キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

ツブラジイ(椎の実)

2008年08月15日 |   └─宮本常一
せっせと読んでいます。

「忘れられた日本人」の舞台を旅する----宮本常一の軌跡
木村 哲也
河出書房新社

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8/17(日)読了。

この本の中に「サツマイモともち米を混ぜたもち」というのが出てきて、
この著者の出身の高知と対馬・五島にしかないようだということが書いて有りましたが。
熊本では食べますよ。
あんこを入れたり、まぶしたりして「ぼたもち」と呼んでいます。

そのことじゃないのかな?

  2018.9.3 追記
  どうもそれとは違うらしい。
  サツマイモを切って蒸して乾燥させたものと餅を混ぜるものだそうだ。



それと、椎の実を食べる話。
「椎の実を拾ってきて、炒って食べる」って話も出ていました。
著者は高知では食べたけど、東京の人に渡したら捨てられたという経験を書いていました。

私も子供の頃、椎の実食べてました。
どんぐり拾いの一環で椎の実も拾うんだけど、コレだけは食べられるのが楽しかった。
でも炒って食べたりしなかった。
拾ってそのまま黒い皮をむいて、白い中味を食べたように覚えています。
幼稚園のとなりの五所神社の境内で。

あれは椎の実じゃないのかな?


と思ってネットで検索してみたら、私の記憶の中にあるのとは形が違ってた。
丸くて、つるんとしてて、大きさは真珠くらい。
椎の実だと思いこんでましたが、あれは何だったんだろ?





探し当てました!


以下のサイトに有りました。
http://www.kiifudoki.wakayama-c.ed.jp/shokubutu/kensaku_1.htm

「ツブラジイ」というものだそうです。

これです、これです。



あ~すっきりした~。

「忘れられた日本人」を読む を読む

2008年08月10日 |   └─宮本常一
『忘れられた日本人』を読む (岩波セミナーブックス)
網野 善彦
岩波書店

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昨日は、1日お客様をお招きしてにぎやかに楽しく過ごしました。
暑い中お越しいただいた皆様、ありがとう。

さて、今日はその反動で(?)のんびり本読んで過ごしました。
(それとオリンピック観戦。)

網野善彦さんは、宮本常一さんの弟子なのかと思ったら、直接のつながりはないのだそうです。

講演会の再録だったためか、とても読みやすくあっという間に読み終わりました。

「忘れられた日本人」を10年にわたって、大学の講義のテキストに使ったとのことで、若い世代に分かりにくい部分の解説なども盛り込まれており、その点も興味を持ちやすいものでした。

「もののけ姫」に「」が描かれているとか、全く気がつきませんでした。
歴史に興味はあるものの、そういうことへの知識はほとんどないのを痛感。
読んでていて新鮮です。



「忘れられた日本人」 宮本常一著

2008年07月31日 |   └─宮本常一
忘れられた日本人 (岩波文庫)
宮本 常一
岩波書店

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今読んでる本です。
まだ途中ですが、めちゃくちゃ面白いです。
今まで知らなかったのが悔しいですが、今出会えてよかった。
そんな本です。

先日、熊本に帰ったときに、父から
「宮本常一を知ってるか、この人の本は面白いぞ」

という話を聞き、一度読んでみなくちゃ!
と思っていたもので、一番はやく手に入ったのがこれでした。

父は、「塩の道」をすすめてくれたのですが、この次に読む予定。


夏休みの読書は、日本民俗学を旅することに決定!
宮本常一氏の本をいろいろ読んでみようと思います。


日本人でよかったな~。
日本人の歴史の中には、こんな、豊かなものがあるんだな~。
歴史の表には出なくても、貧しくても、名を残さなくても、代が代われば忘れられる存在でも、

豊かな人間の営みがあったんだな~。

と、自分の存在に自信が湧いてくる。
そんな本です。

未読の方、オススメします。
図書館にも入ってるはず。

YOKOの好きなもの羅列

(順不同)地図、河岸段丘、保存樹木、宮本常一、縄文時代と日本の古代、文明開化と江戸時代、地方語、水曜どうでしょう、シャーロック・ホームズ、SHERLOCK(BBC)、陳昇、John Mellencamp、Kate Bush、イ・スンファン、カンサネ、1997年以前の香港映画、B級コメディー映画、SNL、The Blues Brothers、台湾、旅行の計画、イタリア、エステ、宮部みゆき、ショスタコーヴィチの交響曲5番、森川久美、のだめカンタービレ、くまモン
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