殷元帥は
六十甲子と二十四気の統領であるとされ、
礼拝や供養を捧げて誦す事で
殷元帥の加持が授けられます。
「仰啓北方殷太歳(ぎょうけいほっぽういんたいさい)
斗口主令上将軍(とこうしゅれいじょうしょうぐん)
威光赫奕通三界(いこうかくえきつうさんがい)
殺気騰騰凌五雲(さっきとうとうりょうごうん)
揺動金鐘邪祟伏(ようどうきんしょうじゃすうぶく)
手持戈しゅう鬼神愁(しゅじかしゅうきしんしゅう)
さつ神聞言心胆砕(さつしんもんげんしんたんさい)
瘟疫擎拳悉退蔵(うんえきけいけんしったいぞう)
上天禀令誅凶宿(じょうてんひんれいちゅうきょうしゅく)
下地司権斬鬼神(かちしげんしきしん)
解厄御災于頃刻(かいやくぎょさいうけいこく)
去邪治病在須由(きょうじゃちびょうざいすゆ)
二十四気為君使(にじゅうしきいくんし)
七十二候順我行(しちじゅうにこうじゅんがぎょう)
羅李二将向前行(らりにしょうこうぜんぎょう)
黄幡豹尾謹随身(こうばんひょうびきんずいしん)
我今礼請望来臨(がこんらいせいもうらいりん)
大賜雷威加擁護(だいしらいいかようご)。」
「ナチ夜叉より願望成就の加持力を授かる」
金剛手菩薩に 供物を捧げて行います。
21遍誦す。
「南無(なむ)
金剛手菩薩摩訶薩(こんごうしゅぼさつまかさつ)。」
3遍誦す。
「大吉祥尊具虚空光沢(だいきっしょうそんぐこくうこうたく)
如末劫雲千雷震ウン声(にょまつごううんせんらいしんうんしょう)
以熾盛杵砕裂魔障首(にしじょうしょさいれつましょうしゅ)
降伏部多王前恭敬礼(ごうぶくぶたおうぜんきょうきょうらい)。」
合掌して108遍誦しつつ
美しいナチ夜叉が降臨して、
自己が夜叉に 種々の供物を奉献する様子を観じる。
「オン・ナチ・マハナチ・スルパナチ・スヴァーハー。」
3遍誦す。
「ナチ夜叉女(なちやしゃにょ)
切勿違往昔于(せつぶついおうしゃくう)
金剛手菩薩(こんごうしゅぼさつ)
前所立之誓言(ぜんしょりっしせいごん)
請速至我所(せいそくしがしょ)
為我成弁(いがじょうべb)
〇〇(ここで現世的な願望を述べる)
之世間事業(しせけんじごう)。」
7遍誦す。
「南無(なむ)
金剛手菩薩摩訶薩(こんごうしゅぼさつまかさつ)。」
(回向)
「願此善功徳(がんしぜんくどく)
速証金剛手(そくしょうこんごうしゅ)
衆生悉無余(しゅじょうしつむよ)
咸至其刹土(かんしごせつど)。」
3遍誦す。
「オン・ヴァジュラ・モカ・ム。」
「城隍神の加持を受ける」
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城隍神(じょうこうしん)とは、
中国の民間信仰における土地の守護神である。
基本的に、都市の守護神を城隍神と呼び、
それぞれ階級があり、
その中でもっとも高い地位にあるのが都の守護神である城隍神であり、
さらに府、州、県の順にランクづけられている。
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城隍神に 礼拝や供養を捧げて誦します。
「志心帰命礼(ししんきみょうらい)
証盟奕吏(しょうめいえきり)
県邑主宰 (けんゆうしゅさい)
宣陰府往劫之事(せんいんふおうごうしじ)
判陽間善悪之神 (はんようかんぜんあくししん)
かくかく有感(かくかくうかん)
明明無私 (めいめいむし)
察衆生之暗昧 (さつしゅじょうしあんまい)
体大道之慈仁 (たいだいどうしじじん)
存監功過(ぞんかんこうか)
毫厘無失 (ごうりむしつ)
大悲大願(だいひだいがん)
大聖大慈 (だいせいだいじ)
県邑主宰 (けんゆうしゅさい)
威霊感応天尊(いれいかんのうてんそん)。」