旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション330 「神戸のすきやきとステーキ弁当」(新神戸駅)

2024-01-29 12:04:50 | 駅弁コレクション
【神戸のすきやきとステーキ弁当】(新神戸駅)
                            2024.1.29投稿

2023年(令和5年)5月13日
 スーパーマエダ「全国有名駅弁大会」で購入 価格1,251円
                        [製造元](株)淡路屋

 黒地に白文字で商品名と、イカリ山の錨形『山麓電飾』・神戸ポートタワー・神戸海洋博物館といった神戸のランドマークを金色の切り絵風で描いた掛紙(スリーブ)です。


 容器は、黒色の発泡剤の折箱です。


 二つに仕切られた左には、きのこピラフにパセリを散らし、その上に牛ステーキ・じゃが芋素揚げ・茹でいんげんがのっています。
 右には、醤油の味付き御飯の上に、すき焼き(牛肉・糸こんにゃくに・青ネギ・人参)がのっています。




 ステーキとすきやきが同時に楽しめる駅弁です。すきやきの味付けは若干濃い目ですが、お肉はどちらも柔らかく、御飯は少なめですが全体的には丁度いい量ではないかと感じました。
 現在も販売されていて、公式ホームページに次のように紹介されています。
 神戸のすきやきとステーキ弁当
  すきやきとステーキを一度に味わえる、よくばりなお弁当です。1,280円


 冷めていても美味しいのですが、加熱式も販売されています。
 あっちっち神戸のすきやきとステーキ弁当
  牛肉料理の王道「すきやき」と「ステーキ」を一緒に盛りつけた、牛肉を堪能するための駅弁。加熱タイプは比類無き旨さ。1,480円。2024年2月1日からは1,580円に値上げです。


 製造元の淡路屋は、明治時代初期には「淡宇」の屋号で、大阪・曾根崎新地で料亭を営んでいたそうです。
 駅弁販売開始は1903年(明治36年)、かつての阪鶴鉄道(尼崎から福知山を経て舞鶴を結んでいた鉄道路線)池田駅。その後各駅を転々とし、第二次世界大戦敗戦後の食糧難期に、当時の運輸省より神戸駅の駅弁店となることを要請され、それを受けて神戸駅へ移転し現在の礎を築いたようです。
 かつては六甲道駅、三ノ宮駅、元町駅、明石駅など神戸市周辺の主要駅で駅弁を手広く販売していたようですが、2022年(令和4年)現在直営店があるのは神戸駅・新神戸駅・西明石駅・垂水駅・鶴橋駅だけのようですが、委託販売が行われている駅は大阪駅、新大阪駅、京都駅、東京駅、上野駅、新宿駅、大宮駅、千葉駅、城崎温泉駅、岡山駅、小倉駅、博多駅など数多くあります。
 また、2022年(令和4年)には東京工場が稼働し、2023年(令和5年)9月22日には初の首都圏直営店舗を「ラゾーナ川崎プラザ」内に直営店を出店しています。
 なお、日本初の加熱式駅弁は、1987年(昭和62年)に淡路屋から『あっちっちスチーム弁当』として発売されました。
『あっちっちスチーム弁当』は商標登録され、今でも淡路屋の加熱式駅弁にはロゴマークが付いています。


学校給食 閑雲野鶴日記2024年(令和6年)1月28日(日)

2024-01-28 20:11:02 | 閑雲野鶴日記

 7時頃の中央自動車道石川パーキングエリア付近と当地です。
 当地は晴れ、『日中』は快晴でした。
 当地のAMeDASは、今日も観測不能になっています。


 先週から今週にかけての1月24日から30日までは、文部省(現:文部科学省)が1950年(昭和25年)に制定した『全国学校給食週間』です。
 1946年(昭和21年)、戦後の食糧難が続いていた日本にアメリカのLARA(アジア救済公認団体)から学校給食用の物資(主に脱脂粉乳)が送られ、同年12月24日に贈呈式が行われ、その日から東京・神奈川・千葉の3都県で学校給食が試験的に開始されたことを記念し12月24日は「学校給食感謝の日」となりました。
 しかし、間近に学校が冬休みになることから1ヵ月遅らせて1月24日から30日の一週間が「全国学校給食週間」となりました。
 脱脂粉乳の学校給食を知っていますか?小生は小学校1年生から脱脂粉乳でした。
 冷たくなった脱脂粉乳からビン牛乳になったときは、給食が始まったときよりも感動と喜びがあったことは、60年近く過ぎた今でも良く覚えています。
 最近の学校給食です。
 「ガパオライス」「ワンタンスープ」「シークワーサーゼリー」「牛乳」
 小学校の場合、子供の負担は1食250円ほどだそうですが、最近では全国の約1,600市区町村の約3割が無償化を実施しているそうです。
 少子化で施設設備に余裕があったら、高齢者も救済して欲しいですね。


 おまけ。
 今夜の肴。
 「煮物(じゃがいも・大根・竹輪)、大根きんぴら、チキンカツ・千切りキャベツ、レバーの竜田揚げ」

駅弁コレクション296-第2版 「3種の鶏めしいなり」(大館駅)

2024-01-28 15:16:34 | 駅弁コレクション
【3種の鶏めしいなり】(大館駅)
                         2022.11.18   投稿
                         2024.01.28第2版投稿

2020年(令和2年)9月8日
 大館駅前「花善」店舗で購入 価格590円
                         [製造元](株)花善

 掛紙のデザインは「トリコロールカラー」。
 「花善」は2019年(令和元年)7月に、パリに現地法人「SAS ParisHanazen」設立し、市内に常設店舗「1899ToriMeshi」を開店しました。
 その「パリ花善」と共同開発して、両国で販売しているのが「3種の鶏めしいなり」です。


 掛紙を止めているテープも「トリコロールカラー」です。




 左から「サーモンとわかめのいなり」「鶏の甘辛煮とそぼろ玉子のいなり」「むきえびと大館産枝豆のいなり」。付け合わせは、「枝豆入り蒲鉾」と「ガリ」。
 食感も味付けもごくありふれたいなりの皮に、『鶏めし弁当』と同じ御飯が詰められています。




 「サーモンとわかめのいなり」は、日仏融合のトッピングでしょうか。
 「鶏の甘辛煮とそぼろ玉子のいなり」は『鶏めし弁当』のトッピングと同じ組み合わせ。
 「むきえびと大館産枝豆のいなり」も、日仏融合のトッピングでしょうか。
 付け合わせの「枝豆入り蒲鉾」は、秋田県が日本トップクラスの「枝豆」の産地であることから、数年前から定番となりました。
 JR東日本の車内誌『トランヴェール』(2022年6月北東北)に、次のように紹介されています。

 『秋田内陸縦貫鉄道 鉄印の旅』の帰途、大館駅前「花善」で購入しました。

2023年(令和5年)4月23日 角館駅で購入 価格630円
                         [製造元](株)花善
 前回購入したものと、掛紙・包装・容器に変更はありません。






 左から「蒸し鶏と小松菜の梅肉和えいなり」「鶏の甘辛煮とそぼろ玉子のいなり」「鶏そぼろと紅生姜のいなり」。付け合わせは、「ガリ」とその陰に隠れている「枝豆入り蒲鉾」です。
 食感も味付けもごくありふれたいなりの皮に、『鶏めし弁当』と同じ御飯が詰められています。




 2020年(令和2年)から販売されているものを、2023年(2023年)4月20日からリニューアル販売したものです。
 3種類のおいなりさんのうち2種類、「サーモンとわかめのいなり」を「蒸し鶏と小松菜の梅肉和えいなり」に、「むきえびと大館産枝豆のいなり」を「鶏そぼろと紅生姜のいなり」に変更になっています。
 もともとは花善とパリ花善の共同開発でできた駅弁で両国で販売されていましたが、現在もパリで『3種の鶏めしいなり』として販売されていることは確認できていません。

 製造・販売の花善は、1899年(明治32年)11月15日の大館駅開業と同じ日に、花岡旅館弁当部として開業し、駅弁構内販売を始めています。
 代表的な駅弁『鶏めし』は1947年(昭和22年)に販売を開始しました。
 その後、「花善商店」として会社組織にし、現在の「花善」に至っています。
 2019年(令和元年)には120周年を迎え、パリに常設店舗「1899ToriMeshi」を開業しています。
 掛紙に表記は一貫して『鶏めし』ですが、『鶏めし弁当』と表記したり呼ばれることが多いような気がします。
 『駅弁味の陣2014』で『鶏樽めし』が「副将軍」を受賞。
 ※現在は販売されていません。

 『駅弁味の陣2015』で『鶏めし』が「大将軍」を受賞。


 現在も980円で販売中で、公式ホームページで次のように紹介されています。
 愛され続けて70有余年、奥羽本線・大館駅の駅弁「鶏めし弁当」
 秘伝のスープで炊き込んだご飯と、国産鶏もも肉の甘辛煮は相性抜群です。


 『駅弁味の陣2016』で『比内地鶏の鶏めし弁当』が「大将軍」を受賞。


 現在も1,300円で販売中で、公式ホームページで次のように紹介されています。
定番駅弁「鶏めし弁当」のご飯はそのままに、日本三大美味鶏「比内地鶏」をふんだんに使った駅弁。
 シンプルな【塩焼き】と、コクのある【そぼろ】で地鶏の力強い風味をお楽しみいただけます。
 オリジナルの合わせみそを使った【茄子の田楽みそ】など、副菜も楽しい一折です。
 

 『駅弁味の陣2017』で『鶏めし弁当 復刻版』が「副将軍」「歴弁賞~五十年将軍~」を受賞。
 ※現在は販売されていません。


 『駅弁味の陣2021』で『3種の鶏めしいなり』が「エリア賞(北東北部門)」を受賞。『鶏めし弁当』が「10周年記念賞」を受賞。

 リニューアルされた『3種の鶏めしいなり』は現在も630円で販売中で、公式ホームページで次のように紹介されています。





 『駅弁味の陣2022』で『復刻版 鶏めし』が「エリア賞(北東北部門)」を受賞。
 ※現在は販売されていません。


狭間 閑雲野鶴日記2024年(令和6年)1月27日(土)

2024-01-27 19:19:38 | 閑雲野鶴日記

 7時半頃の中央自動車道石川パーキングエリア付近と当地です。
 当地は曇り、『日中』は晴れ時々曇り、一時小雪でした。
 当地のAMeDASは、昨日から観測不能になっています。


 所用で、2月1日に1泊で上京することになったのですが、今年度最後の『大人の休日倶楽部パス』利用期間は1月30日まで。


 次のお得な切符は、2月14日からの『旅せよ平日!JR東日本たびキュン❤早割パス』


 この狭間で、使えるのは『大人の休日倶楽部ジパング』の往復乗車券+新幹線特急券の3割引。しかし、青い森鉄道線は割引がききません。
 お得な切符との差額は、ビジネスホテル1泊にに匹敵します。


 おまけ。
 今夜の肴。
 「肉団子、根菜とウインナーの蒸し煮、白松前漬け、シュウマイ」「鮭のみりん漬」


駅弁コレクション329 「北秋田市産比内地鶏を楽しむ笑EMI弁当」(角館駅)

2024-01-27 10:39:27 | 駅弁コレクション
【北秋田市産比内地鶏を楽しむ笑EMI弁当】(角館駅)
                            2024.1.27投稿

2023年(令和5年)4月23日
 秋田内陸縦貫鉄道角館駅で購入 価格1,200円
             [製造元](有)あけぼの農園 ふみきり野Cafe

 秋田内陸縦貫鉄道の観光車両「AKITA SATOYAMATRAINA 笑E M I」と同じ濃い赤に金色の線が描かれた掛紙が巻かれています。


 容器は黒い紙製の折箱です。


 二つに分かれた容器の右は、比内地鶏・人参・ゴボウ・椎茸・栗の甘露煮の入った炊き込み御飯で、いぶりがっこが添えられています。
 左はおかずで、鶏の唐揚、ゴボウサラダ、スマイルマークの焼き印が入った卵焼き、枝豆と人参が入ったひじき煮です。デザートにブドウが2粒添えられています。




 「秋田内陸線オリジナル鉄めし『笑EMI弁当』」は、通常3個以上・5日前までの予約販売ですが、幸運にも角館駅で2個限定で販売していたので即購入しました。
 現在も販売されていますが、価格と販売条件が変更になっています。




 製造元のあけぼの農園は、脱サラして夫婦で就農し比内地鶏を主体に経営を拡大した農園で、2013年(平成25年)にかねてから手がけていた比内地鶏の卵を利用したシフォンケーキの製造販売の拡大と、県内にはゆっくりくつろげる飲食店が少なかったことから、秋田内陸線落合街道踏切に近いところに『ふみきり野Cafe』を開業したそうです。
 秋田内陸線合川駅から徒歩30分。平日は秋北バス沖田面線の利用も可能ですが、公共交通機関利用のアクセスは便利とは言えないようです。