このチャプレットは 十字架と1つの大玉、
中央のメダイ そして33個の小玉の構成になっています。
33個の小玉は キリストの33年間の人生を記念するもので、
このチャプレットを持っていない人でも 祈る事ができます。
■十字架の処で「「使徒信経」を1遍誦す。
「我は 天地の創造主
全能の父なる天主を信じ
またその御(おん)ひとり子
我らの主イエズス・キリスト
すなわち 聖霊によりて宿り
童貞マリアより生まれ
ポンシオ・ピラトの管下(かんか)にて苦しみを受け
十字架につけられ
死して葬られ
古聖所(こせいじょ)にくだりて 三日目に死者のうちよりよみがえり
天に昇りて全能の父なる天主の右に座し
かしこより 生ける人と死せる人とを裁かんために来たりたもう
主を信じたてまつる
我は聖霊
聖なる公教会
諸聖人の通功(つうこう)
罪のゆるし
肉身のよみがえり
終わりなき生命(いのち)を信じたてまつる アーメン。」
■次の大玉で「主祷文」を1遍誦す。
「天にまします 我らの父よ、
願わくは御名(みな)の尊(とうと)まれんことを、
御国(みくに)の来たらんことを、
御旨(みむね)の天に行わるる如く
地にも行われんことを。
われらの日用(にちよう)の糧(かて)を
今日(こんにち) 我らに与えたまえ。
我らが人に赦す如く、
我らの罪を赦し給え。
我らを試みに引き給わざれ、
我らを悪より救い給え。」
■中央のメダイで「天使祝詞」を1遍誦す。
「めでたし 聖寵(せいちょう)充(み)ち満(み)てるマリア
主 御身と共にまします。
御身は女のうちにて祝せられ、
御胎内(ごたいない)の御子(おんこ)イエズスも 祝せられたもう。
天主の御母(おんはは) 聖マリア
罪人(つみびと)なる我らのために
今も 臨終の時も祈り給え アーメン。」
■33個の各小玉で 各1遍誦す。
「ああ 生ける天主の御子(おんこ)なるイエズス
我らと すべての我らの司祭を あわれみたまえ。」
■1周して チャプレットの最後に1遍誦す。
「ああ いと聖なる秘跡(ひせき)
ああ 天主の秘跡(ひせき)よ
すべての賛美と感謝が すべての時に御身にあらんことを。
いと祝せられし童貞女(どうていぢょ)
天主の御母(おんはは)
いと聖なるマリアの
聖にして 無原罪の おん宿りは祝せられんことを。
天主の愛の元后(げんこう)なるマリア
司祭の守護者よ 我らのために祈りたまえ。
我らの御父(おんちち)なる天主よ、
すべてイエズスの聖にして 御聖体のごとき聖心(みこころ)と
すべて マリアの悲しみに満てし
汚(けが)れなき御心(みこころ)のため、
聖ヨゼフとの一致によりて
我らに聖なる司祭らを遣わしたまえ。
アヴェ・アヴェ・アヴェ・マリア
アヴェ・アヴェ・アヴェ・マリア。」
「願わくは 父と子と聖霊に栄えあらんことを、
はじめにありしごとく 今もいつも世々(よよ)に至るまで アーメン。」
「天軍の栄えある総帥、大天使聖ミカエルよ、
かつて悪魔の大軍が全能なる天主に反(そむ)きし時、
御身は『たれか天主にしくものあらん』と叫び、
あまたの天使を率いて 彼らを地獄の淵(ふち)に追い落としたまえり。
ゆえに公教会は御身をその保護者となし、
特に日本公教会は、御身をその守護者と崇め奉る。
願わくは霊戦に当りて我らを助け、悪魔を退けたまえ。
我らをして御身にならいて、常に天主に忠実ならしめ、
その御旨(みむね)を尊み、その御戒(おんいまし)めを守るを得しめたまえ。
かくて我ら相共に天国において、
天主の御栄(みさか)えを仰(あお)ぐに至らんことを。
御身の御取次(おんとりつぎ)によりて天主に願いたてまつる アーメン。」