(つづき)
■小野路町立て坑予定地(青山学院大学所有)へ
小野路町の立て坑は、青山学院大学グラウンドの一部に予定されています(写真後方が予定地)。
JR東海の資料から見てみます。
現況は、雑木林と芝生の丘。近隣には、障がい者福祉施設、有料老人ホーム、介護老人保健施設、病院などがあります。交通量はほとんどない場所で、ここに一日最大788台の10トントラックと作業用の車、従業員の車などが往来することになれば、本当に深刻な事態となりかねません。
この場所はトンネル工事の土砂搬出をすべておこなう場所であり、工事に伴う影響が市内で一番大きいと言っていいと思います。さらに、ボウリング調査で基準値を超えるヒ素が検出されており、不安の声が寄せられています。
近隣福祉施設の関係者の方の話しをうかがわせていただきましたが、「利用者に重大な影響になるかもしれない」と語られています。
■片平・能ヶ谷立て坑予定地(日本政策投資銀行所有)へ
能ヶ谷・片平立ては、予定地である鶴川総合運動場の中に東京都町田市と神奈川県川崎市の都県境があります。所有は、日本政策投資銀行です。
現況は、周辺に鶴川平和台住宅、市立鶴川第二小学校、学童保育クラブなどがあります。
市議会でも告発した問題ですが、この片平・能ヶ谷立て坑をめぐってはJR東海の説明が完全に二枚舌なのです。
東京事務所が開催した、町田市内の説明会では「町田市側からは土砂搬出はおこなわない」と説明していましたが、神奈川事務所が開催した、川崎市内の説明会では「町田市側からも土砂搬出はあり得る」と説明しています。この説明について、私自身も直接問い合わせてみましたが、同様の説明でした。
川崎市側から土砂搬出は、新しく道路をつくらなければなりません。仮に、平和台側を通るとなれば、非常に狭い道を通る可能性もあります。
地元住民の方からは「トラックを通すために道をつくったわけではない」と怒りを込めて語られています。
「百聞は一見に如かず」という言葉がありますが、その後の意見交換のなかでも実り多き調査であったことが語られました。それぞれの現場で、見てきたこと、うかがったことをしっかりと論戦や運動に生かしていきたいと思います。
(つづく)
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