宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「ホルスの目」

2008年11月21日 | Weblog

(画像はクリックされましたら拡大します。)

初版が86年で、その後増刷を重ねながら絶版となった本で、
「秘法エジプト占い」というものがあります。

これはそれぞれ異なった象徴とヒエログリフが印刷されて
いる25枚のカードが付属しているもので、これらのカードは
占いだけでなく、それぞれの象徴の意味する所の力を
求めて、瞑想や護符として使用出来るという説明でした。

このカードのそれぞれの写真、そしてこのカードに関するコラムは
こちらにありますが、象徴そのものはそれほど複雑では
なくても占いの応用の範囲は幅広く、そして神話と象徴に関する
話しなど、個人的に興味深く感じられる所が多いです。

画像の方は、その中の一枚の「ホルス」のカードです。
この神は、神の子でありながらも悪者に父親を殺されて王座を
奪われ、普通の人々の中でたくましく美しい青年へと成長し、
父親の仇を取った後に王国に秩序と調和をもたらしたと
伝えられているそうです。

また太陽神ラーの両目のうちの左目が彼の与えられた象徴ですが、
古代エジプトの神官達の間で、実は彼には双子の妹がおり、
それがバステト女神で、彼女に右目の象徴を与えられた事が
秘密として伝えられていたとの事です。
この辺りは秘密の伝承は、他の神話との関連を思い起こさせられ
ます。

ちなみに画像のカードは、季節的な持病を持っている人、
芸術的な才能を開花させたい人、ハンサムな彼にあやかって
美しくなりたい人、家庭内での問題と対決したい人のお守りに
良い、という事でした。

病気、特に眼病を治したい人は、楽にして座ってこのカードを
正面に置き、シンボルに集中して、そこから金色の太陽の
光が体全体を包み込み、新しい活力が与えられているという
瞑想を2~3分間続けると大きな力になるという事でした。


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