12月 2日(月)旅の集合地を、JR総武線“下総中山駅”北口にしました。
ところで、“下総”をひらがなでどう表記するか。
広辞苑も、JR東日本も、“しもうさ”です。
ついでに、上総(かずさ)は、南総で、下総は、北総です。
足取りも軽く友来て冬の旅 雨曇子
「これが、総門です。額に描いてあるのは、“お釈迦様没後日蓮上人が初めて法華経の教えを説いた法華道場”と言う意味で、江戸時代の終わりごろ、遠州掛川城主太田資順(すけより)の筆です」
「日蓮上人の像は、平成25年4月に建てられました」
「“正中山”“祖師堂”“妙法花経寺”の扁額は、本阿弥光悦筆です」
などと、いい気になって知ったかぶりを披露していたら、
「祖師堂の天水桶は、川口の鋳物だよ」とSさんに教えられた。
国宝「立正安国論」などを収蔵している聖教殿(しょうぎょうでん)の前に立つと、「南無妙法蓮華経」と、百日修行の僧たちが唱える大合唱が、地鳴りのように聞こえてきました。
荒行の知らるる寺の冬木立 雨曇子
同行のSさんは、俳人で、研究熱心。荒行のスケジュールをメモしました。
そして、参道の茶屋で休憩しました。
法華経寺の後は、“しおさい7号”で、一路“銚子”に向かいました。
次回は“銚子”のレポートです。