正式には立って行うべきとされていますが
病気の方や 体力のない方は 坐して行われてもよろしいかと思われます。
両手を自然に横に置いて行います。
「那摩上師(なまじょうし)
那摩仏(なまぶつ)
那摩法(なまほう)
那摩僧(なまそう)
為利遍虚空一切如母(いりへんこくういっさいにょも)
有情先我成仏而(うじょうせんがじょうぶつじ)
発無上菩提心(ほつむじょうぼだいしん)
諸仏正法賢聖僧(しょぶつしょうほうけんせいそう)
直至菩提永帰依(ちょくしぼだいえいきえ)
以我所修諸善根(じがしょしゅうしょぜんこん)
為利衆生願成仏(いりしゅじょうがんじょうぶつ)。」
「煩悩所知罪障過(ぼんのうしょちざいしょうか)
立誓清浄金薩尊(りっせいしょうじょうこんさつそん)
吾頂梵門エマホー(ごちょうぼんもんえまほー)
心輪呪曼降甘露(しんりんじゅまんこうかんろ)
浄治吾罪賜吉祥(じょうちございしきっしょう)。」
「那摩金剛薩た仏(なまこんごうさったそん)
一切罪障発露懺(いっさいざいしょうほつろざん)
失壊誓言皆令浄(しつかいせいごんかいれいじょう)
三昧耶戒願清浄(さんまやかいがんしょうじょう)。」
息を吸い込みながら
両手をゆっくり持ち上げ
頭部の位置にまで水平に持ち上げた時に
心の中で「オン」を誦し
両手を喉元の位置にまで下ろして 「ベンザ」を誦し
両手を胸の位置にまで下ろして「サッタ」を誦し
両手を臍の位置にまで下ろして「ウン」を誦し
両手をゆっくり下ろしながら
自己の頭頂に坐しておられる金剛薩たより白い甘露が
頭頂より注がれて
自己の全身が洗い流されて
白い甘露が 自己の身心の汚れや罪業や悪因縁などを洗い清めたあと
真っ黒に変じて大地に飲み込まれてゆく時
「罪障病魔違縁(ざいしょうびょうまいえん)
悉皆消除(しつかいしょうじょ)
シェンダングル・ソーハー。」
(回向)
合掌して誦す。
「祈願一切衆生(きがんいっさいしゅじょう)
都消除罪障過(としょうじょざいしょうか)
究竟成就(くきょうじょうじゅ)
金剛薩た仏果位(こんごうさったぶっかい)
以此諸善根(じししょぜんこん)
成就金薩尊(じょうじゅこんさつそん)
有情悉無余(うじょうしつむよ)
証登仏果地(しょうとうぶっかち)
利楽回向諸有情(りらくえこうしょうじょう)
願諸利楽遍虚空(がんしょりらくへんこくう)
苦患無余我代受(くかんむよがだいじゅ)
願令干涸痛苦海(がんれいかんこつうくかい)
文殊師利勇猛智(もんじゅしりゆうもうち)
普賢慧行亦復然(ふげんけいこうえきふくぜん)
我今回向諸善根(がこんえこうしょぜんこん)
随彼一切常修学(ずいひいっさいじょうしゅうがく)
三世諸仏所称嘆(さんぜしょぶつしょしょうたん)
如是最勝諸大願(にょぜさいしょうしょたいがん)
我今回向諸善根(がこんえこうしょぜんこん)
為得普賢殊勝行(いとくふげんしゅしょうぎょう)。」
最後に両手をよくこすり合わせ
両眼を摩擦し 全身を軽く叩いて
腹部を軽く揉んで終える。