旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

立山黒部アルペンルート ラストイヤーの旅 14 最後は富山地方鉄道

2024-11-12 11:29:54 | 立山黒部アルペンルートの旅
 「立山黒部アルペンルート」の最後は、富山地方鉄道です。


富山地方鉄道立山線上り 普通 電鉄富山行
 発車10分前の改札アナウンスを聞いて、乗るか乗らないか迷いました。
 駅周辺を散策したい気持ちもありましたが、お天気のことや疲れもあって先発に乗ることにしました。


 駅スタンプもあるとの情報でしたが、『エキタグ』だけ収集しました。
 絵柄は「立山」「称名滝」「雷鳥」がデザインされたものでした。




 富山地方鉄道創立50周年にあたる1979年(昭和54年)から、1981年(昭和56年)までの3年間で15両が製造され、1980年(昭和55年)には鉄道友の会よりローレル賞を受賞している富山地方鉄道14760形電車。
 立山の紅葉をイメージした赤い背景に、白や茶、黒の羽毛に覆われた愛らしいライチョウの姿をあしらっている、『富山もようトレイン』というラッピング電車のようです。
立山 タテヤマ               14:00発


 常願寺川は、富山市の標高2,661mの北ノ俣岳を源に、ここで称名川と合流し、富山平野を経て日本海に注ぐ一級河川です。標高3,000m級の立山連峰から日本海までの56kmを一気に下るため、川の勾配は山地部で約1/30、平野部で約1/100の急流河川です。 駅を出て間もなく常願寺川に架かる真川橋梁を渡ります。


 心地よい揺れで、うとうと・・・車窓については、2006年(平成18年)10月10日発行と大分古い雑誌、「にっぽん列島 鉄道紀行第13巻 黒部渓谷鉄道・富山地方鉄道・アルペンルート」の『完全車窓ガイド』を参考にしてください。


本宮 ホングウ        14:11着 14:11発
有峰口 アリミネグチ     14:14着 14:14発
千垣 チガキ         14:16着 14:16発
横江 ヨコエ         14:22着 14:22発
岩峅寺 イワクラジ      14:27着 14:27発

 駅周辺に工場でもあるのかと勘違いしそうな、駅名標より目立つ『雪ちゃんの 日本海みそ』の大きな看板です。
 

 ここで列車交換です。
 同じ14760形電車ですが、富山の県鳥である雷鳥をイメージした白色とグレーの塗装にあずき色のラインが入ったカラーリングは新造当初の塗装です。
 立山黒部ジオパーク認定10周年を記念した「オリジナルヘッドマーク」を掲出しています。
 この編成は、立山黒部ジオパーク認定10周年を記念し、富山地方鉄道と立山黒部ジオパーク協会の共同事業として、立山黒部ジオパーク認定10周年記念『車内科学館号』だそうです。
 2両編成の車内全体を活用し、立山黒部ジオパークに関する展示解説を行っているそうです。




沢中山 サワナカヤマ     14:29着 14:29発
釜ヶ淵 カマガフチ      14:31着 14:31発
下段 シタダン        14:33着 14:33発
榎町 キエノキマチ      14:35着 14:35発
五百石 ゴヒャッコク     14:38着 14:38発
田添 タゾエ         14:40着 14:40発
稚子塚 チゴヅカ       14:42着 14:42発
寺田 テラダ         14:44着 14:48発

 一般的にホームの番号は駅舎側から1番・2番・・と付けていくのですが、富山地方鉄道は序列が本線・立山線・不二越上滝線の順で、序列が上の線の上りホームが1番線になるという決まりがあるそうです。
このため寺田駅の場合、本線の宇奈月温泉方面からの電鉄富山行ホームが1番線、宇奈月温泉方面行のホームが2番線、立山方面からの立山線の電鉄富山ホームが3番線、立山方面行のホームが4番線となっているそうです。
 また、寺田駅構内の立山線の電車は右側通行になっている、ちょっと変わった構造の駅です。


越中舟橋 エッチュウフナハシ 14:50着 14:50発
越中三郷 エッチュウサンゴウ 14:53着 14:53発

 常願寺川橋梁を渡ります。


越中荏原 エッチュウエバラ  14:56着 14:56発
東新庄 ヒガシシンジョウ   14:59着 14:59発
新庄田中 シンジョウタナカ  15:01着 15:01発
稲荷町 イナリマチ      15:03着 15:03発
電鉄富山 デンテツトヤマ   15:06着




 電鉄富山駅では高架化工事が行われていて、稲荷町駅・電鉄富山駅間は仮設線になっていて、電鉄富山駅も仮設のホームになっています。
 旧1・2番線を使っているそうですが、番号は1・3番線と2・4番線という使い分けで2面2線の変則構造となっていました。


 富山地方鉄道と言えば、優等列車を中心に普通列車にもヘッドマークを掲出することが多い鉄道として有名でした。
 現在は定期の特急列車がなくなりましたが、復活する日が来るのでしょうか。
 駅構内にかつてのヘッドマークが展示されていました。


 「かがやき510号」「はやぶさ41号」と乗り継いで、今日中に帰宅できるのですが、大分遅い時間帯になるので、今日は富山に泊まります。

 つづく


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