荒川区町屋の、創業から今年で56年、由緒正しい大衆食堂です。
「都電的よりみち処」「由緒正しい」は、2010年作成の「都電おさんぽ探検マップ」(東京都交通局)からの引用です。
テーブル4つ、小上がりに3つ、30人で満席という店です。
12時少し前に入ると、先客が6人いました。小上がりの座卓に4人いて、この一団の賑やかなこと。お酒が入っているせいか、40人ぐらいの音量で、さわがしく食事をしていました。あと一組は中年男女で、こちらは、大人しく食事をしていました。
メニューが多く、整った字できちんと書かれています。
何を選んだらよいか迷っていると、中年男女の女性の方が助言してくれました。
「ご主人が、今定食のメニューをボードに書いているわよ」
結局、ミックスフライ定食を頼みました。
これが、「ミックスフライ定食 800円」です。
食べ終わった時、隣席の女性が「おいしかった?」と聞きました。
「おいしかったよ。荒川区って安くおいしいものが食べられていい街ですね」
「いい街かどうか分からないけれど、洗濯物がよく乾く街ですよ」
「あら、乾く」
「なるほどね」
丸福食堂 荒川区6-42-7 03-3695-4026 7時~14時/17時~21時 休 木曜
昨晩は・・・ハムさん大勝でトラさん大敗・・・とほほ(涙)
と、それはさておき^^
「あら、乾く」=「荒川区」と発言したのは
中年女性では無く、雨曇子さんですよね(笑)
こんなウィットに飛んだ言葉が出てくるのは
雨曇子さんに違いないと!
それにしても、お品書きのひとつひとつが
魅力的なお値段ですね。
私だったらご飯とお味噌汁の他に5品くらい頼んでしまいそうです。
下町の食堂やさんですね、小上がりがあるのがいいですね。
見ず知らずの女性とフランクに会話できるところが下町ですね。
てっきりお店の関係者かと思ったけれど、どうやらそうではなく、単に常連の客らしいのです。
「都電的」というのは、こういうことかと思いました。
メニューが黒板にきっちり書いてあることに、そして値段がリーズナブルであること、料理が、丁寧に作られ、おいしいことに感心しました。