【白神そだち あわび五能線弁当】(秋田駅)
[製造元](株)関根屋 平成30年12月1日購入 価格1,300円
こんなに沿線の景色と車両をメインにした駅弁の掛紙は見たこともありません。
それもそのはず、製造製元の関根屋とJR東日本秋田支社が連携して2015年(平成27年)9月から販売されている駅弁です。
販売開始に当たってJR東日本秋田支社は次のようにプレスリリースしています。
掛紙の裏がお品書きになっています。
出汁で炊いた味付け御飯の上にメインの「白神そだち あわび」煮がのっています。スライスされたアワビは少々甘めの味付けですが、丁度良いコリコリ感があり食べやすいものです。
その下には、寿司ネタよく見かける「とびっ子(トビウオの卵醤油漬)」が散らしてあります。
添えられているのは右から「みず醤油漬け」。シャキシャキとみずみずしい歯ごたえの山菜、みずのしょうゆ漬。
真ん中が「しそ巻き大根」。秋田県に伝わる漬物で、短冊切りの大根にしそが巻かれたたもので、パリパリとした食感としその風味、南蛮でしょうかピリリとした辛さがまた良いですね。
左は「椎茸味噌」。秋田県の椎茸は肉厚が評判。生産量も全国第4位です。辛みが効いているので日本酒が進みます。
デザートは「りんご煮」。辛い付け合わせの箸休めにもなります。
容器の大きさは10cm×10cmと小ぶりです。コスパに関しては意見が分かれる駅弁でしょう。
なお、「白神そだち あわび」とは、2011年(平成23年)の東日本大震災をきっかけとして、白神山地のある秋田県の日本海沿岸八峰町で廃校になった小学校の校舎に設置した水槽で、白神山地の湧水を含んだミネラル豊富な日本海の海水と、男鹿産の昆布を餌として養殖されていることから付いて名前です。稚貝の供給は国内から十分に調達できないことから韓国からおこなっているということで原料原産地「韓国」の表示があります。
ですから、養殖アワビであることを承知していないと、天然アワビと勘違いするなどして期待を裏切られたと感想を持つ方も出てきます。