知事選後初の都議会定例会が終わりました。
代表質問や討論などは、コチラから。
- 大山とも子都議の代表質問全文と答弁→https://www.jcptogidan.gr.jp/category01/2020/0929_2203
- 河野ゆりえ都議の一般質問全文と答弁→https://www.jcptogidan.gr.jp/category01/2020/0930_2206
- 米倉春奈都議の本会議討論→https://www.jcptogidan.gr.jp/category01/2020/1008_2213
- 終了談話→https://www.jcptogidan.gr.jp/category01/2020/1008_2218
■科学的根拠よりも政治的思惑を優先
小池知事は「都民と決める」と都知事選挙でスローガンを掲げました。しかし、当選後にやっていることは真逆です。
その象徴が、「新型コロナ条例」です。
7月の臨時会が閉会したその日の夜に条例策定の起案。翌日には知事に報告。7月末、わずか3日後に「専決処分」しました。
専決処分というのは、知事が自由にやっていいものではありません。政府の見解でも、議会を開かず専決処分する明確な根拠がない場合は、違法であるとしています。
臨時会の開会中から、新型コロナの新規陽性者や入院患者数がふえていました。東京都は当初、臨時会の閉会直後に緊急に対応の強化を図る必要があったと説明していましたが、臨時議会の開催中も、新規陽性者数は急激に増加し、感染状況が危機的な状況だったことを認めました。
つまり、都議会での議論を避けて、知事が勝手に決めたということになります。
科学的根拠よりも、政治的思惑を優先する──。これが、小池知事のコロナ対策の底流にあります。
その象徴は、知事の次の発言からも明らかです。
条例改正の専決処分をした7月30日の東京都コロナ対策審議会で、知事は、「私は7月中にすべて終えて、8月からオリンピックモードにしようというのを念頭にしていたが、なかなか、ウイルスもしつこいところがございます」「いずれにしても、この夏になんとか片付けないと、そのあとにつながらない」と発言しています。
要するに知事は、都民の命を守るためではなく、早くオリンピックモードにしたいという、政治的思惑から専決処分をしたということです。
議会として最も大切な議決を経ずに、勝手に決めることを乱発していることは重大です。
こうした問題も含めて、徹底的に審議を行い、議会としてのチェック機能を果たすことができるようにしていくことが重要です。
しかし、自民党や公明党、都民ファーストの会は、共産党都議団などが提案した閉会中でも新型コロナ対策について質疑を行う特別委員会の設置に反対しました。
知事の姿勢も問われますが、都議会の姿勢もまた問われます。
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