東西に長い手賀沼に平行する形で南と北に台地が延びていますが、南岸は手賀村、沼南町を経て現在は柏市です。
柏市立手賀中学校の生徒数が100人を切っていることからも伺えるように、手賀沼の南は過疎の地です。
台地の集落を結ぶ幹線道路が、鷲野谷の集落を抜けて谷地に下りていくあたり、香取神社への急な石段がありました。
登り切って台地の縁にとりつくと、鳥居があり、30mほど参道が奥へ通じていました。
天保9年(1839)再建のこの本殿、正面の“昇り竜”“下り竜”ほか、側面、裏面に至るまで、立派な彫刻が施してあります。
時が止まってしまったかのような境内です。
タイムスリップが起こるとすれば、こんな場所に違いありません。早々に退散することにしました。
帰りは台地上の小道に抜ける参道を通りました。
香取神社の本殿の彫刻、素晴らしいですね。
石段や参道もあって雰囲気もいいですね。
それにしても、弘誓院といい善龍寺といい、柏市には名刹がありますね。
散策する場所が近くにたくさんあって羨ましいです。
一つの原因は、人が車で移動するからだと思いました。
柏市では繁華な道路から一本ずれるだけで、たちまち数百年、所によっては千年以上タイムスリップしてしまいます。
これからも是非achikochi歩いて、
一本はずれたところの素敵な場所をみつけてください。