雨曇子日記

エイティライフの数々です

冬の旅      四万温泉へ

2014-12-04 19:34:30 | 大歩危トラベル

             

 

旧友“左&右”くんは仙台在住の人、俳誌「澪」同人で、編集も手がけています。

旅を終え、さっそく64句をFAXしてくれました。

 

               仙台から

          松籟に背中押されつ冬の旅

          旧友と旅より始む師走かな

          旅の朝位牌をろがむ供茶かな

          冬の旅手荷物迷う寒暖着

          初雪の予報外れて旅日和

          冬の旅一期一会は何ならむ

 

家を出ると、まだ暗く、松林に吹く風がゴウゴウと鳴っていたのですね。

旅仕度をてきぱきとはいかないまでも、兎に角済ませ、亡き奥様にご挨拶をされ、出発。好天気は何より。

 

               両毛線

 

          乗客は学生ばかり冬の旅

          冠雪の富士山(ふじ)遥かなり両毛線

          ひつぢ田や遮るものなく白き富士

          十二月スマホ片手に問題集

          八木節の発車ベルなる師走かな

          遠のけば又近づきて冬赤城山(あかぎ)

          空っ風裾野の広き赤城山(あかぎ)より

 

旧国名下毛野の“小山”より、上毛野の“高崎”まで、足尾山地の南麓、“八木節”の本場、栃木、佐野、足利、桐生、伊勢崎、と、両毛線の乗りつくしです。お疲れさまでした。富士が望めてよかったですね。

 

             高崎より吾妻線

 

          列車待つ時間も旅や十二月

          達磨の目ぎょろり高崎十二月

          通学生降りて暖房効き始む

          空っ風受けて風力発電所

          早口の列車案内師走かな

          空っ風ミニスカートの女子高生

          旧友と高崎で会ひ冬の旅

 

お待たせしました。無事に会えてよかった。

 

                   中之条町~四万川を遡る

 

             

 

          十二月選挙公示や中之条

          尻白く揃へ白菜売られをり

          あの人も又ポスターに十二月

          あの人の連呼を聞きし十二月

          山峡(やまかい)に選挙ポスター十二月

          山峡の屋号「くるまや」林檎売る

          山峡にソーラーハウス冬日受け

          急ピッチ雪崩防止の柵工事

 

             

                       あの人とは、この人?

 

四万温泉は、中之条駅前から路線バスで約40分。

草津1号で来ると、12:15 発に8 分の待ち合わせでした。


12月2日 上野から中之条へ

2014-12-04 10:09:36 | 大歩危トラベル

2014.12. 2(火) 上野駅で、札幌からの寝台特急カシオペア、北斗星の到着を待ったのですが、この時期は、両列車ともに運休期間中で、ただでさえ人気のない13~15番ホームは超閑散のたたずまいでした。

 

     

     

 

見られなかった寝台特急の代わりに、朝倉文夫作の彫像を眺めました。

 

    

 

「三相  知・情・意」は、朝倉文夫氏が、上野駅開設の明治16年生まれであることを喜んで、この像を台東区を通して寄贈したと台座の後ろに書かれています。

「昭和三十四年五月五日 日本国有鉄道」と、最後に記してありました。

 

草津1号は、予定通り上野を発車。快晴の関東平野を走りぬけ高崎駅に入っていきます。

 

     

             

             

             (どこだったか、線路脇にこんな大きな変電所があった)

             

 

高崎で仙台からの“左&右”君と無事合流し、赤城山を右手に眺めつつ中之条駅に着きました。

 

             

             

             

             

 

中之条駅で迎えてくれたのは、おびただしい干し柿。

 

     

             

              吊るし柿ホームに揺れる吾妻線        左&右

いずれ、駅利用者に振舞ってくれるのだそうです。