キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

通勤時の読書 「日本文化の形成」宮本常一

2008年12月07日 |   └─宮本常一
ここ2週間ほど、通勤時に読んでいた本。

私の通勤は、15分足らずの乗車時間の対して乗換えが2回あり、
ちっとも落ち着いて読書できないので、「通勤本」に決まると、
遅々として進まない。
この薄い本に2週間かかりました。

このほか、「夜寝る前用」という本もあり、こちらも進みません(笑)





日本文化の形成 (講談社学術文庫)
宮本 常一
講談社

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宮本先生が、生涯をかけて歩きとおした日本各地のフィールドワーク(というより旅?)と膨大な読書(資料研究)から導き出された、「日本人はどこからきたか?」論。

いつもながら、宮本さんの文章は読みやすく、分かりやすい。

【日本人のルーツ】【日本民族とは?】
なんていうテーマには、深い興味があります。

この本もひとつの仮説なのでしょうけども、非常に面白かったデス。



これは「夜寝る前用」の本。

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村の若者たち
宮本 常一
家の光協会

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ずいぶんと古い本なのですが、当時の地方の田舎に住む若者の苦悩が描かれています。
よんでていて胸が痛くなりました。

ここに書かれている「若者」は自分の親の世代ですが、私自身を振り返っても、田舎生まれではありながら、結局根付くことなく、都会を目指してしまってますし。

この本に書かれている「社会」の一員だなぁと実感。

「日本」とはなにか 米山俊直著 ・・・大学で学んでないこと

2008年11月08日 |   └─宮本常一
「日本」とはなにか ―文明の時間と文化の時間
米山 俊直
人文書館

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何気なく図書館で手に取った本です。
表紙がきれいで、まだ新しい本だったので借りてきました。


米山俊直さんのことは良く知らなかったのですが、宮本常一氏の本の中に、アフリカのフィールドワーカーとして登場しました。
60歳を超えた宮本氏の初海外旅行~アフリカ~で、仲間にはぐれて、立ち往生しているときに、宮本氏は米山俊直に紹介されていた現地の人の名前を思い出し、それで仲間となんとか無事に出会うことができる・・・・という話がちらっと出てくるのです。


そんなわけで、京都大学の先生だということくらいしか知りまませんでした。
しかも、私の頭の中ではいつのまにか、社会学者の「加藤秀俊」氏とごっちゃになっていて、もうなにがなんだか・・・・
のテキトーなレベルです。

この本は、米山さんが2006年に亡くなってから出版されたもので、遺稿集のようなもののため、いろんなテーマの文章がごっちゃになっています。
集大成的な意味もあるものなのかもしれません。
読みやすかったです。




この本を読んでいくうち、だんだん、私の周りの世界が閉じてくるのを感じています。

世界が閉じるという言い方が、適切でなければ「輪がつながってくる」といってもいいです。

父に紹介されて読み始めた、私のこれまでの知識に全くなかった「宮本常一」という人の仕事を追っていく中で、私は、周りの世界がどんどん広がるように感じていました。
知らないことばっかりだし、
「へ~!!」の連続で、ページをめくるたびに目からうろこが落ちる。
世界が再構築される感覚がとても心地よいものでした。



米山さんとかは、その次の世代の人になるのだと思いますが、この本の中には、学生のころ「読め」といわれた本だとか、友人連が熱く語ってた学者の名前とか(当時の私にはちんぷんかんぷん)がどんどん登場するのです。
ちなみに、ごっちゃになっていた「加藤秀俊」氏も登場。
こないだまで読んでいた宮田登氏も、モチロン、宮本常一も。



うまくいえませんが、望んでがんばって受験勉強して、やっと入学した大学で、いざ学部が始まったら勉強についていけず(?)に落ちこぼれてしまった私でしたが、やっぱりこの分野にかえってきたんだな~という感慨があります。




本棚を見たら、「同時代の人類学」という米山俊直氏の本を持っていました。
もしかしたら、学生時代にレポートを書くために買ったのかもしれません。


ちなみに、米山さんとごっちゃになってた、加藤秀俊氏は、
ご自身のホームページをデータベースとして開放されており、
絶版の本がそこで読めたりします。
1982年の「わが師わが友」
http://homepage3.nifty.com/katodb/doc/wagashi/wagashi_index.html
これ、面白いです。






今からなら、勉強できるかも。

比較文化論も、歴史地理学も、文化人類学も、人間論も、20世紀芸術論も今なら受けてみたいし、レポートも書いてみたい。
課題図書も読めそう。
あのころ、ちんぷんかんぷんだったものも、今なら理解できそうな気がします。
気がしてるだけかもしれませんが。




大学行ったの、ムダじゃなかったんだな~。
成長に時間がかかる人間なのだと、つくづく感じます。



それで、なんとなく嬉しいのです。


大学では何も勉強しないで卒業しちゃったけど、これからの一生を自分の興味のあるテーマについて学んでいけるのは楽しい事です。

これから、勉強しよぉっと!
単位のためでなく、卒業のためでなく、タダ単に自分の好奇心のために。
のんびりと。







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ちくま日本文学全集 宮本常一

2008年10月31日 |   └─宮本常一
宮本常一祭りも、この本で暫く休憩。

この本は、エッセイ集のようなつくりで、いろいろな本から、読みやすいいい話を抄録してあります。

「海をひらいた人々」や「維新のあとさき」はとても面白かったし、
生後50日で夭折した我が子へささげた「萩の花」はじーんとしました。


この本を読み終わった後、図書館へ返しに行き、
そのまま宮田登氏の本を借りてきました。

『「心なおし」はなぜ流行る』
くらい。
暗すぎる・・

今一生懸命読んでるところでしけど、
犯罪の話が多いので(それはそういうテーマの本だからだけど)
ズン、と気持ちが沈みます。

宮本さんの本は、救いがちりばめられてて、その点がはまった理由かも。



ところで、宮田登先生は、私の大学の先生でした。
とても近いところで講義をされていて、私の友人の指導教官だったような気がします。

が、「妖怪の先生」という印象が強く、
一度も講義をとったことがありませんでした。
だって、妖怪とか・・・こわいんだもーん。

民俗学の近くにいながら、民俗学に手を出さなかったのは、
宮田先生の妖怪学にあったんでは?
といまさらながら思ったりします。

うちの近所の図書館には宮田先生の著作集が開架されています。
すごい先生だったのでは?
身近にいながら教えを請わなかったのがもったいなかったかな。


これから少しずつよんでみようとおもいまする。




この本のあとは、米山俊直さんの本も読もうと思います。




宮本常一 (ちくま日本文学全集)
宮本 常一
筑摩書房

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宮本常一の台湾旅行

2008年10月27日 |   └─宮本常一
昭和54年(1979年)9月

9/10 朝 羽田発→桃園空港 台北へ(美麗華大飯店泊)
9/11 台北→(飛行機)→台東 同行者の知人を訪ねてプユマ族の南王村へ。台東泊
9/12 台東→(飛行機)→蘭嶼 観光バスで島内一周 紅頭村のヤミ族の家を訪ねて話を聞く ホテル泊
9/13 蘭嶼 紅頭村→(徒歩)→野銀社 船を作る話を聞く 午後バスで紅頭村までもどり、夜また近所の人たちに話を聞く
9/14 蘭嶼→(飛行機)→台東 台東市内の同行者の知人宅に泊まる
9/15 台東→(汽車)→玉里→楽合→(バス)→瑞穂 ホテル泊
9/16 瑞穂→(車)奇美村途中まで→瑞穂→(汽車)→光復→(バス)→豊浜→(徒歩)→八里湾 地元の人の家に泊まる(その場で交渉した?)
9/17 豪雨のため、八里湾でいろいろの話を聞き、地元の宴会(当兵の若者の送別会)などにも参加
9/18 八里湾→豊浜 豊浜泊
9/19 豊浜→台北 台北泊
9/20 台北→東京 帰国

30年近く前だから、あっちこっちで日本語が通じ、宮本氏は、
日本でするのと同じように土地の人からどんどん話が聞けたそうだ。

同行した人が、原住民の民俗調査をしていて、台東県、花蓮県あちこちに
知り合いが多かったこともあり、初台湾にもかかわらず、
わずか10日の旅行で、ばしばし調査してます。
すごいです。

また、台北と台東以外は、私の全然行った事のないところばかりなのも、
驚きます。原住民の村にほとんど行った事ないので、そうなりますね。


宮本常一、アフリカとアジアを歩く (岩波現代文庫―社会)
宮本 常一
岩波書店

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宮本常一、アフリカとアジアを歩く

2008年10月16日 |   └─宮本常一
宮本常一、アフリカとアジアを歩く (岩波現代文庫―社会)
宮本 常一
岩波書店

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60歳を越えて初めての海外への旅。
しかも初海外は、ケニア、タンザニア。
すごいな~。

アフリカでも畑を見ると、収穫量や肥料の具合、何人養えるか・・・
言葉が通じなくても分かってしまう。

お百姓さんって、すごい。


この後、台湾にも出かけています。
まだそこまで、読み進めていませんが、楽しみ。

女の民俗誌 宮本常一

2008年10月13日 |   └─宮本常一
女の民俗誌 (岩波現代文庫―社会)
宮本 常一
岩波書店

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目からうろこの話がいっぱい載っています。
いままで私が日本の文化、歴史、習慣 だと思っていた事が覆されます。
もちろん、全てではないのでしょうけど、「こんなことも確かにあったのだ」と
宮本氏に説得されていくようです。


●対馬の18回結婚したおばあさんの話
 離婚するのは簡単で、だれでも2~3回は、普通に繰り返す。
 「悪い亭主にそうのは一生の不幸だから。
 若い頃にほれあったのは、どうも本物ではないようだ。」

●昔は常に共働き。
 子供は年寄りに預け、男も女も出稼ぎする。
 つらい労働も気のあった仲間で協力して行う事でその中に「張り」を見出せた。

●若い女は家出する
 家出して都会で奉公する。
 そうして、外の文化を身につけ、経験を積む。
 そんな女でないと、結婚するときも価値がない。

●学校には行かないけれど、しっかり修行する
 家出でなくても、奉公に行く。
 いい家の娘ほど、武家屋敷や大きな商家などへ奉公に行く。
 それが、女たちに教育を与えることになる。
 他人の飯を食うということが、人間を育てる。

 

『家郷の訓』 ~子供の遊びについてしつもーん~

2008年10月05日 |   └─宮本常一
この本、もともと昭和18年に出された本です。
岩波文庫になったのは、1984年。

宮本氏の地元の生活が事細かにつづられています。
なんというか、彼の地元への愛情が、文章からにじみ出ていて、
感動します。


家郷の訓 (岩波文庫 青 164-2)
宮本 常一
岩波書店

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ところで、この本の133ページに、こんな一文がある。
「子供の遊び」という章にある、小さな子供の遊びに関する記述。

「時たまに男の子の鬼ごと遊びの仲間に入れてもらうと、カワラケと言って鬼につかまえられても鬼にならない存在として、ただ見習風に参加するにすぎない。それでも嬉しくて、ヨチヨチと走りまわるのである。」



これ、私の小さな時にも、このルール(?)ありました。
宮本氏は「カワラケ」と呼んでますが、違う呼び名でした。

なんていうのか、忘れちゃった。
「おみそ」「みそっかす」「おまめ」・・・
うーん、どれも違うような。



大阪出身の夫に聞くと「ごまめって言ってたかな~」とのこと。



この話、以前会社で何かの雑談の折に話が出たので、
その場の数人に聞いてみました。

そんなルールすらなかったという人もいて、
この風習の地理的分布、年代的分布に興味を持ちました。

それが、また、この本の中にも書かれていたので、さらに興味が湧いています。


おそらく、同年代の子供とだけ遊ぶような社会になっていると、
自分より小さい子を、そういう「カワラケ」やら「ごまめ」扱いにしてでも、
一緒に遊ぶと言う工夫は不要になるものでしょう。

今の子供たちには、そういうのあるのかな?


皆さんの育ったところでは、この風習ありましたか?
そして、それを何と呼んでいましたか?





とおもっていたら・・・
もうすでに調査してる人がいました。
おもしろい!

http://we.freeml.com/chousa/umeboshi.html


ここによると、九州は「みそっかす」「おみそ」みたいですけども。
なんか違ってたような気がする。

母に聞いてみましたが、よく覚えていないという返事。
しかたないですね。私が忘れてるんだもんね。

(私が忘れちゃったのは、住む場所と話す言葉が違ったからのような気がします。特に10歳までいた熊本県南とそれから18歳までいた県北、で言葉が違っていたのが大きい。子供の頃使ってた言葉の語彙が真っ二つにされちゃったからね~)

竹馬の話

2008年09月22日 |   └─宮本常一
書きたい事はいろいろあるのですが・・・
ちょっとまとまっておらず。

民俗学の本などを読みつつ、いろいろ考えたり、思ったり、
思いついてはネットで調べたりしています。

●竹馬の話

●西日本製紙坂本工場の話

●長崎軍艦島の話

●バケツで稲を育てる話

●この20年間の世の中の変化について


竹馬の話から・・・・

宮本氏は、多く山道を歩いていて、
田んぼが沢山作れないような山間にも人が沢山住みついていたことについて、
いろいろと書いています。
生活の糧としては、山間に少しだけ作った田んぼ、焼畑、木を使った道具を作ったり(木地)、炭焼き、林業、運搬・・・。

生活に必要な道具はほとんど手作り。
でも、全員が作れたわけではなく、上手下手もあり、
村のなかで作る人が決まっていたとか。


旅する巨人宮本常一―にっぽんの記憶
読売新聞西部本社,全国離島振興協議会,日本離島センター,周防大島文化交流センター
みずのわ出版

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この本は、多分新聞への連載をまとめたものかと思いますが、
宮本の足取りをたどった追跡取材です。

写真も含めて4ページの短い文章で、宮本の旅した場所と人を紹介する趣向の本となっております。
読みやすい。

その、121ページ
熊本の蘇陽峡へ旅した宮本の足跡を追っています。
この蘇陽峡でのキーワードは、美しい竹篭。


「やっと一軒の家の納屋のまえで竹篭を作っている人にあう。私はまずその美しさに目をうばわれた。」


この宮本の文章は、前に読んだ「私の日本地図 阿蘇・球磨篇」に載っています。

記者は、宮本の写真に写る篭を作ってる男性を探して歩きます。
その方自身は、すでに亡くなっているものの、近所の人から、宮本の取材(?)当時の、村の暮らしなどが語られます。




それで竹馬の事を思い出しました。

小学生高学年の頃、祖父に連れられて山の方の農家へ行き、そこのおじさん(おじいさん?)に竹馬を作ってもらいました。

そのころ、学校にもスチール&プラスチックで作られた竹馬がありましたが、私達のは正真正銘の”竹”馬!
とても丈夫で、かなり乱暴に扱いましたが、ずいぶん遊ばせてもらったと思います。


あらかじめ、話はしてあったのでしょう。
私たちが行くと、おじさんはちょうど竹馬にするのにぴったりの太さの青々とした竹を持って来て、農家の家の前庭みたいなところで作業を始めました。


作る工程も面白く、特に足を乗せる部分(1本の竹の中心部分を片側だけ削り、ぐーんと湾曲させて、支柱に巻きつける)とその部分を支える脚の取り付け(支柱と脚を乗せるところそれぞれを三角にくり貫いて、つっかえ棒のように差し込む)がすごく面白くて、今でも覚えているほどです。

そのおじさん、祖父の知り合いの方だったのでしょうけど、後にも先にもそこへ行ったのは一度きりのような気もしますし、どこだったのかも覚えていません
(両親に聞けばわかるかな?)
お父さんお母さん、あれは「山西」の出来事でしょうか?
ところで、「山西」って西原村?


今にして思うと、あのおじさんは、竹馬作りの商売をしているはずは無いので、きっと、宮本の本に出てくるような、日常的に竹で道具を作ったりしてる人だったんでしょうね。
で、竹馬とかも子供の遊び道具で時々作ってた人だったのではないでしょうか?


数年前、小金井の「江戸東京建物園」へ行ったとき、
移築された古民家の庭に、竹馬がありました。
(ちゃんと竹で出来てた!)

来場者が大人も子供も(いや、どっちかっていうと大人が)楽しそうに遊んでいました。

私も20数年ぶりくらいに乗って楽しみました。
でも同行の都会育ちの夫は、竹馬初体験といってました。


小さい頃に、手作りの竹馬に乗って遊んだ人どのくらいいるのかな?
興味あります。



後日談

この記事を読んだ実家から連絡あり、
竹馬は父も作ってくれたとか。

とすると、作るところを間近で見ていたのは、父だったのかも。

記憶って、どんどん不鮮明になるのですね。

「庶民の発見」 宮本常一著

2008年09月21日 |   └─宮本常一
評伝を読んだので、次は宮本氏の著作を読む番です。
雑誌にかかれたものを集めた本。
これまでに読んだような内容も多いですが、半分は新鮮な内容。

このヒトは、暮らしのためにやたらめったら文章を書いていたそうなので(雑誌に)似た様な文章があちこちにあるのでしょう。

文庫になってるものとか、出版年代が新しいものとか、
ついついそういう読みやすそうなのばかりを選んでいるので、
似通ってしまうのかな。

とはいえ、やはり面白いですが。


庶民の発見 (講談社学術文庫)
宮本 常一
講談社

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『旅する巨人』―宮本常一と渋沢敬三

2008年09月20日 |   └─宮本常一
一日で読み終わりました。
宮本常一と渋沢敬三2人の評伝。
大宅壮一賞をとった本だそうで、なかなかに面白いです。

渋沢敬三氏についての部分は、新しく知ることも多く、
読み応えあり!

最後は、ちょっと泣きました。
宮本氏の奥さん、エライ!

光ばかりじゃないのが人の人生ですね。


これからもしばらくは、外の人が見た宮本常一の評伝などと、
宮本自身の本を交互に読んで行こうと思います。

旅する巨人―宮本常一と渋沢敬三
佐野 眞一
文藝春秋

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いろんな本が出てますな~

2008年09月04日 |   └─宮本常一
宮本常一―「忘れられた日本人」を訪ねて (別冊太陽 日本のこころ 148) (別冊太陽 日本のこころ 148)

平凡社

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今読んでいます。
この本の最後の方に、周防猿まわしを復活させた村崎修二という人の文章が載ってます。
この人は、被差別開放運動をしていた中で、宮本常一と出会い、猿まわし復活の活動を始めていくのだそうですが、宮本氏の問題へのスタンスがココにも書かれていて、興味深いものがありました。

自分の中に、一本筋の通った行動規範というか、信念がある人は魅力的だなぁ。
と思います。

読み始めました~ 宮本常一 対談集

2008年09月01日 |   └─宮本常一
日本人を考える
宮本 常一
河出書房新社

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結構面白いです。
前の対談集はあまり面白くなかったのですが。
図書館の貸し出し期限は明日まで。
読み終われるかな???

2008.9.3追記
返却期限は昨日だったのに、まだ読み終わっていません。
何とか今日中に返さなくては!

面白くない本なら、途中でも返すところですが、
今回はとっても面白い!!
必死になって読んでます。
昼休みに、近所の整形外科で電気治療を受けるわずかな時間も
読みました。
駅のエスカレーターでも・・・(危険)

宮本常一が見た日本

2008年08月27日 |   └─宮本常一
今読んでいます。
宮本氏本人が書いた自伝「民俗学の旅」と内容がかぶってるんですが、
書いてる人が違うので、興味深いです。
おもしろい~。

宮本常一が見た日本
佐野 眞一
日本放送出版協会

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ところで、今週実家の父が周防大島へ行ったらしい・・・。
報告を聞きたいものです。
お母さん、お父さんにレポート書いてっていっておいて下さい。

私の写真もありそうな・・・

2008年08月23日 |   └─宮本常一
「民俗学の旅」と平行して読んでる本。
宮本常一の写真に読む失われた昭和
佐野 真一
平凡社

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「民俗学の旅」は文庫本なので、主に通勤時に。
この本は、大きいので家で。


写真集は、以前に大きなものを借りて読みました。
ネット上にすごいデータベースも有ります。
http://www.towatown.jp/database/

写真だけでなく、解説がついているところにこの本のよさがあります。
両親や自分の子供時代が写っていそうな感じです。


トップの写真は、熊本の荒瀬ダムをバックにした、2歳の私です。

YOKOの好きなもの羅列

(順不同)地図、河岸段丘、保存樹木、宮本常一、縄文時代と日本の古代、文明開化と江戸時代、地方語、水曜どうでしょう、シャーロック・ホームズ、SHERLOCK(BBC)、陳昇、John Mellencamp、Kate Bush、イ・スンファン、カンサネ、1997年以前の香港映画、B級コメディー映画、SNL、The Blues Brothers、台湾、旅行の計画、イタリア、エステ、宮部みゆき、ショスタコーヴィチの交響曲5番、森川久美、のだめカンタービレ、くまモン
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