「仏母出生三法蔵般若波羅蜜多経」の 一部でも
誦したり 聴いたり
書写したり他者に教えたりする事で
常に御仏を見て 正法を得る事になるとされます。
また 般若経に灯明や香などを捧げて供養する事で
数多の福を生じさせるとされます。
以下 「仏母出生三法蔵般若波羅蜜多経」の一部です。
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「爾時(にじ)
帝釈天主(たいしゃくてんしゅ)
即起是念(そくきぜねん)
尊者舎利子(そんしゃしゃりし)
今以何縁而生此問(こんにかえんにしょうしもん)
作是念已(さぜねんち)
前白尊者舎利子言(ぜんびゃくそんしゃしゃりしごん)
尊者(そんしゃ)
有何因縁如是問仏(うかいんねんにょぜもんぶつ)
舎利子言(しゃりしごん)
驕尸迦(きょうしか)
如仏所説(にょぶつしょせつ)
諸菩薩摩訶薩修習般若波羅蜜多方便(しょぼさつまかさつしゅしゅうはんにゃはらたみったほうべん)
為般若波羅蜜多所護者(いはんにゃはらたみったしょごしゃ)
即能於彼一切善根如実随喜(そくのうおひいっさいぜんこんにょじつずいき)
如実回向彼一切智(にょじつえこうひいっさいち)
而此般若波羅蜜多有大功徳(にしはんにゃはらたみったうだいくどく)
勝諸菩薩有所得心(しょうしょぼさつうしょとくしん)
布施持戒忍辱精進(ふせじかいにんにくしょうじん)
禅定福行(ぜんじょうふくぎょう)
以是縁故我作此問(にぜえんこがさしもん)
驕尸迦(きょうしか)
汝今当知(にょこんとうち)
此般若波羅蜜多与五波羅蜜多(しはんにゃはらたみったよごはんにゃはらたみった)
而為導首(にいどうしゅ)
引示令入一切智道(いんじりょうにゅういっさいちどう)
譬如世間有其盲人(ひにょせげんうごもうにん)
雖聚百千万衆欲有所往而皆不能(すいじゅひゃくせんまんしゅよくうしょおうにかいふのう)
知所行道(ちしょぎょどう)
若無導師彼終不能進趣(にゃくむどうしひしゅうふのうしんしゅ)
城邑聚落方処(じょうゆじゅらくほうしょ)
若有目人為作先導(にゃくうもくにんいさせんどう)
彼諸盲者即能達彼一切方処(ひしょもうじゃそくのうたつひいっさいほうしょ)
驕尸迦(きょうしか)
所有布施持戒忍辱精進禅定猶如盲人(しょうふせじかいにんにくしょうじんぜんじょうにょもうにん)
雖復修習無量福行(すいぶしゅしゅうむりょうふくぎょう)
欲至一切智果(よくしいっさいちか)
若不以此般若波羅蜜多而為導首(にゃくふしはんにゃはらたみったにいどうしゅ)
畢竟不能如実趣向一切智道(ひっきょうふのうにょじつしゅこういっさいちどう)
況復能得一切智果(きょうぶのうとくいっさいちか)
若此布施等法(にゃくしふせとうほう)
得般若波羅蜜多為導首者(とくはんにゃはらたみったいどうしゅしゃ)
即得智慧之眼(そくとくちえしげん)
而能照達(にのうしょうたつ)
一切智道(いっさいちどう)
即得趣証一切智果(そくとくしゅしょういっさいちか)
又復布施持戒忍辱精進禅定(ゆうぶふせじかいにんにくしょうじんぜんじょう)
為般若波羅蜜多力所助者(いはんにゃはらたみったりきしょじょしゃ)
是故此五即得名為波羅蜜多(ぜこしごそくとくみょういはらたみった)
爾時(にじ)
尊者舎利子白仏言(そんしゃしゃりしぶつごん)
世尊(せそん)
般若波羅蜜多為何法故生(はんにゃはらたみったいかほうこしょう)
仏言舎利子(ぶつごんしゃりし)
般若波羅蜜多(はんにゃはらたみった)
不見有色不為色故生(ふけんうしきふいしきこしょう)
不見受想行識(ふけんじゅそうぎょうしき)
不為受想行識故生(ふいじゅそうぎょうしきこしょう)
若此五蘊有所生相(にゃくしごうんうしょしょうそう)
即般若波羅蜜多為彼故生(そくはんにゃはらたみったいひこしょう)
而此五蘊既無所生。
是故般若波羅蜜多不為諸法故生(ぜこはんにゃはらたみったふいしょほうこしょう)
舎利子復白仏言(しゃりしぶびゃくぶつごん)
世尊(せそん)
若般若波羅蜜多如是生者(にゃくはんにゃはらたみったにょぜしょうしゃ)
当於何法有所成耶(とうのかほううしょじょうや)
仏言舎利子(ぶつごんしゃりし)
般若波羅蜜多(はんにゃはらたみった)
雖如是生無少法可成(すいにょぜしょうむしょうほうかじょう)
由無法成故乃得名為般若波羅蜜多(ゆうむほうじょうこないとくいはんにゃはらたみった)。」
「三昧耶戒と 清浄菩薩律儀と多くの功徳を得る」
白色に輝く 「バン字」を観じ
両手を合掌して 左右の中指と人差し指と親指を外縛して
自己と 一切衆生が金剛光明の宝三昧耶戒を受くと念じて1遍誦す。
「オン・サンマヤ・サッタ・バン。」
そして 十方世界の妙善戒法が 羯磨声を伴って響く様子を観じ
再び1遍誦す。
「オン・サンマヤ・サッタ・バン。」
そして 十方世界の妙善戒法の心業力が 虚空に集まる様子を観じる。
再び1遍誦す。
「オン・サンマヤ・サッタ・バン。」
そして 虚空に集まった善法が 自己の頭頂から
阿頼耶識を含む 八識を満たす様子を観じる。
「観世音菩薩の加持を受ける」
誦す事で 観世音菩薩の加持が得られるとされる。
「ナモ・ラトナ・トラヤーヤー
ナマ・アーリャー・ヴァロキーチー・スヴァラーヤ
ボディサットヴァーヤ・マハーサットヴァーヤ
マカーキャロニキャヤ・タドヤター
オハニ・モハニ・ジャンバニ・スタンバニ
アンダレ・パンダレ・スヴェテ・パンダラ・ヴァーシニ・スヴァーハー。」