日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

日本共産党東京都議会議員の池川友一のオフィシャルブログです。地方政治の現場からいろいろと発信していきます。

6畳のスペースに子ども6人と保育士2人+ロッカーやおもちゃ

2012-03-26 | 日々思うこと、考えたこと

 最初は何かの間違いかと思っていたら、実は本当だったということは誰にでも経験あることだと思います。何かの間違いだと思ってしまうのは、あまりにも現実とかけ離れていることが目の前に降りかかってきたときに瞬時にそう思うのかもしれません。

 何かの間違いかと私が思ったのは、大阪市の橋下市長が提案をしている保育園の子ども一人あたりの面積基準の引き下げです。この面積基準問題は、以前から記事にしているところですが、昨年12月時点では大阪市は「検討中」としていました。

◆現行の国基準も低すぎるのに、さらにその半分

 国基準の3・3平米でさえ狭く、全国社会福祉協議会がおこなった「機能面に着目した保育所の環境・空間に係る研究事業」では最低でも4・11平米+αが必要だとしています。4・11平米+αというのは最低限の数字であり、国基準を引き上げることはあっても、引き下げるなど言語道断だと思います。

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 しかし、大阪市で現在検討されているのは1・65平米。実に畳一枚に子ども一人の計算になります。6畳一間にねんねからハイハイをする子ども6人と保育士2人、さらにロッカーやおもちゃなどが集積される計算になります。保育関係者でなくとも、現実離れをしていることがわかっていただけると思います。

 こんな狭いスペースでどうやって子どもの成長と発達を保障することができるのか。私も息子が8カ月を過ぎて、ずりバイで家の中を探検していますが、わずか1畳に押し込められれば、そこでのストレスは半端ではないことでしょう。

 いまでさえ、あまりにも低すぎる基準をさらに引き下げられる仕組みをつくった厚労省の責任も問われなければなりません。待機児解消の手段として、詰め込み保育をおこなえば、子どもの成長と発達にとって大きな影響があることは、だれが考えても明らかです。現実に、詰め込み保育によって、保育事故が起こっています。

 橋下さんは、お子さんをたくさん育てられた方ではなかったでしょうか。0歳から1歳にかけて、子どもたちはできることが一つずつ増えていきます。あまりにも現実を見ないやり方は、保育と地域を破壊し、子どもたちが成長と発達をする権利を奪うことになります。この条例案は、明日27日にも本会議で可決しようというのですから、大阪市議会議員のみなさんも大きく問われることになります。議会がきちんとものを言わなければならないことです。

◆東京でも、面積基準の緩和

 東京でも、石原都知事が同じく保育園の面積基準の緩和ができる条例を議会に提案し、3・3平米を2・5平米に引き下げようとしています。つまり、橋下さんも石原さんも「何かやってくれそう」というなんとなくの期待があるかもしれませんが、やっているのは、子どもたちを詰め込んで待機児解消をするというもっともやってはならない政治です。

 町田市の石阪市長も面積基準の引き下げを自治体でできるようにすべきだといっています。

 大阪維新の会が国政に進出することになればどうなるか。このことからもはっきりしたと思います。少なくとも、大阪維新の会と橋下市長に、子育ての願いは託すことはできません。

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新型ポンプ車入魂式

2012-03-25 | 活動のこと

 夕方、「日が伸びたね」と近所の方と話をしましたが、一気に春がやってきたという一日でした。

 きょうは、町田市消防団第3分団第1部の新型ポンプ車入魂式に出席させていただきました。消防団のみなさんの日々の活動、そして支えていただいているご家族や地域のみなさんには本当に頭が下がります。

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 あいさつのなかでも「本来ならば消防団が活躍することがないのが一番」という話がありました。出動がなければいいなと願うわけですが、そうもいかないわけです。

 また、町田消防署の高山警防課長(ハイパーレスキュー隊の隊長として福島第一原発の事故後出動)が「消防は、水、機械、人の三位一体が重要で、新しく機械(ポンプ車)が入った。もっとも重要な人が訓練をしてがんばるときだ」とお話をされておられました。

 その後は、地域の後援会主催の「つどい」へ。国民の所得を増やして、経済成長と一体に社会保障充実と財政再建をすすめる「提言」の話を松村りょうすけ予定候補がおこない、消費税増税ストップのたたかいを広げていこうと呼びかけ。「松村さんみたいな若い人がこれからの政治を担ってほしい」と期待の声もたくさん寄せられました。

 夕方にお訪ねしたお宅では、「介護保険料がまた上がるんだって。年金は減るっていうし、私たちの暮らしを支える政治にしてね」「子どもを育てながら働ける社会にしてほしい。そのためにも保育所を増やしてほしい」など要求を寄せていただきました。こうした願い一つひとつを国政、都政、市政へと届けていくために力をつくしていきたいと思います。

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結婚式は2人らしさを感じることができる

2012-03-24 | その他もろもろ

 きょうは、友人の結婚を祝うために埼玉県の川越へ行きました。一昨年から、毎月のように結婚式に行く機会があり、とてもうれしいところですが、結婚式は結婚する2人らしさを感じることができます。

 本日の結婚式も、これまで2人が歩んできた道やあたたかい家族との関係がとてもよくわかるすてきな結婚式でした。あらためておめでとうございます。そして、末永くお幸せに。

◆しっかりと情報提供していくということ

 さて、話は変わりますが、「公園駐車場の有料化」「学童保育の育成料の値上げ検討」など、「受益者負担の適正化」による負担増に対して、そのことを知った市民の方から「やめるべき」だという声が寄せられています。

 有料化になることが決定した後に周知をされるというのが実態で、公園駐車場有料化については私のニュースを見て知ったといいます。

 私は、市民生活にとって重大な内容を議員としてみなさんにお知らせをしているところですが、国政と比較をすれば市政の情報量は圧倒的に少ないと言わざる得ません。

 今議会では、そのほかにも介護保険料の大幅値上げ、後期高齢者医療保険料の大幅値上げをはじめ暮らしにかかわる重大な内容が審査されたところですが、一つひとつの問題について、明確に情報提供をしていきたいと思います。

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子育て世代の願いを実現する

2012-03-23 | 活動のこと

 本日は、松村りょうすけ衆院東京23区予定候補宮本徹衆院比例東京ブロック予定候補が、町田市内5カ所から訴え。鶴川駅では、私が司会を務めさせていただきました。

 松村さんも、宮本さんも子育て真っ最中。私も含めて、子育て男3人組だったわけですが、お二人とも「原発からの撤退」「消費税増税ストップ」という願いをいまの子育て世代との関係でも訴えていました。

 私も、子どもが生まれて政治の姿勢が子育てに大きくかかわることを実感してきました。市議会の一般質問でくり返しとりあげている、待機児ゼロ実現へ認可保育所の増設、子どもの命を守る小児初期救急や医療費無料化、小中学校の少人数学級、各ワクチン接種の助成──子どもが生まれる前からとりくんでいた課題ですが、子育てをするようになり、同じ子育て中のママパパから声を聞く中でいかに切実な課題であるのかが深まっていきます。

 国政でも、都政でも、市政でも切実な願いの実現へ、みなさんと力を合わせていきたいと思います。雨の中の街頭演説でしたが、多くの方に足を止めて聞いていただきました。ありがとうございました。

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映画「フード・インク」を観る

2012-03-22 | 活動のこと

 本日は、鶴川第四小学校の卒業式に出席をさせていただきました。卒業証書を受け取る前に、一人ひとりが決意や目標について発言する姿は、本当に立派でした。

 家族や仲間と手をつないで、自分らしく、成長していくことを心から期待したいと思います。

 その後、事務作業やら打ち合わせ、新聞の配達などを済ませて、夜は町田市民フォーラムでおこなわれた映画「フード・インク」へ。

 内容を細かく書いていくことはしませんが、食に関する問題に私を含めもっと関心を持っていくことがいかに大事かを痛感したところです。特に、農業がシステム化されアメリカ全土を数社の大企業が独占していることで、食品表示をはじめ消費者には情報が徹底的に提供されないという実態を私たちは知らなければなりません。

 いま議論がおこなわれているTPPは、まさにこうしたアメリカの仕組みを日本に押し付けるものであり、日本の食の安全が根本から脅かされることになるということになります。

 その意味でも、地産地消が重要であり、旬のものを食べることが重要であると思います。同時に、安心なものを買うためにはそれなりのお金がかかります。貧困と格差が広がる中では、その選択権すら奪われていくという現実も変革をしていかなければならないと思います。

 TPP参加によって日本の食がどうなるのか──そのことがよくわかる映画でした。

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