日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

日本共産党東京都議会議員の池川友一のオフィシャルブログです。地方政治の現場からいろいろと発信していきます。

子どもの権利の全面的実現を妨げる否定的態度と闘うこと──国連「子どもの権利委員会 一般的意見12号(2009年)」⑥

2019-02-23 | 学んだこと、政策のこと

 締約国の中核的義務として、

 「意見を聴かれる子どもの権利は、適切な情報、必要な場合の十分な支援、意見がどの程度重視されたかに関するフィードバック、および、苦情申立て、救済措置または是正措置の手続へのアクセスを子どもたちに提供する機構を導入するために国内法を再検討しまたは改正する義務を、締約国に対して課すものである」としています。

  • 子どもとともにおよび子どものために働くすべての専門家を対象として、第12条および実践におけるその適用についての研修を行なうこと。このような専門家には、弁護士、裁判官、警察官、ソーシャルワーカー、コミュニティワーカー、心理学者、ケアワーカー、居住型施設および刑務所の職員、あらゆる段階の教育制度の教員、医師、看護師その他の保健専門職、公務員および公的職員、庇護担当官ならびに伝統的指導者が含まれる。
  • 規則および体制を整えることにより、子どもの意見表明を支援および奨励するための適切な条件を確保し、かつ子どもの意見が正当に重視されるのを確実にすること。このような規則および体制は、法律および機関内規則にしっかりと根ざしており、かつその効果に関して定期的評価が行なわれるようなものでなければならない。 
  • 広く蔓延している慣習的子ども観を変革するための公的キャンペーン(オピニオンリーダーおよびメディアによるものも含む)を通じ、意見を聴かれる子どもの権利の全面的実現を妨げる否定的態度と闘うこと。

 こうした視点からあらゆる点検をしていくことが必要です。

 特に「子どもの権利の全面的実現を妨げる否定的態度と闘うこと」としていることは重要で、あらゆるチャンネルから系統的に発信することが求められています。

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エリック・カール『はらぺこあおむし』

2019-02-22 | その他もろもろ

 一度は、この絵を見たことあるのではないでしょうか。

 エリック・カール作『はらぺこあおむし』。

 我が家の子どもたちも大好きな作品です。

 エリック・カール氏の作品は、子ども心をくすぐる仕掛けがあります。

 この『はらぺこあおむし』は、まず果物に穴が空いているというのは、これだけで魅力的です。

 そして、何よりも食べものがおいしそう。

 くり返し読んでいると、子どもたちも口ずさんでいます。

 参考→https://www.kaiseisha.co.jp/special/ericcarle/harapekoaomushi/

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ついに、「知事と一問一答の質疑」実施を決定

2019-02-21 | 東京都政・都議会のこと

 この間、ずーーーーーーーーーーーーっと続いてきた、築地市場跡地の有償所管換をめぐる都議会でのアレコレ。

 13日に、小池知事と一問一答で論戦できる場が必要だという共産党都議団の提起を皮切りにして、様々なステージでやりとりが行われてきました。

 市場を所管する経済・港湾委員会に知事が出席して質疑を行うことが決定しました。具体的な質疑の方法等についてはこれからです。

 20日の0時5分(昼ではなく深夜)に財政委員会を招集するという、公明党(委員長)と都民ファーストの会の驚くべき暴挙で始まったこの日。

 私は、こんな乱暴な委員会運営は認められないこと、正常化のために努力を積み重ねてきたのに一方的に反故にすることは認められないことを求め、こんなやり方で委員会を招集することは無効だと主張してきました。結果として招集された財政委員会は一度も開かれることなく、中止が宣言されることになるわけですが…。

 本会議の運営などを確認する議会運営委員会理事会が、10時30分開会。

 しかし、議会運営委員会の理事は10人+オブザーバー3人(立憲・民主、みらい、維新・あたらしい)ですが、 出席したのは都民ファーストの委員長と自民党2人、共産党1人、オブザーバー3人で、都民ファースト副委員長と理事、公明党の副委員長と理事は全員欠席という前代未聞の事態が起こりました。

  議運理事会は、都議会運営のコアな部分を決める場所です。この場に「知事与党」の第1会派と第2会派が出ないという責任は極めて重く、ボイコット戦術はあまりにもお粗末な対応です。

 そこから、議事運営を行うために多くの時間が費やされ、断続的に協議が行われる中で、知事の委員会出席が決定するに至りました。

 議会の中にいてもわからないことが多く、報道などを通じて出て行く情報だけではもっとわかりにくいと思います。

 くり返しになりますが、今回の問題の起点は知事が補正予算で築地市場跡地の有償所管換を提案したことです。

 その後、共産党都議団が予算特別委員会で知事と一問一答で質疑を行うことを主張し、財政委員会と経済・港湾委員会で知事出席と連合審査を求めてきました。

 さらに6会派で議長などに申し入れを行い、最終的には知事が出席することが決まっていきました。

 これでやっと論戦の場が決まりました。代表、一般質問と委員会質疑で、きっちり論戦していきたいと思います。

 

 

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幾重にも委員会運営を踏みにじる公明党と都民ファーストに抗議する

2019-02-20 | 東京都政・都議会のこと

 18日の財政委員会理事会の対応については、すでにブログで紹介しました。(参考:財政委員会理事会、5会派中3会派欠席のもとで強行──都議会でも前例のない許されない行為

 私と音喜多理事は、一部の理事が不在の中で強引に「意思決定」を行うことは許されず、財政委員会理事会と委員会は開催すべきではないという内容の申し入れを公明党の大松あきら委員長に申し入れました。


2019年2月19日

財政委員会委員長
大松 あきら 殿

財政委員会の正常化について 

 昨日2月18日の財政委員会理事会運営において、築地市場跡地に関わる補正予算案・約5,400億円という重要議案の審議に関し、3つの会派が退席・欠席する中で「意思決定」が行われる事態が発生しました。

 理事会協議は、委員会運営について、構成する全会派の参加のもとで協議をつくす場であり、どのような結論を見るとしても、そこに至るまでの過程は全会一致が大原則です。一部の理事が不在の中で強引に意思決定を行うことは、都議会の常任委員会運営の中で前例のない許されない行為であり、断じて看過することはできません。今回の理事会での「意思決定」なるものは、無効といわなければなりません。

 このままでは、本日19日の午後に予定されている理事会・委員会に出席することは困難です。そこで、3会派が不参加の状態でなされた昨日の理事会決定を即時撤回し、財政委員会を正常化していただくことを強く求めます。

財政委員会 理事
日本共産党東京都議会議員団
池川 友一
維新・あたらしい・無所属の会
おときた 駿


 

 ところが、その直後に公明党と都民ファーストの会のみの出席で、財政委員会理事会の開催を強行。さらに財政委員会を開催するという情報が入り、委員会の開催は認められないという意思表示のために、委員会室で開催の撤回を求めました。

 

 委員長は開会を宣言したものの、5分ほどで暫時休憩を宣言。結果として、そのまま委員会を続けることはできませんでした。

 休憩後しばらくして、委員長と都民ファーストからは、委員会運営について謝罪がありました。その後、様々なステージで協議(調整)が進められてきました。

 その詳細について、書くことはしませんが私自身、一致点はどこにあるか、どうやったら事態を打開できるかと提案を行いました。

 そうした協議が行われている中で、23時50分前に突如「日またぎ」のための理事会と委員会を開催すると一方的に決定し、またしても公明党と都民ファーストの会のみの出席で、理事会と委員会の開催が行われました。

 あまりにもひどすぎる暴挙であり、こうした委員会運営は絶対に認めることができません。こうした財政委員会の状況を招いている責任は、委員長である公明党とそれに歩調を合わせる形で対応している都民ファーストの会のやり方にあることは、厳しく指摘をしなければなりません。

 

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6会派共同で「一問一答の質疑の場に知事の出席を」──議長などに申し入れ(全文)

2019-02-19 | 東京都政・都議会のこと

 19日、6会派共同で「平成30年度最終補正予算案の審議に知事の出席を求める申し入れ」を行いました。


東京都議会議長     尾崎大介 殿

議会運営委員会委員長  増子ひろき 殿
財政委員会委員長    大松あきら 殿
経済・港湾委員会委員長 中山ひろゆき 殿

平成30年度最終補正予算案の審議に知事の出席を求める申し入れ

 

平成31年2月19日
東京都議会自由民主党
日本共産党東京都議会議員団
都議会立憲民主党・民主クラブ
維新・あたらしい・無所属の会
都議会生活者ネットワーク
自由を守る会

 小池知事は、平成29年6月に市場移転に関する基本方針を発表し、その後も「築地は守る、豊洲は活かす」「食のテーマパーク機能を有する新たな市場にする」「事業者が築地に復帰する際のお手伝いはさせてもらう」との発言を繰り返してきた。本年1月23日に「築地まちづくり方針(素案)」を発表した際にも所管換の説明は一切なかった。その翌日、平成30年度最終補正予算(案)おいて、築地市場跡地を市場会計から一般会計に有償所管換する経費5,423億円を計上することを発表した。
 このため、この間の経緯と補正予算で唐突に一般会計への有償所管換を提案した理由及び今後のまちづくり等に関して、知事と一問一答の形式で質疑を行い、都民への説明責任を果たす必要がある。

 よって、以下の申し入れをします。

1 補正予算の議決日より前に、知事との一問一答の質疑ができるよう知事の出席を求めること。
2 財政委員会、経済・港湾委員会もしくは連合審査会のいずれかに知事の出席を求めること。

以上


 

 

 知事出席については、なぜ知事が出席しないのか(できないのか)について説明ができていないという声が私のところにも伝わってきています。

 5000億円を超える予算を決めてほしいというわけですから、都議会で徹底審議するのは誰が考えても当然のことです。なぜ、知事と一問一答で議論をすることを避けているのか。

 議長や議会運営委員長、各常任委員長はこの申し入れを重く受け止め、知事との一問一答を実現するために具体的な行動を起こすよう強く求めます。

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