このような柿をいただきました。
鳥取県の柿というのも初めてですが、
この柿の名前「こおげ花御所柿」というのは謎だらけです。(^-^;
まず、この名前の謎を解きましょう。
花御所柿は天明年間(1781-1789年)に、郡家(こおげ)町の「花」という地域の
農民・野田五郎助という人が現在の奈良県から「御所柿」の枝を持ち帰って、
渋柿に接木したのが始まりといわれています。
当時は「五郎助柿」とよばれていたようですが、
「花」という地域で作っている「御所柿」ということで
「花御所柿」と呼ばれるようになったとの事です。
そして、花御所柿は、鳥取県の東部、因幡地方にのみ栽培され、
しかもその9割が郡家(こおげ)町で栽培されています。
しかも不思議な事にこの花御所柿は、郡家町の中でもごく一部の
限られたところでしか品質の良いものがとれないのだそうです。
本当にミステリアスな柿です。
この柿を送ってくださった方から
「よく熟してから食べてくださいね。」と言われていたので、
冷蔵庫の野菜室に入れて、保存しました。
どの程度熟したらOKなのか、そのタイミングがわからず、
そっと紙を外してみると…。
あ~、萎びている。
皮にもしわが寄っている・・・。
これは、食べるタイミングを逃してしまったのでは!?
と、恐る恐るカットしてみると・・・。
まるで、ゼリーのような果肉が輝いていました。
スプーンですくって食べると、まるで生ジャムのよう!!
花御所柿の糖度は20度以上と言われていますが、
たぶん、この甘さはかなりの糖度だったのではないかと思います。
甘柿の中でも最高の糖度と言われる花御所柿に出逢えたこと、感謝いたします。
今年は、タイミング逃したから食べられんかった😓
出回るのが、普通の柿より、ちょっと遅めだよね
富有柿とかと、甘さが違うんよね
花で作ってるから“花御所柿”
同じ種類でも実家の近所にあるのは“御所柿”だもんね😅
鳥取の柿だから御存知かなぁと思っていたら、やっぱり!!
とても貴重な柿なんだね。
収穫時期が11月下旬から12月中旬というのもびっくり!!
それにしてもミステリアスな柿・・・。
郡家町の中でも、発祥の地「花(はな)」をはじめ、「大門(だいもん)」「西御門(にしみかど)」「殿(との)」「市の谷(いちのたに)」などでしか品質の良いものが採れないなんて!
どの地名も由緒がありそうですね。