本質を洞察する。
これら信、精進、念、定という心のはたらきがダイナミックな流れとなった時・・・
慧が立ち現われ、目標達成がなされる。
■参考(仏教の教え)
・お釈迦様の教え
・七科三十七道品( 四念住・四正断・四神足・五根・五力・七覚支・八正道)
■奈良県公式ホームページ:奈良県平成22年度予算
■マスコミの報道内容
・毎日新聞1 ・毎日新聞2
・朝日新聞 ・日経新聞
奈良県は大きな企業があまり進出してなく、法人税収が見込まれず、
中心となる住民税も人口の減少と高齢化で先行き縮小になるのは間違いなく、
財政面での課題が大きいので、観光を中心とした産業の活性化で昼間・交流人口を
増やして行くことが大事になるのでしょう。
道州制になった場合の関西における「奈良」のポジショニングが明確になれば、
もっと「選択と集中」の構想が描けるのでしょう。
具体的には、工業誘致などは大阪・兵庫・和歌山の臨海地域にまかせ、
奈良は知事のポストベットタウン構想に反しますが、環境に力を入れて最高のベットタウン化、
老人が社会的に生き生きできる活動の場の創出と観光の活性化に注力し、関西地域での
税金の配分方法を役割分担論できちんと主張するなどの道もあるのでしょう。
しかし、目の前に日々の県政の現実があり、舵取りが難しいでしょう。
今回の構想で気になったのは、将来のことも考えて、現状の市町村の単位のままで
良いのかという疑問に答えていなかったように思いました。