日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

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飲食店、居酒屋、BARがテイクアウトなどをはじめた場合、初期費用に助成金が出ます

2020-04-24 | 東京都政・都議会のこと

 

 飲食店、居酒屋、BARの経営者のみなさまに朗報です。

 テイクアウト、宅配、移動販売を始める初期費用に助成金が出ます。(制度の詳細・募集要項は、東京都中小企業振興公社のホームページへ)

 助成額は上限100万円。経費計上限度額の5分の4の助成率です。(この内容は後ほど説明します)

■どんなものが対象になるのか

 テイクアウト、宅配、移動販売を始めるにあたって必要なものがそれなりに幅広く対象になります。カッコ内は経費計上限度額と最長期間です。

  • チラシ等印刷物の制作委託費(30万円)
  • PRするための広告掲載費(20万円)
  • PR動画制作委託費(20万円)
  • WEBサイト等制作委託費(50万円)
  • 看板・POP・のぼり制作費(20万円)
  • デリバリーバイク等のリース・レンタル料(最長3ヶ月間)
  • 自転車等の購入費(20万円)/リース・レンタル料(最長3ヶ月間)
  • 通信環境設備導入費(10万円)/リース・レンタル料(最長3ヶ月間)
  • 通信料(最長3ヶ月間)
  • タブレット端末等の購入(15万円)/リース・レンタル料(最長3ヶ月間)
  • 梱包・包装資材等の購入費(15万円)
  • 宅配代行サービス利用に係る経費(最長3ヶ月間)
  • 新たな取組に必要となる店舗等内装工事費(50万円)

 という、メニューになります。

 メニューの詳細は、募集要項に掲載されています。

■経費計上限度額とは

 具体的に見ていきたいと思います。

 経費計上限度額に対して5分の4の助成率をかけたものが、助成額となります。

 例えば、

  • 梱包・包装資材等の購入費に、30万円かかったとします。
  • 梱包・包装資材等の購入費の経費計上限度額は、15万円です。
  • 15万円×0.8=12万円が助成額となります。

 つまり、各項目ごとに経費計上限度額があり、それに対して5分の4の助成率をかけたものが助成額となり、その助成額の合計が100万円が上限となります。

 投資した経費総額の5分の4の助成率ではないというところがポイントです。

 2つほど、例を作ってみました。

 この店舗の場合は、助成額が92万円になります。

 この場合は、助成額100万円です。

■4月から始めたものは助成の対象になる

 実際に店舗の方々に案内をしてみると、ほとんど知られていません。私が10数軒聞いて、知っていたのは1軒だけでした。

 実際にテイクアウトを4月に入って始めた店舗も知りませんでした。

 この制度のポイントのもう一つは、4月からテイクアウト、宅配、移動販売を始めた場合、遡って助成対象になるということです。

 また、緊急事態措置で、休業要請対象となっているBARなども、テイクアウトを行うことは可能です。また、テイクアウトを行った場合でも、感染拡大防止協力金の受け取る対象となります。

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