キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

人新世の「資本論」斎藤幸平著

2021年02月01日 | ☆読書


SDGsは現代のアヘンだ。
エコバッグやマイ箸を持ち歩くことだけで満足してはいないか?

先月NHKの100分で名著に登場した先生の本。
番組はこの本の内容を紹介するような流れ。

図書館に予約したものの、凄い待ち人数。
新聞やネットやテレビなどで耳にして気になった本は図書館に予約入れてるが、話題の本はなかなか順番が回ってこない。

そこで、土曜日の散歩でとおりかかった本屋で購入。
そこでは週間ベスト2位(学術部門で)。
売れている!
ちなみに1位は「スマホ脳」。

2日で読了。
示唆に富む本なので時々は音読して夫に聞かせては話し合ったり。



このほんの著者、斎藤氏は34歳。
新進気鋭っていうのかしら、
切れ味が鋭く、非常に面白く読めた。

こういう本を読むときに心に浮かぶ
「だから私達はどうすればいいの?」
と言う疑問にもしっかり答えを出してくれる。

「行動するための本」だ。


難しいことも書いてあるけれども、だいたいは我々普通の人間に向けて書かれたメッセージでとても読みやすく心にひびく。
著者の情熱を感じるのだ。

買ってよかった。

資本主義システムがもう人々を幸せにしないことが明らかだと感じている昨今、この本がベストセラーになっていることに希望を感じる。


昨日の新聞記事(朝日新聞有料版)


2 コメント

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Unknown (sugi2122)
2021-02-09 14:22:57
悲しい事半分嬉しいことが半分=乗り越えたら感謝の日々
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sugi2122さま (YOKO)
2021-02-12 10:42:39
1人1人ができることって、そういうことなのかもしれないですね。
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