日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

日本共産党東京都議会議員の池川友一のオフィシャルブログです。地方政治の現場からいろいろと発信していきます。

「改憲止め都政ただす力」──暮らしに役立つ都政をつくる

2017-05-09 | 活動のこと

 「しんぶん赤旗」に、町田の演説会が報道されました。

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日本共産党演説会で行った池川友一の決意表明(要旨)

 この町田から日本共産党の都議初議席に挑戦します池川友一です。今日は市民ホールいっぱいの方々にご参加いただき、本当にありがとうございます。都政を希望に変えるため、何としても勝ち抜く決意です。どうぞよろしくお願いします。

 「都政が変われば、市民生活は確実に向上する」──これは、市議会議員として2期7年働いてきての実感であり、私が都政を志した原点でもあります。

 5年前。生後5日目の長男が高熱を出して緊急搬送されました。最初の病院では処置しきれず、救急車で別の病院へ行き一命を取り留めました。親としては生きた心地がしなかったというのが正直な気持ちです。この話をすると、想像していた以上に同じような体験をされた方がいます。我が子を守りたいと思っていても、制度や社会の壁がある──これを変えていくことこそ政治の役割だと実感した瞬間でもありました。

 その当時、この町田市内で重要な役割を果たさなければならない町田市民病院は、小児科医が慢性的に不足しており、本来の役割が果たせずにいました。私は市議会で何度も小児医療体制の充実にについて質問を行い、共産党都議団にも都議会予算特別委員会で質問してもらいました。

 こうした中で、2016年4月。東京都からの派遣医師2人を含めて、それまで3人だった小児科医を3倍の9名に増やすことができました。その結果、未熟児などの赤ちゃんの命を救うNICU(新生児集中治療室)の稼働率は前年度の4割台から8割台へ、小児救急の受け入れ件数も1.8倍に前進しました。また、一刻を争う新生児の救急受け入れ件数は、19倍へと飛躍的に前進しました。政治が動けば、守れる命の数が増えるということではないでしょうか。

 引き続き都政の場から、子どもの命を守る小児、新生児医療の充実に全力で取り組ませてください。よろしくお願いします。

 私は、共産党都議団の質問に小池知事が「多摩格差ゼロをめざすような政策、これを立案、そして実践していきたい」と答弁したことを最大限に生かして具体的な課題を前に進めていきたいと決意しています。

 一つは、中学校給食の実現です。

 東京23区の中学校給食実施率は100%です。一方、多摩地域に目を転じてみれば、26市中、町田市も含めて6市は中学校の完全給食がありません。これは全国平均よりも低い実施率になっています。

 町田市の状況はどうなっているでしょうか。町田市では、家からお弁当を持ってくるか、学校であっせんするお弁当を頼むかを選択する方式を取っています。昨年度、あっせん弁当の利用率は15%です。中学生からも「クラスの中でお弁当を頼んでいる子は1人か2人。小学校と同じ給食だったらいいのにと友だちと話している」という声も寄せられました。

 教育委員会の調査でも、2%の子どもたちは菓子パンやコンビニおにぎりを昼食にしていることがわかっています。そして、さまざまな事情からお弁当を持ってくることができず、昼休みを保健室や別の場所で過ごしている現状もあります。私は本当に胸が痛みました。現在の方法は、格差を顕在化させているのです。

 都政が動けば、中学校給食実現に道を開くことができます。なかなか進まなかった小中学校のエアコン設置について東京都が補助金を創設したことで、町田市でも整備が一気に進みました。普通教室に続き、来年度までには特別教室のエアコン設置が100%完了する予定です。

 すべての子どもの育ちを支えるためにも、小学校と同じ中学校給食を実現しようではありませんか。町田を含め多摩地域の隅々まで中学校給食を広げる仕事を、わたくし池川友一にやらせてください。よろしくお願いします。

 もう一つは、シルバーパスの抜本的改善です。

 東京都シルバーパス条例の目的には、「高齢者の社会参加を助長し、もって高齢者の福祉の増進を図る」と明記されています。ある方から「シルバーパスを使ってバスを乗り継ぎ、町田から巣鴨まで行った。──行くのに半日、帰るのに半日、帰ってから3日間寝込んでしまった」というお話をお聞きしました。寝込んでしまったのは残念ですが、シルバーパスがあったからこそ巣鴨まで行こうと思ったわけで。シルバーパス一枚で気軽に外出できる──これこそ条例の目的どおりの使い方ではないでしょうか。

 現在、住民税が課税されるか年金所得125万円を超えた場合2万510円となっている現状について、所得段階別の負担軽減を行い、3000円などのパスを導入します。神奈川県に一歩入れば初乗り料金がかかる現状を改め、乗った場所か降りた場所が東京都内であれば、シルバーパスの利用を可能にします。

 いま提案した内容は、共産党都議団が現在都議会に条例改正の提案をしている内容です。現在、継続審査となっており6月都議会で必ず実現させるよう力を合わせようではありませんか。

 これに対して、自民党は反対する態度を明確にしています。また、都民ファーストの会の幹事長はシルバーパスについて「極めて非合理的で財政負担が大きく、早急に見直しあるいは廃止が必要なものである」と述べています。とんでもない話ではないでしょうか。

 シルバーパスは、社会参加を増やし、健康にも効果があり、外出することによる経済効果もある──このことはすで実証されています。シルバーパスの抜本的改善を実現するために、どうか都政の場で働かせてください。

 石原都政以来、都議会自民党と公明党は、巨大開発最優先の都政を進めてきました。これを切り替える、暮らしに役立つ都政をつくれるかが重要な争点です。

 築地市場の豊洲移転問題では、食の安全をないがしろにして、大手ゼネコンと大企業の儲けのために6000億円もの巨額の税金を投入してきました。推進してきた自民党と公明党の責任はもちろん、公約を裏切り推進に身を置いた当時の民主党の責任も厳しく問われます。維新の会も早期移転を推進しています。この町田で、豊洲移転はきっぱり中止、築地市場の現在地再整備を掲げているのは日本共産党の池川友一、ただ一人です。

 「豊洲問題」をはじめ、歴代知事と自民党、公明党がつくりだしてきた「都政の闇」に光を射し、晴らすために力を尽くしてきたのが日本共産党都議団です。共産党都議団を増やすことが、「都政の闇」をただす一番の力になります。私、池川友一もこの町田から共産党都議団の一員に加えていただき、暮らしに役立つ都政をつくるために働かせてください。

  自民党や公明党は、さらなる巨大開発に足を踏み出そうとしています。1メートル1億円もかかる、東京外環道の延伸問題です。

 この外環道延伸は総額2兆円という超巨大プロジェクトです。先ほど紹介したシルバーパスの改善のために必要な予算は1年間52億円ですから、2兆円あれば384年分にもなります。

 外環道延伸を促進議員連盟には、自民、公明、民進などの議員が名を連ねていますが、相談役にはこの町田選出の公明党都議の名前もあります。さらに小池知事が「早期具体化に取り組む」と述べていることは重大です。

 巨大開発優先を改めることが、暮らしのための予算を生み出すことになります。東京都の13兆円の税金の使い道は、巨大開発優先ではなく、暮らし、福祉、教育第一に転換を──これができるのは町田で、日本共産党の池川友一しかいません。ごいっしょに暮らしに役立つ都政をつくろうではありませんか。

 町田での日本共産党の都議初議席は、市民の声をまっすぐ届ける初めての議席です。私、池川友一を市民のみなさんと都政をつなぐ架け橋として、都政を希望に変える仕事をさせていただきますよう重ねてお願い申し上げまして決意表明とします。ありがとうございました。 

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