引っ越してからいろいろなことが変わった。大きな変化もあるけど小さな変化もある。
小さな変化を思いつくまま記録。
● 駅までの道のりが苦にならない
以前は駅まで5分だった。今は12分くらいかかる。
でも、不思議なことにこの12分という長さがなかなか良いことがわかった。
寒い朝も12分歩くとポカポカしてくる。以前はあたたまる前に駅についてしまい、ずっと寒いままだった。
歩く道が商店街なのと住宅地なのでは大違い。商店街を歩いていると、12分でも短く感じる。苦にならないのは、商店街の屋根の下を歩くと雨に濡れずに済むというのも大きい。
これまでずっと駅近に住むのがいいと思っていた。が、単に距離ではなくて、駅までの道のりに何があるかがもっと重要だと気がついた。
●ベクトルがいくつもある
これまで住んでいたところは、電車が主要な交通手段で、バス便はわずかだった。そのため、人のベクトルも 駅に向かう↔駅から離れる の一直線上。
よく散歩をしたけど選択肢が多くはなかった。
今の環境は鉄道が2本あり、バス便もうんと多い。人もいろんな方向に歩いている(感じがする) 何も予定がない休みの日などに「どこに行こうかな?」と思って選択肢がたくさんあるのはそれだけで楽しい。
●Cafeの効用
以前の住まいも良い環境だったのだけど、不満は近所に気軽に行ける喫茶店(禁煙席がある店)がなかったこと。仕事帰りにちょっと寄れる店がないのを残念に思っていた。途中下車するなら有るけど、ゆっくりしてからまた電車に乗るというのはちょっとおっくう。
今の環境は最寄り駅を降りて帰宅するまでに7 軒くらいカフェがある(全部気楽なチェーン店)。これは私にとってはかなり魅力。時々一時間くらい寄って、昔ばなし大学や中国語などの勉強をしたりすることもある。
仕事と家庭の間に少しの時間でも一人でゆっくりする時間を持てるって結構大事。
レストランや居酒屋ではだめで、やっぱりカフェがぴったり。
先日、コーヒーを頼んで、恒例のセンター試験問題に挑戦した。
●街の変化が速い
前の家は、町工場の多い地区の住宅地。
駅前には商店街や飲食店街もあったけど規模は小さかった。
今度は商業規模が前より大きいせいか、店の入れ替わりが激しい。
引っ越してきて半年のうちに、新開店、閉店などをたくさん見た。特に閉店が多い。「今度行ってみたいな」と思う店に限って、行く前に閉店してしまうような気がするというのは冗談としても、この年末だけでも、行ってみたいと思っていた店が4軒閉店してしまった。