（金剛亥母）
「諸仏正法賢聖僧（しょぶつしょうほうけんせいそう）
直至菩提永帰依（ちょくしぼだいえいきえ）
以我所修諸善根（じがしょしゅうしょぜんこん）
為利衆生願成仏（いりしゅじょうがんじょうぶつ）。」
「願諸衆生永具安楽及安楽因（がんしょしゅじょうえいぐあんらくきゅうあんらくいん）
願諸衆生永離衆苦及衆苦因（がんしょしゅじょうえいりしゅうくきゅうしゅうくいん）
願諸衆永具無苦之楽（がんしょしゅうえいぐむくしらく）
我心怡悦（がしんいえつ）
願諸衆遠離貪嗔之心（がんしょしゅうおんりどんしんししん）
住平等舎（じゅうびょうどうしゃ）。」
金剛亥母の姿を観じつつ誦す。
金剛亥母の胸の中央には 月輪があり
月輪の中に 眞言の輪が時計回りに回転している。
「アー・アー・アー
前方虚空蓮華日てん上（ぜんぽうこくうれんげじつてんじょう）
金剛亥母裸体身顔藍（こんごうがいもらたいしんがんらん）
右脚弯曲足跟貼密処（うきゃくわんきょくそくこんちょうみつしょ）
左脚立状三目発披肩（さきゃくりつじょうさんもくほっぴけん）
右挙弯刀左手持顱蓋（うきょわんとうさしゅじろかい）
緑色猪面肘窩持天杖（りょくしきちょめんちゅうわじてんじょう）
亥母心間日輪五呪字（がいもしんかんにちりんごしゅじ）
放射光芒周遍虚空界（ほうしゃこうぼうしゅうへんこくうがい）。」
108遍誦す。
「ア・ハ・レ・ネ・サ。」
「ザー・ウン・バン・ホー。」
9遍心の中で誦しつつ
自己と金剛亥母が融合して一体となり
有情に 種々の加持を授けていると観じつつ 再び誦す。
何遍誦す。
「ア・ハ・レ・ネ・サ。」
一切顕現尽為空行母（いっさいけんげんじんいくうぎょうも）
一切声音尽為空行呪（いっさいしょうおんじんいくうぎょうしゅ）
一切心念尽為空行智（いっさいしんねんじんいくうぎょうち）
五部空行仏母祈加持（ごぶくうぎょうぶつもきかじ）
妙有眞空本覚明了悟（みょうゆうしんくうほんがくみょうりょうご）
五毒煩悩我執自解脱（ごどくぼんのうがしつじげだつ）
息増懐誅四業任運成（そくぞうかいちゅうしごうにんうんじょう）
三身五智仏果速証得（さんしんごちぶっかそくしょうとく）
アー・アー・アー。」
（回向）
「文殊師利勇猛智（もんじゅしりゆうもうち）
普賢慧行亦復然（ふげんけいこうえきふくぜん）
我今回向諸善根（がこんえこうしょぜんこん）
随彼一切常修学（ずいひいっさいじょうしゅうがく）
三世諸仏所称嘆（さんぜしょぶつしょしょうたん）
如是最勝諸大願（にょぜさいしょうしょたいがん）
我今回向諸善根（がこんえこうしょぜんこん）
為得普賢殊勝行（いとくふげんしゅしょうぎょう）。」
「孔雀明王の加持を受ける」
孔雀明王の加持を受ける事によって
自己の三毒や邪念を消除し
更に 物理的な毒や災を除く功徳を得ます。
合掌し 左右の人差し指を立てて
中指と薬指と小指を 軽く曲げ
親指は立てて伸ばし 中指の指先を押さえて
大きな輪を作るようにして誦します。
「オン・マユラ・ヴィヤ・ラジニ・クランテ・スワハー。」
「抜除罪眞言」
【抜除罪眞言】
「自造自招無間歇（じぞうじしょうむげんけつ）
個中誰識本来心（こちゅうすいしきほんらいしん）
為宣密呪力加持（いせんみつじゅりきかじ）
一念回光倶寂静（いちねんえこうぐじゃくせい）。」
「ナム・サルバ・タタゲッテイ・ヒョウ
アラカアテイビョウ
オン・ゲイマラ・コロシナビユリ
サンバ・サンバ・アゲイシャ・アゲイシャ
キャクコ・キャクコ・ボラン・ボラン
ガンガンシナイチ・マンジュリヤ
ソシツリヤ・タライヤ・マンサルバ
ドクケイビョウ・ポビョウポ
センマヤ・センマヤ・アミトオンバ
ボオンババ・ハメイナセイ・ソワカ。」
トータル
