横浜に来てから近隣に博物館資料館が多いことに気がついた。休みのたびにできるだけ出かけているけどまだ全館制覇までは遠い。
こういう博物館に共通のパスなんかあればいいのに。(東京にはある。東京に住んでいるときに利用すればよかった…)
せめて、年間パスポートはないのか?
博物館に行くたびに少し気をつけていたところ、ついに年パスのある博物館に出会った。
企画展も含めた共通の入館料は300円で、年パスは1500円。5回以上行けば元が取れる計算。そんなに行くだろうか?と思ったが、もうすでに4回行ってる。
展示も面白いのだけど、私の目当てはユーラシア文化館にある小さなライブラリー。シルクロード関係、美術関係、横浜関係の本が置いてある。
そしていつ行ってもすいているので、時間があるときに行っては本を読んでいる。(図書館より近い)

今読んでいる本はこれ。
「横浜華僑の記憶 : 横浜華僑口述歴史記録集」中華会館, 横浜開港資料館編(2010.10)
元横浜開港資料館の研究員で、今ユーラシア文化館の副館長をされている、伊藤泉美さんがかかわった本。横浜華僑の古老にインタビューしたもの。(前に記事にした陳天璽さんもインタビュアーとして参加されてた。世界はつながる)
こういう「聞き書き」というのは面白い。読みにくい部分もあるけど、生の声だから面白い。
そのトップバッターとして登場していたのが、今日の記事のタイトルに挙げた「奇珍楼」先代店主の黄礼祥さん(1912~1999)。山下町(現中華街)で生まれて、お父さんが本牧十二天に「奇珍楼」をオープンするので引っ越し、関東大震災の時には12歳でかなり記憶が鮮明。震災後は一時神戸に避難、そして太平洋戦争中、海岸には外国人を住まわせられないという理由で、立ち退きを迫られ今の麦田町に移転したのだそう。
関東大震災の日は、学校をサボって(?)家にいたら出前を頼むお客が来たので家の場所を確認しにお客さんについていった、その帰りに本牧十二天の鳥居の前で揺れが来たらしい。鳥居が崩れてきて危ないとこだったとか。
ご本人はもう20年ほど前に亡くなられていて、いまはそのお子さんたちが店を引き継いでいるということで、行ってみた。うちから歩いて10分くらい。
店は古いが、お客は入っている。
2棟を中でつないでいる構造。休みの昼時だったので、当然のように相席になった。
グルメ誌にも載ってるようだけど、何も見てこなかったから何を食べたらいいかわからない。とりあえず、サンマーメンにした。
甘めの味付けで美味しかった。
店内には店の歴史の写真などが貼られていた。





