【海鮮常長辨當】(仙台駅)
2022.1.11投稿
2007年(平成19年)11月10日 仙台駅で購入 価格1,100円
[製造元](株)ウェルネス伯養軒
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掛紙には、慶長遣欧使節支倉常長一行が乗船したサン・ファン・バウティスタ号の図面が使われています。
積み上げに向かない、おかずの折の上に御飯の包みをのせて、掛紙で包んでひもで十字にしばったものです。
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御飯は、舟形の笹に包まれた「春獲り小女子めし(白飯の上に海苔と小女子の佃煮が載っています)」です。
おかずは、上から田舎野菜の煮付け(人参・里芋・蕗・牛蒡)、その上が鯨の懐かし揚げ。帆立貝の照り焼き、厚焼き玉子、銀鮭塩焼き、昔ながらの石臼製法の笹かま、エリンギ茸のパン粉揚げ、透明カップにはほやのへそ味噌漬けと厳選たらこ炙り焼きが入っています。
小さい仕切りには、大根の味噌漬け、その下に蔵王こんにゃくのたらこ和えが入っています。
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海鮮と言っても生ものではなく、一手間掛けたおかずが沢山詰まっています。満足できる駅弁の一つでした。
名前の「支倉常長」は、仙台藩主伊達政宗の命により、1613年慶長18年)、幕府公認の慶長遣欧使節約180人の日本人リーダーとして、スペインやローマを目指して慶現在の宮城県石巻市月浦から出航した仙台藩士です。
お品書きの裏面に「支倉常長物語」が載っています。
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2017年(平成29年)5月20日 仙台駅で購入 価格1,200円
[製造元](株)ウェルネス伯養軒
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掛紙等外観には変更はありませんでした。
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御飯は、「春獲り小女子めし(白飯の上に海苔と小女子の佃煮が載っています)」で変更ありませんが、容器は竹皮風の紙に代わっていました。
おかずは、上から田舎野菜の煮付け(人参・里芋・蕗・牛蒡)、厚焼き玉子、焼タラコ、笹かまぼこ、さんまつみれフライ、帆立照り焼き、銀鮭塩焼き、かき佃煮。漬けものは、赤かぶ漬けと長なす漬け。
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見た目は品数に変わりがないように見えますが、個人的にはちょっと楽しみが少なくなったように感じました。
ウェルネス伯養軒の前身は、1850年(嘉永3年)に現在の宮城県仙台市青葉区国分町に開業した大泉屋旅館というから歴史は古い。
1890年(明治23年)大泉屋弁当部を設置し仙台駅構内で営業を開始し、その後駅弁の他、列車食堂にも進出した。
1938年(昭和13年)には、精養軒(上野)・東松亭(大阪、後の水了軒)・みかど(神戸)・東洋軒・共進亭等が共同で出資した日本食堂株式会社に列車食堂部門を譲渡し、1942年(昭和17年)に有限会社伯養軒設立し、東北地方最大の駅弁業者となった。
しかし、2005年(平成17年)に債務超過に陥った旧伯養軒の事業を引き継ぐため、現在の会社が設立された。