18日の財政委員会理事会の対応については、すでにブログで紹介しました。(参考:財政委員会理事会、5会派中3会派欠席のもとで強行──都議会でも前例のない許されない行為)
私と音喜多理事は、一部の理事が不在の中で強引に「意思決定」を行うことは許されず、財政委員会理事会と委員会は開催すべきではないという内容の申し入れを公明党の大松あきら委員長に申し入れました。
2019年2月19日
財政委員会委員長
大松 あきら 殿
財政委員会の正常化について
昨日2月18日の財政委員会理事会運営において、築地市場跡地に関わる補正予算案・約5,400億円という重要議案の審議に関し、3つの会派が退席・欠席する中で「意思決定」が行われる事態が発生しました。
理事会協議は、委員会運営について、構成する全会派の参加のもとで協議をつくす場であり、どのような結論を見るとしても、そこに至るまでの過程は全会一致が大原則です。一部の理事が不在の中で強引に意思決定を行うことは、都議会の常任委員会運営の中で前例のない許されない行為であり、断じて看過することはできません。今回の理事会での「意思決定」なるものは、無効といわなければなりません。
このままでは、本日19日の午後に予定されている理事会・委員会に出席することは困難です。そこで、3会派が不参加の状態でなされた昨日の理事会決定を即時撤回し、財政委員会を正常化していただくことを強く求めます。
財政委員会 理事
日本共産党東京都議会議員団
池川 友一
維新・あたらしい・無所属の会
おときた 駿
— おときた駿(あたらしい党 代表 /都議・北区選出) (@otokita) 2019年2月19日
また、公明党の財政委員長に対しては、昨日の前例のない強権的な「意思決定」を即時撤回していただくよう、途中退席した2会派で申し入れを行いました。理事会協議は12時半からスタートする予定ですが、また2会派のみで議事進行をするつもりでしょうか…。委員長の再考を待ちます。 pic.twitter.com/DuCyjpRHWR
ところが、その直後に公明党と都民ファーストの会のみの出席で、財政委員会理事会の開催を強行。さらに財政委員会を開催するという情報が入り、委員会の開催は認められないという意思表示のために、委員会室で開催の撤回を求めました。
委員会室の外からは
— 原田あきら(日本共産党都議会議員/杉並) (@harada_akira) 2019年2月19日
「これが公明党や都民ファーストのやり方か!」
「ブラックボックスを作っているのは都民ファーストじゃないか!」の声。
猛抗議の末、休憩に!!!!! pic.twitter.com/yPhItg5N7l
委員長は開会を宣言したものの、5分ほどで暫時休憩を宣言。結果として、そのまま委員会を続けることはできませんでした。
休憩後しばらくして、委員長と都民ファーストからは、委員会運営について謝罪がありました。その後、様々なステージで協議(調整)が進められてきました。
その詳細について、書くことはしませんが私自身、一致点はどこにあるか、どうやったら事態を打開できるかと提案を行いました。
そうした協議が行われている中で、23時50分前に突如「日またぎ」のための理事会と委員会を開催すると一方的に決定し、またしても公明党と都民ファーストの会のみの出席で、理事会と委員会の開催が行われました。
あまりにもひどすぎる暴挙であり、こうした委員会運営は絶対に認めることができません。こうした財政委員会の状況を招いている責任は、委員長である公明党とそれに歩調を合わせる形で対応している都民ファーストの会のやり方にあることは、厳しく指摘をしなければなりません。
「忖度だらけのふるい都議会を新しく」って。
— 池川友一 (@u1_ikegawa) 2019年2月19日
他の会派がいないところで勝手に決める議会なのか。
5000億円超の予算について、知事との一問一答の質疑もなく進める議会なのか。
知事の決断を忖度して、追認する議会なのか。
立場は違っても、都議会として、都民の前でわかりやすく議論をすべきだ。 pic.twitter.com/8PZP6ZHjA1
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