この夏オンラインで「夏期講習」を受講して、現場でもお話聞いてみたいなぁ、と思っていたら、登録したメアドに案内が届きました。
横田南嶺管長の日曜説教です。
無料ですが会場で聞くのは抽選らしい(コロナで人数制限してるのですね)。
抽選もクリアできたので、日曜日に早起きして行って来ました。

お寺に法話を聞きに行くなんて、考えてみたら初めてです。
高校の修学旅行で奈良の薬師寺で聞いたことはありました。
薬師寺のお坊さんのお話は名物になってましたね(今もそうかな?)
おぼえてないケド。
毎年お正月に行くお不動様の新春大護摩勤行でも法話があるにはあるのですがとっても短い。
この日曜説教はたっぷり1時間あります。
横田南嶺老師のお話はとても新しく、また聞きやすく、そして最後は相当崇高になるという感じです。今回は落語の「寿限無」まで披露されてびっくりしました。youtubeにもアップされていますので、ご興味ある方はこちらからご覧ください。
【日曜説教:令和4年7月】いのちは奇跡 | 臨済宗円覚寺派管長 横田南嶺老師
コロナ禍のため始まったネット配信ですが、会場で見ていたら、カメラや機材もしっかりされていて、専門のエンジニアの方(だと思います)が機材席にいました。会場で配られた資料などを配信の画面にも映し出すのです。すごい技ですね。
進んだお寺だなぁと思います。
法話が終わった後、希望者はそのまま「坐禅会」に参加できるとあったので楽しみにしていました。
坐禅は初めてです。
長年恒例になっているのでしょう、参加者の大半は慣れた様子で、椅子を片付け、座布団をもって整然と座り始めます。
初めてだけど大丈夫かな?と思っていたら
「初めての人や説明を聞きたい人はこちらへ」と案内があって、初心者チーム(10人くらいか?)は、係のお坊さんの説明を受けながら挑戦することができました。
説明⇒坐禅10分⇒休憩5分⇒坐禅10分⇒休憩5分⇒坐禅10分⇒休憩5分⇒坐禅10分 で1時間程度の坐禅体験となりました。

初心者なので「呼吸を数えることに集中しましょう」と教わったんですが、
いつの間にか夢の世界に入ったりして(寝不足だったんで)
難しいものですね。
円覚寺では警策を使うのをやめたと聞いていましたが、そのとおりでした。座っている人の間をお坊さんがゆっくり歩いて時々、パチンパチンと拍子木のような音を立てていましたが、あれが警策の代わりでしょうか?よくわかりません。
でも、脚のむくみが取れて、脚が軽くなった実感がありました。
また機会があったら参加してみたいです。
頭や心がすっきりする実感も得てみたいものです。
鎌倉円覚寺といえば、夏目漱石が当時の管長釈宗演老師のもと、参禅したお寺です。その体験が「門」とか夢十夜の「第二夜」などに書かれていますよね。
夏目漱石もくぐった門だなと思うとなんだかうれしい。
夏目漱石もくぐった門だなと思うとなんだかうれしい。
