雨曇子日記

エイティライフの数々です

路線バス乗り継ぎの旅Z 第9弾 安房・白浜 ~ 会津・大内宿 

2020-08-18 13:53:00 | ローカル路線バス乗り継ぎの旅

8月17日(月)BSテレ東「ローカル路線バスの旅Z第9弾 千葉・白浜~福島・大内宿」を観た。

冒頭、房総半島白浜灯台が写り、レギュラーの旅人田中要次・羽田圭介さんが現れ、田中さんがいきなり「♬翼をください」を歌いだし、”今回のマドンナは~”というナレーションが入って、元宝塚月組リーダー真琴つばささんが紹介された。

「それで、どこへ行くの?」と真琴さんが尋ねて、このタイミングを見計らっていたかのようにスタッフの手が伸びて地図が渡された。ここで、初めて行先が福島県大内宿と知らされ、3泊4日の路線バス乗り継ぎ旅が始まるのであった。

なお、このシリーズは、3回続けて失敗するとレギュラーの旅人が総とっかえというルールがあり、前回、前々回と失敗した田中・羽田さんにとって後には引けない旅であった。

 

           第一日

ロケは 2019. 2. 26。同じ千葉県我孫子市の当日の気温は 7.9~11.7℃

一行は、白浜のバ ス停9 : 15 発で安房鴨川駅に。途中、道端に菜の花が咲いている。鴨川から、茨城県境の佐原方面に進むか、東京湾岸の木更津に進むか迷うが、人口も多く従ってバスの本数も多いだろうということで、木更津行に乗る。

木更津 からは、袖ケ浦、姉ケ崎、八幡宿と北上し千葉駅に着いたのは 19 :51。この辺で宿泊するのかと思いきや、更に佐倉まで足を伸ばしたので、この日合計で 6 . 5 km 歩いたこともあり、JR佐倉駅近くの佐倉第一ホテルに到着したのは 23 : 40 となった。この日は8本バスに乗った。

 

          第2日

昨夜遅かったのに、JR佐倉駅を 6 : 54 に出発し、以下、京成佐倉駅(京成線)~印旛日本医大駅(北総線)~布佐駅(JR成田線)~取手駅(常磐線)~土浦駅(常磐線)~水戸駅(常磐線)と、駅をつなぐコミュニティバスを利用し、実に 14 本のバスを乗り継いで 20 : 30 水戸京成ホテルに投宿できた。

 

          第3日

ロケは、2019. 2 . 28 朝から雨である。千葉県我孫子市のこの日の最高気温は 5 . 8 ℃。茨城県はもっと寒かったと思われる。

8 : 35 水戸駅北口始発のバスで出発。水郡線の駅のある上菅谷までは、比較的順調にきて 10 : 09 に着いた。しかし、次の目当て常陸太田駅行のバスは 13 : 35 までない。一行は、雨の中を少し歩いて「北投の湯 なか健康センター」を見つけ、休憩。

 

13 :59 に着いた常陸大田からも、行程は、容易ではなかった。1時間45分待って馬次入口、35分待って太子駅前、そこからも福島県には入れず下野宮に 19 : 12 にやっとたどり着くという状況。しかし、”バスがなければ歩けばいい”という突破力を持つ田中・羽田のレギュラー陣は真っ暗な山道、降りしきる雨の中を 4 km 歩き、福島県に通じるバス停「高地原入口」の始発時刻を確かめるのであった。

 

”この旅に付き合わされたマドンナ真琴つばささんは、たまったものではないだろうな”と思いながら観ていると、真琴さんは常に毅然としていた。弱音を吐かない。疲れを見せない。どこにいてもスターだった!

「ユーバル矢祭」泊。

 

          第4日

バス停「高地原入口」7 : 24 発、矢祭町を経由し水郡線棚倉駅前 8 : 45 着。9 : 35 始発のJRのバスで東北本線白河駅に向かう。一時間弱で着いた白河 のバス営業所で、一行は、最後の情報収集をする。

そこで、郡山、会津若松経由のルートが示されたが、それでは今日中には着けない。いろいろルートを検討してもらい、新甲子温泉から 13.7 km を歩けば、バスの出ている南倉沢に、そこから、会津下郷駅(会津線)~ 新湯入口と経由して大内下(目的地・大内宿)にたどり着けることがわかった。

このルートを行くには、南倉沢 16 : 45 のバスに乗らねばならず、13.7kmを2時間45分以内で歩くことが求められた。

このコースは実行可能なのか?営業所の職員でも意見は分かれた。無理派もいたが、前へ前へと進む意欲の強い一行はこのコースを採り、新甲子温泉行のバスに乗り込んだ。

13 : 15 、甲子山(1549)始め千メートルを超す山々に囲まれた国道289号。前途に5つのトンネルがある。最長は5km超。

時には走るように歩き、南倉沢のバスストップに 16 :15 に着いた。

そして、順調にバスを乗り継ぎ大内下に 18 : 15 到着!!

 

珍しく感極まった羽田圭介さんが言った。

「・・・真琴さんには、いろいろなものを背負わせてしまいました。・・・でも、お力を貸していただき、僕と田中さんの存続が決まりました。また、ピンチになった時はぜひお願いします。」

田中さんも目を潤ませていたようだ。

「お断りしまーす」

真琴さんのきっぱりした回答に、三人とも大笑いでこの旅は終わった。

(「タビリス」「バストリップ」の記事を大いに参考にさせていただきました)

 

 

 

 


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