日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

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「侵略戦争」という認識を持たない総理が、海外で戦争する国にすることの危険性──志位委員長党首討論

2015-05-23 | 国政のこと

 「私はまだ、(「ポツダム宣言」の──引用者)その部分をつまびらかに読んでおりませんので、承知はしておりませんから、いまここで直ちにそれに対して論評することは差し控えたいと思います」

 20日におこなわれた党首討論で、日本共産党の志位和夫委員長が「ポツダム宣言」の認識を聞いたことに対する安倍首相の答弁が、冒頭に書いた一節です。

 わずか、7分間の党首討論。インパクトある7分間だったことは間違いありません。1志位委員長の党首討論の全文はコチラからご覧いただけます。

 この志位委員長の党首討論の内容について、元民主党副幹事長でもあった松井孝治氏は「あな怖ろしや、党首討論」という記事を投稿しています。

 また、この松井氏の記事を引用して、「朝日」が(天声人語)ポスダム宣言と安倍首相と報道しています。

 「ポツダム宣言」は、国立国会図書館の「憲法条文・重要文書」の中に位置づけられています。(現代語訳はコチラ

 志位委員長が「ポツダム宣言」の次の2つの部分を引用して、安倍首相の認識をただしました。

 一つは、第6項(下線部)です。

 吾等ハ無責任ナル軍国主義カ世界ヨリ駆逐セラルルニ至ル迄ハ平和、安全及正義ノ新秩序カ生シ得サルコトヲ主張スルモノナルヲ以テ日本国国民ヲ欺瞞シ之ヲシテ世界征服ノ挙ニ出ツルノ過誤ヲ犯サシメタル者ノ権力及勢力ハ永久ニ除去セラレサルヘカラス

 これを現代語訳すると次のようになるそうです。

 日本の人々をだまし、間違った方向に導き、世界征服に誘った影響勢力や権威・権力は、排除されなければならない。無責任な軍国主義が世界からなくなるまでは、平和、安全、正義の新秩序は実現不可能である。

 もう一つは、第8項(下線部)です。

 「カイロ」宣言ノ条項ハ履行セラルヘク又日本国ノ主権ハ本州、北海道、九州及四国並ニ吾等ノ決定スル諸小島ニ局限セラルヘシ

 これを現代語訳すると次のようになります。

 カイロ宣言の条項は履行されるべきものとし、また、日本の主権は本州、北海道、九州、四国及びわれわれの決定する周辺小諸島に限定するものとする。

 ここでいう「カイロ宣言」には何が書いてあるのか。そこには、三大同盟国は、日本国の侵略を制止し罰するため、今次の戦争をおこなってると日本の戦争について「侵略」と規定し、日本が「暴力と強欲」にとよって奪った地域の返還を求めています。

 今回、党首討論で明らかになったことは「戦争法案」の審議に影響を与えることは間違いありません。

 志位委員長は次の言葉で、この党首討論を締めくくっています。

 戦争の善悪の判断ができない、善悪の区別がつかない、そういう総理が、日本を「海外で戦争する国」につくり変える戦争法案を出す資格はありません。撤回を強く求めて終わります。

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