朝日新聞がやってる音声番組「朝日新聞ポッドキャスト」を2年近く前から、熱心に聞いています。
新聞もデジタル版を講読していますが、昔から「新聞記事って日本語の意味は分かるけど、ニュースの重みがわからない」と思っていたのでニガテなんです。でもこの音声番組(好きな時に聞けるラジオみたいなもの)は、記事を書いた記者さんが登場して紙面に入りきらなかったことや、記事の背景などを実際に語ってくれるので、そのニュースがこの社会の中でどういう意味を持つのか、わかりやすく頭に入っていきやすいのです。
その「朝日新聞ポッドキャスト」(朝ポキ)が、秋分の日にリスナー参加型のイベントをやるというので応募して出かけてきました。
会場は築地にある東京本社です。
先日浜離宮ホールでのコンサートの時、初めて来た朝日新聞東京本社ビル。
きょうはその中でのイベントです。
イベント内は撮影録音禁止だったので、外にあったフォトコーナーをパチリ。
PODCASTというメディアの利用者は20~30代が多いらしく、このイベントも「就活生が~」とかいう話もあったりして、私なんて対象外かな~などと心配していましたが、年齢層的にはもっと上の方もいらして、ホッ。
考えてみたら新聞自体の講読層はもっと高齢層に寄ってるんですものね。
午前中は、音声事業に進出してるほかの新聞社の方も登場してのトークセッション。朝日新聞、東京新聞、沖縄タイムス、読売新聞、毎日新聞、神戸新聞、中国新聞の方がいらしてました。
皆さん「紙面」というのが主な戦場である新聞社で音声事業やってるってことで、社内で冷遇されてたりとか(?笑)お悩みが共通してるようでした。
皆さん「紙面」というのが主な戦場である新聞社で音声事業やってるってことで、社内で冷遇されてたりとか(?笑)お悩みが共通してるようでした。
そんな楽屋の話はともかく、音声の可能性には希望を持っていらっしゃるご様子。頑張ってほしいです!
午後は記者さんたちや、ゲストで招かれた人気ポッドキャストのパーソナリティーの方々との自由懇談タイム。その間に、番組収録体験や地階の新聞印刷工場見なども同時に行われたそうです。(そちらは少数の希望者の方のみ)
私は、普段朝ポキ番組内で話を聞いてる新聞記者の方と実際にお話しする方で楽しみました。
●政治記者歴約30年、酸いも甘いも知り尽くす 秋山訓子さん
●自らコードを書き、取材でサイバー犯罪を追い詰める 須藤龍也さん
●アフガニスタン・金正男氏殺害、特派員型事件記者 乗京真知さん
●アフガニスタン・金正男氏殺害、特派員型事件記者 乗京真知さん
のブースをまわり、お話してきました。
車座になって(椅子だけど)自由に記者さんに質問を投げ、それにこたえてもらうというもの。5人~20人くらいの人が増えたり減ったりしながら流動していくのです。これがすごくよかった!
喫茶店で話してるみたいなノリですよ。
秋山さんの政治家インタビューとか好きなので、秋山さんのブースには制限時間いっぱい90分貼りつきました。秋山さんのブースに来る皆さんは若い人も多かったんだけど、質問がめっちゃしっかりしてるので、うわ~私なんて発言できない~って一瞬気後れしましたが、喫茶店の会話のノリなのでえいっと質問もできました。
秋山さんの政治家インタビューとか好きなので、秋山さんのブースには制限時間いっぱい90分貼りつきました。秋山さんのブースに来る皆さんは若い人も多かったんだけど、質問がめっちゃしっかりしてるので、うわ~私なんて発言できない~って一瞬気後れしましたが、喫茶店の会話のノリなのでえいっと質問もできました。
大人になれた感じがする(笑)
サイバー犯罪の須藤さんは、Macの画面を見せながら取材時の写真なんかも使って、臨場感たっぷりに話してくれました。
「私のパソコンは大丈夫?」「マイナンバーって安全なの?」みたいな素人質問にも丁寧に答えてくれて、怖い話のなかにも安心感ももらえました。
海外特派員の乗京さんは、タリバンの話と妖怪アマビエの話を同じレベルで語ってらしてちょっとびっくり。目の前の興味や伝えたいことについて同じ熱量で飛び込んでいくお人柄が短時間でも伝わって、この人に会えてよかった。という気持ちになりました。
面白いイベントでした。
マスメディアの大会社でやったのに、なんか高校文化祭みたいなローカル感。
マスメディアの大会社でやったのに、なんか高校文化祭みたいなローカル感。
手作り感満載だったからかな?
「読者ホール」というスペースだったのですが、普段は社会科見学の小学生などが利用してるようです。記念撮影をしてその写真を入れた「号外」をお土産にもらいました。
これからも聞きますよ。
朝ポキ。