今日のお天気は風もなく晴れていて、気温も15度以上と今の時期としては温かい散策にはちょうど良い気候です。
散策路も整備されているようなので少し歩いてみたいのですが、ここまで来るまでに結構階段の上り下りがあり、少々膝がお疲れのようなので山を下りることにします。
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室堂滞在は1時間でした。
データーでは「一気に下山」という言葉がぴったりのような高低差です。
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立山高原バス 美女平行 途中、天狗平・弥陀ヶ原・弘法バス停があり乗降車可能ですが、各バス停に停車する車両と美女平までノンストップの直行便車両に分かれて運行するとのことです。
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直行便に乗車します。
室堂 12:40発 標高2,450m
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右手に天狗平が広がり、下に立山高原ホテルが見えています。
天狗平 12:45発 標高2,300m
下に雲海が広がっています。
道路脇には雪が降る前に春の除雪の目印となる6~9mの丸太ポールが既に設置されています。
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山容が分かりやすい剱岳が見えます。
弥陀ヶ原 12:55発 標高1,930m
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右手に弥陀ヶ原が広がります。
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このあたりの標高1,680m周辺は、立山黒部アルペンルートの「七曲」といわれる紅葉の名所ですが、雲海がそこまで迫っています。
弘法 13:05発 標高1,630m
「弘法」の地名は、弘法大師が地面に錫杖を突き立てたところ、清水が湧き出したという伝説に由来しているそうで、かつては清水が湧き出ていたそうです。
バス停近くには弘法大師の石像があります。
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標高1,250mの所には、落差は350mの日本一とも言われる称名滝が見える滝見台があります。天気が良ければ四段構成(一段目(最上部)が70m、二段目58m、三段目96m、四段目が126m)の滝を眺めるには絶好ポイントで、雨やガスがかかっていなければ、高原バスは一時停車するそうです。
滝見台には「聖観音菩薩」と「丸顔のお地蔵さん」の2つの石仏があります。
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更に下って標高1,180m付近の車道沿いに立山杉の巨木が立っています。美女平周辺にある立山杉の巨木としては、「不老樹(幹周り10.5m)」と「子育て杉(幹周り9.55m)」に次いで3番目に幹回りの太い、幹周り9.4mの「仙洞スギ」です。
美女平 13:30着 標高977m
ノンストップのため、所定より10分以上早く到着しました。
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ここ美女平の地名は、『美女杉』という「立山杉」の伝説に由来するそうですが、その伝説も、女人禁制の霊山である立山へ登ろうとした女が天罰にあい、杉へと姿を変えられたという伝説と、立山開祖とされる佐伯有頼を慕った美しい姫が1本の杉に『美しき 御山の杉よ 心あらば わがひそかなる祈り ききしや』と祈ったところ、後にその願いが成就して、2人はめでたく結ばれたという伝説です。
その伝説の杉を『美女杉』と言い、この美女杉のある一帯を「美女平」と呼ぶようになったそうです。
その『美女杉』と言われる立山杉が駅の横に立っていますが、なんと「2代目」だそうです。
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駅スタンプの絵柄は、立山杉とコマドリをイメージしたデザインです。
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『エキタグ』の絵柄は、「高原バス」と「美女杉」をイメージしたデザインです。
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立山ケーブルカーに乗って更に下ります。
立山ケーブルカー 立山行![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/6c/7b928bf829d29f62db7b6791a02ec05e.jpg)
路線距離1.3km、高低差487mを約7分で運行しています。
平均勾配は約24度ですが、美女平駅付近は最大勾配の約30度です。
美女平 13:40発 標高977m
立山ケーブルカーは、かつて黒部ダム建設用の資材を積んでいたので、ケーブルカーには珍しく荷台を付けることが出来ます。
今でもスキーや大きな荷物などを載せて運搬することもあるそうです。
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途中、2つのトンネルがあります。
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一つ目のトンネルの出口には行き違い設備があります。
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2つめのトンネルまでの間の右手には「材木石」という名所があります。
立山火山溶岩の柱状節理が崩れ、岩が柱のようになっていることから「材木石(柱状節理)」と呼ばれています。上部には節理ができた時の綺麗な並びがあります。
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立山駅到着間際に左手に見える線路は、立山砂防軌道や、立山砂防トロッコと呼ばれている、国土交通省立山砂防工事専用軌道のスイッチバックです。
立山 13:47着 標高475m
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室堂から標高差1,975mを、待ち合わせ時間も入れて1時間7分で下ってきました。
駅スタンプの絵柄は、ケーブルカーです。
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『エキタグ』も同じ絵柄です。
つづく