日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

日本共産党東京都議会議員の池川友一のオフィシャルブログです。地方政治の現場からいろいろと発信していきます。

「町田市議会議員の定数削減を求める請願」は不採択に──日本共産党市議団は討論おこない反対

2012-12-21 | 町田市政・市議会のこと

 本日は、2012年町田市会議第4回定例会(12月議会)の最終日。重要案件に対する表決がおこなわれました。

 「町田市議会議員の定数削減を求める請願」は、特別委員会では採択すべきと決まりましたが、本会議では1票差で不採択になりました。

 請願に賛成したのは、公明党、志政クラブ、自由 民主の3会派と諸派の2人、反対したのは日本共産党、民主党・社民・ネット、まちだ新世紀と諸派の1人で16対17という結果に。

 日本共産党は殿村健一市議団長が、請願に対する反対討論をおこないました。以下、その要旨です。

 日本共産党市議団の一員として、請願第2号「町田市議会議員の定数削減を求める請願」に対する反対討論をおこないます。本請願は、「行財政改革の課題に応えるために議員定数の大幅削減が必要であり、議員自らがその決断をすべき」と述べています。ついこの間まで野田総理大臣が全く同じことを言っておりました。国民、市民に対する増税などの負担増、大型公共事業などへの税金の無駄遣い、その一方で民意を切り捨てる議員定数削減ということで本質的な目的が共通していると考えます。
 財政の立て直しや景気の回復、市民生活の向上のためには、市民の負担を減らし、税金の無駄遣いをなくすことが必要です。町田市でいえば、国保税や介護保険料の負担軽減、保育料などの値上げは行わないこと。莫大な税金を投じた新庁舎建設に連動した財政計画が皆無な一連の大型開発こそ改めるべきです。もちろん、国が消費税増税をやめて、税の応能負担と雇用の拡充など内需拡大政策に切り替えることが、町田市の財政をも向上させる確かな方策です。したがって、行財政改革と議員定数問題は切り離して考えるべきです。
 また、議員定数の大幅削減で「少数精鋭の優秀な議員」が生み出せるということですが、これは、憲法と地方自治法が定める地方公共団体と地方議会及び地方議員の本来の役割に全く言及しない暴論だと言わなければなりません。
 いうまでもなく、日本国憲法は、第8章で「地方自治」を制度として定めています。憲法第92条では、「地方自治の本旨」を定め、「住民自治」と「団体自治」の2つの原則の確立を求めています。また、地方自治法第1条2項では、地方公共団体の役割について「住民の福祉の増進が基本である」と定めています。
 憲法第93条にあるように、地方公共団体の長と議会の議員は、地方公共団体の住民の直接選挙によって選ばれます。そして、地方公共団体の議会は、議事機関であり、地方公共団体の意思を決定する議決機関です。また、議会は、首長とは独立し、対等な立場で独自の権限である議決権や選挙権、意見表明権、自立権などを行使し、市民要求実現と執行機関のチェック機能として、地方公共団体における重要な構成と役割を担っています。
 したがって、議会は、地方公共団体が「住民の福祉の増進」という本来の仕事をするうえで欠くことのできない存在であり、その大きな目的を果たすうえで一定の議員数が必要なことは、自治体合併で議員定数が減らされ住民の声が反映されにくくなった地方の公共団体の事例からも明らかであります。
 町田市議会では、4人の議員定数削減により36人になった2002年の時の人口は382,206人で、議員一人当たりの人口は10,617人です。その後人口増加があり、2012年は420,304人で、議員一人当たりの人口は11,675人と、この10年間に1,000人も増えており、住民の声は現状でも届きにくくなっており、議員を削減する必要は全くありません。
 住民の声をしっかりと反映させるために必要な議員が配置されることは、民主主義の原点ではないでしょうか。選出された議員がしっかりと調査、勉強し、議会に臨んでこそ住民の要求に応えることができるのであり、住民の命と暮らしを守る本来の地方自治の発展に寄与することができると確信します。よって、請願第2号、「町田市議会議員の定数削減を求める請願」に反対します。

┏┓池川友一|日本共産党町田市議会議員
┗╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 【事務所】
 〒195-0061 町田市鶴川5‐10‐4
 電話・FAX/042(734)1116

 メール/up1@shore.ocn.ne.jp

 ※無料のなんでも相談、法律相談もおこなっています。なんでもお気軽にご連絡ください。


Nothing About Us Without Us(私たちを抜きに、私たちのことを決めないで)

2012-12-20 | 町田市政・市議会のこと

 この数日間、障がい者分野の集まりに出席をさせていただいています。

◆町田市社会福祉法人施設等連絡会との懇談

 18日は、町田市議会健康福祉常任委員会と町田市社会福祉法人施設等連絡会(法人連)のみなさんとの懇談会。

 各法人から現状と課題について報告があり、意見交換をおこないました。

 法人連は、障がい者施設などで構成されており、各法人ごとにどのような努力をされているのか、行政に期待することは何かについてとても勉強させていただきました。

 とりわけ、どのようにニーズを把握し、具体的な施策にしていくのか。障がい者のグループホームのニーズが高いこと、放課後活動の課題、障がい者分野の職員の研修や育成、障がい者とその保護者の高齢化…。こうしたところに、しっかりとネットを張り巡らせていくことが重要だと感じました。

◆町田サファイアクラブ5周年

 19日は、町田サファイアクラブの5周年記念式典へ。

 「SOSボード」をはじめ、市内で各団体とも連携をして障がい者を支える活動をしています。障がい者団体は、横のつながりが強く、記念式典にも市内の各団体が参加されていました。

 日本障害者協議会常務理事の藤井克徳さんが「地域で共に生きていくために─本当の安全・安心とは、私たち一人ひとりに問われるもの─」と題して記念講演。

 「私たちを抜きに、私たちのことを決めないで」(Nothing About Us Without Us)。とことん政策から入り、運動をする──最後にサファイアクラブの代表の田中さんが「『運動は裏切らない』という言葉に感動した」とお話をされていましたが、障がい者運動の原点ともいうべき「私たちを抜きに、私たちのことを決めないで」という言葉の意味を深く考える機会となりました。

 いくらいい支援をやっても、それを認めてくれる社会でなければならない──社会的障壁を取り除くこと、政策的に練り上げ実践をしていくことを強調された藤井さん。

 「運動は自分を変えていく」「変えられるのは、未来と自分」──実践者として、切り開かれてきた体験が語られる言葉を、非常に重たく受け止めました。

┏┓池川友一|日本共産党町田市議会議員
┗╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 【事務所】
 〒195-0061 町田市鶴川5‐10‐4
 電話・FAX/042(734)1116

 メール/up1@shore.ocn.ne.jp

 ※無料のなんでも相談、法律相談もおこなっています。なんでもお気軽にご連絡ください。


つながる鶴川(第158号)

2012-12-19 | 活動報告ニュース「都政への架け橋」

 つながる鶴川の第158号ができました。

 今週のニュースは、市議会一般質問で求めていた「まちっこ」の市民病院玄関前の発着、防災無線をフリーダイヤルで聞き直せる仕組み、小選挙区制度の弊害について記事を書いています。

121219

 「121219.pdf」をダウンロード

┏┓池川友一|日本共産党町田市議会議員
┗╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 【事務所】
 〒195-0061 町田市鶴川5‐10‐4
 電話・FAX/042(734)1116

 メール/up1@shore.ocn.ne.jp

 ※無料のなんでも相談、法律相談もおこなっています。なんでもお気軽にご連絡ください。


マイペースに育っています

2012-12-18 | 子育て・家族のこと

 マイペースの息子が、マイペースに育っています。

Boushi

 食欲は以前よりも増し、「まんまー」と。子どもの育ちというのは、親にとっても周りの人たちにとっても、本当にかけがえないものだと感じる日々です。一人の人が生まれ、育っていくというのが奇跡の連続なのだと思います。

 保育士さんからも「キレイなズリバイだね」と言われていた今年のはじめ。その後、ハイハイに移行をして、いまは徐々に歩き始めています。そんな息子は、とても誇らしげ。「どんなもんだーい」と言っているような。

 大人の動きを観察していて、何をしようとしているのか考えを巡らせているようです。私と妻が上着を着れば、「ハイ」と自分の上着を渡してきて、自分も出かけたいと催促します。靴を履こうとすれば「クック」と自分も靴を履こうとします。まさに一挙手一投足が息子に注目されているのです。

 話すのも好きなようで、私や妻が「○○だねー」というと「○○」と。ライオンは「がおー」、ぞうは「ぞうさん」、おなかは「ポンポン」。「学ぶ」という言葉の語源が、「まねる」であると学生時代に勉強をしたことの意味をかみしめています。

 ポッコリおなかも健在。保育士さんからは「おかわりを減らそうねー」と言われるほど。すくすくと育ってくれている息子をはじめ、子どもたちの未来をひらくために持てる力を発揮しなければなりません。身の引き締まる思いです。

┏┓池川友一|日本共産党町田市議会議員
┗╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 【事務所】
 〒195-0061 町田市鶴川5‐10‐4
 電話・FAX/042(734)1116

 メール/up1@shore.ocn.ne.jp

 ※無料のなんでも相談、法律相談もおこなっています。なんでもお気軽にご連絡ください。


総選挙、都知事選挙──ひきつづき、全力投球でがんばります

2012-12-17 | 国政のこと

 総選挙と都知事選挙──本当にたくさんの方に、期待の声を寄せていただきましたが結果は8議席の確保(改選前9議席)となりました。東京都知事選挙で、日本共産党が支持した宇都宮けんじさんも当選には至りませんでした。

121217

 町田市では、日本共産党の得票数・率ともに前回に及びませんでした。同時に、一方で自民党も得票数・率ともに前回選挙を下回っています。

 この結果は、自民党に積極的に投票したのではなく「民主党政権は継続させられない」という消極的投票であることがよくわかります。

 小選挙区でいえば、当選した自民党の小倉候補は得票率30・61%。投票率が63・87%ですから、町田市内の有権者で小倉候補に投票したのは18・98%となるのです。小選挙区制度の弊害、2割の有権者の支持で当選するということは、残り8割の民意を選挙の時点で切り捨てているといっても過言ではありません。

 民意が切り捨てられるような選挙制度のあり方でいいのかが問われています。

 公約実現──消費税増税中止と増税に頼らない道の実現、即時原発ゼロと再生可能エネルギーの普及、憲法9条を守り生かすために、松村候補といっしょに力を尽くしていきたいと思います。そして、もっと住民のみなさんと心通わせ、力をつけ、政策を磨いていかなければなりません。私自身も、自己分析、自己研さんを積み重ねていきたいと思います。

 町田市議会で地域のみなさんの願いを実現し、対案を示して奮闘したいと思います。そして、来年夏の参議院選挙と都議会議員選挙──来たるべきたたかいに備えたいと思います。

┏┓池川友一|日本共産党町田市議会議員
┗╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 【事務所】
 〒195-0061 町田市鶴川5‐10‐4
 電話・FAX/042(734)1116

 メール/up1@shore.ocn.ne.jp

 ※無料のなんでも相談、法律相談もおこなっています。なんでもお気軽にご連絡ください。