ＢＭＷの電動スクーター「E-Scooter」

BMW Motorrad Innovation Day 2011で電動スクーターのコンセプトモデル
「Concept Vehicle E-Scooter」が発表されました。
この未来志向の乗り物は、地方都市と市の中心部を結ぶコミューターとして考案されました。
4輪関係のスパイフォトで見るのと同じテスト車迷彩カラーです。

モーターやバッテリーの配置については下の写真やYouTube動画を見ると分かります。
バッテリーケース自体がフレームの一部になっているようです。

ＢＭＷはガソリンエンジンのスクーター「Concept C maxi-scooter」を1年前に発表し、
続けて電動のスクーターを発表し、その出来栄えは市販化目前といっていい完成度です。

ドイツでは環境対応に向けて官民一体となり、開発に注力しているようで、
ＢＭＷは世界標準規格へ向けて牽制するようなスタンスも感じられます。
日本のバイクメーカーも頑張ってください。


■ＢＭＷ「E-Scooter」の特徴
・一回の充電での航続距離が100km（回生ブレーキ装備）
・600ccのビッグスクータークラスのパワー
・2人乗車時に高速道路を走行しても、最高速を持続させ、安全に追い越し走行が可能
・同乗者がいても、急な斜面での坂道発進も容易にこなせる能力
・日本の家庭でも充電でき、フル充電まで3時間の高速充電
・ハブモーターはなく、バッテリー後部に設置された電動ユニットからベルトを介して後輪を駆動
・二次駆動があり、スイングフォークのピボット同軸上にマウントしたプーリーで変速
・回生ブレーキシステムを持ち、10〜20％航続距離が伸ばせる
・ラジエターを備える水冷方式でモーターとコントローラーを冷却
・次期都市型交通網整備のため、ドイツ環境省が資金提供


■YouTubeの動画