内和農園ドタバタ日記

夫婦で農業の備忘録てきなことを綴ります。

りんごジュースつくってきました

2010年11月21日 20時44分27秒 | 農業
今日は、むぎわら帽子へりんごジュース作りのお手伝いに行ってきました。
りんごジュースができるまでを一通り説明してみます。
今日のりんごジュースは紅玉ジュースですよ。

■瓶編
りんごジュースを詰めるビンを洗います。中と外を洗います。
この洗浄道具はなかなか壊れません。
壊れそうなところがないからか。w
当時、数十万円くらいしたらしいです。
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洗ったビンと王冠は蒸し器で加熱殺菌します。
100℃で5分。
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■りんご編
写真にはないですが、
収穫された作業コンテナ一杯の紅玉は、流し台に水を溜めて検視しながら1つ1つ手洗いします。

果ジューサーにりんごを1つ1つ投入します。
大体、20個~30個を搾ったら搾り滓を取り出します。
入れすぎると滓が果汁と一緒に流れ出してドレインを詰まらせる原因になるから、簡単なようでなかなかね。
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ジューサーの原理は、なかなかすてきです。
ジューサー内部は、円盤状のおろし金と
パンチングメタルの円筒、円筒の内側に取り外しができる目のこまいナイロンネットをかぶせてあります。

投入されたりんごは、回転してるおろし金と円筒の中へ落ちて転がります。回転方向の天井が低くなり、おろし金に押し付けれおろされます。
おろされたりんごペーストは遠心力の力で円筒外壁へへばりつきます。
滓はナイロンネットに固定され、果汁はナイロンネットとパンシングメタルの穴を通り外周のガラスへ飛んでいきます。
外壁のガラスを伝って底に流れて底のドレインから透明な果汁トレーに集められます。
果汁トレーの表面についたコックからホースへ流れ寸胴鍋に貯まります。
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寸胴一杯になったりんご果汁は93度になるまでガスコンロで加熱します。
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■瓶詰め編
滅菌処理済みの瓶を6本ならべます。
加熱処理できたりんご果汁は、さらしを敷いた漏斗へ注ぎ瓶詰めします。
瓶の口から溢れ、表面張力でもっこりな状態になれば注ぎはOK。
泡が邪魔するから簡単なようで難しいのです。
少しづつ注ぎながら漏斗を持ち上げるバランスがなかなかなのね。
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打栓機に王冠をセットして瓶の口をギュ~トね。
簡単なようで、力加減が大事です。
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瓶詰めしたら最後の滅菌処理へ
熱湯に15分漬けます。
このとき、王冠の締め付けが甘いと内圧に負けて栓が飛びます。
1回に2篭を処理しますが、1~2本は自爆します。
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生き残ったりんごジュースのみが栄光の収縮ディアナを被せていただけます。
冷えてからかぶせる場合はドライヤーで収縮させてあげないと駄目だそうです。
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今日のジュースはまだ、あっちちなので、明日には飲み頃の温度になってるそうです。

なかなか、楽しい経験でした。