家庭菜園のきゅうり スーヨーも急に勢いが衰えたようです。
ゴーヤの方が優勢になってきました。
スーヨーがなくなる前に書いておきたいと思います。
昨年もきゅうりが豊作でした。
昨年は、スーヨーではなく、夏すずみでしたが・・・。
私は、毎日毎日、夏すずみを料理し、SNSに投稿していました。
そんな時、近所の方からこんなことを言われました。
「インスタ、毎日見てるけどさ、きゅうりばっかり食べてちゃいかんよ。
うちも毎日、きゅうり食べているけどさぁ。
もっと、力のつくもの食べなきゃ!!」
たしかに、その頃は毎日、きゅうり料理を食べていました。
しかし、きゅうりだけポリポリかじっていたわけではなく、
肉、魚、卵、乳製品などと合わせて料理していたのに、
なぜそんなことを言われなければならないのか?
「私の料理に説得力がなかったのかもしれない。」と反省すると同時に、
きゅうりに対するイメージの問題ではないか…と考えました。
●誤解されたきゅうり
きゅうりは、ギネスに「カロリーの最も低い果実(Least calorific fruit)」
として認定されています。
「カロリーの最も低い果実」が、いつの間にか「世界で一番栄養の無い野菜」として
誤解され、広まったようです。
●本当に栄養がないのか? きゅうりに含まれる栄養素と効能
まず、カロリーは100g当たり13kcalと低カロリーであることをお伝えしておきます。
その上で
◆カリウム・・・体内の余分な塩分を排出し、高血圧やむくみの予防効果がある。
◆ビタミンK・・・血液凝固を助けてくれたり、
カルシウムへの沈着を促して骨を丈夫にしてくれたりする働きがある。
◆ビタミンC・・・コラーゲンの合成を助け、鉄分の吸収を促進する。
免疫力を高める。
◆食物繊維・・・腸内環境を調え、便秘を防ぐ。
◆銅・・・貧血予防
◆モリブデン・・・タンパク質の代謝に関わり、子どもの成長のために欠かせない。
こうしてみると、きゅうりにはカロリーの元となる栄養素(たんぱく質、炭水化物、脂質)は
少ないものの、ビタミン、ミネラル、食物繊維は豊富に含まれています。
つまり、きゅうりはカロリーを抑えながら、必要な栄養素を補うことができる野菜
と言えるのではないでしょうか?
●どうやって食べればいいの?
それでも、きゅうりでは栄養が摂れないと不安に思われるのなら、
不足分(たんぱく質、炭水化物、脂質)を補うような食べ方をすればいいのでは?
【きゅうりのクリーム煮 ピーマンの代わりにきゅうりを使ったチンジャオロース風】
【キャベツの代わりにきゅうりを使った回鍋肉風】
きゅうりは決して栄養価が低いわけでもありませんし、
私の両親や祖父母世代がよく口にした「精がつかない」野菜でもありません。
食べ方次第で、色々な表情を見せてくれる野菜です。
きゅうりの誤解を解きたく、書かせていただきました。
長文をお読みいただき、ありがとうございました。
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