”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

今年初梨 秋麗いただきました!!

2023-08-21 21:44:39 | 果物

今年初の梨 磐田産 秋麗をいただきました。

   

見た目は秀麗とは言い難いのですが、

まず、その糖度に驚きます。

糖度13と言われていますが、酸味をほとんど感じません。

  

濃い甘み、緻密な肉質、シャキシャキとした食感、みずみずしさ・・・。

 

見た目は悪いけど、最高においしい梨・・・

と書かれたものを見つけました。

でも、この見た目も含めて、秋麗の個性だと思います。

  

 

ところで、秋麗は幸水と筑水を交配させて生まれた青梨です。

幸水も筑水も赤梨なのに、その子供は青梨。

ということは、幸水にも筑水にも青梨の血が入っている???

  

気になりだすと、調べずにはいられない野菜(果物)オタクなので、

ここから先は、興味のない方はスルーしてくださいね。(^-^)

  

●まず、赤梨と青梨について

 赤梨・・・皮の部分が赤い色をしており、ザラザラとしている。

      代表的な品種は幸水

 青梨・・・皮の部分が緑色を帯びており、赤梨に比べるとつるっとしている。

      代表的な品種は二十世紀

 

    

●ここからは、梨の交配について(赤梨は赤字、青梨は青字、不明は黒字で表示します。)

秋麗幸水×筑水 これを元に幸水と筑水の生い立ちを調べます。

   幸水菊水×早生幸蔵

      菊水=大白×二十世紀

   

   筑水豊水×八幸

      豊水幸水×イー33(石井早生×二十世紀

      八幸八雲×幸水

         八雲二十世紀の品種改良

 

こうしてみると、秋麗の親である幸水も筑水も赤梨でありながら、

そこには、最強の青梨「二十世紀」の血が流れていることがわかりました。

 

秋麗は、見た目も悪く、また栽培にも手間と時間がかかる

難しい品種と言われています。

しかし、一度味わえば、絶対にその魅力が伝わると思います。

秋麗が、二十世紀に次ぐ青梨のホープとなりますように。

 

  

ここまでお付き合いいただいた方、ありがとうございました。

秋麗を使ったお料理は、次の記事で紹介させていただきますね。

   


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