(ターラ菩薩)
金剛杵と金剛鐘、少量の生米の他に
トルマなどの供物を用意して行います。
最初に 金剛杵で 金剛鐘の中央を叩いて
音を響かせながら 自分の眉間→喉→胸の中央の前へと移動させながら誦す。
「ナモ・アリャ・クロダ・タラヤイ。」
供物を献じて誦します。
「ラム・ヤム・カム
オン・アー・ウン。」
「オン・アリャ・タレ・サパリヴァラ
イダム・バリ(Lの発音)ンタ・カカカヒ・カヒー
オン・サルヴァ・アムリタ・アー・ウン・カヒ・カヒ
オン・サルヴァ・ラクタ・アー・ウン・カヒカヒ。」
曼荼羅供養を行う。
手印を結び 須弥山と四洲として
両手の平に 少量の米を載せて
八宝を諸尊に供養していると見立てて
須弥山の上に日月が輝いていると観じて誦し、
解脱の加持を授かります。
「サズィ・プチュ・ジュク・シン・メトク・トラム
リラプ・リ(Lの発音)ン・ズィ・ニデ・ギェンパ・ディ
サンギェ・ズィンドゥ・ミクテ・プル(Lの発音)ワ・イ
ドロクン・ナムダク・ズィン・ラ(Lの発音)・チョパル・ショ。」
「イダム・グル・ラトナ・マンダラ(Lの発音)カム・ニルヤータヤミ。」
前方に米粒を撒いて ターラ菩薩に諸宝を捧げると観想します。
「百字眞言」を1遍誦す。
「オン ベンザ サト
サマヤ マヌパラヤ
ベンザ サト テノパ ティタ ディド メバワ
スト カヨ メバワ
スポ チャヨ メバワ
アヌ ラト メバワ
サルワ シッディ メタヤツァ
サルワ カルマ スツァメ
ツィッタン シュリヤン クル ホン
ハハ ハハ ホー
バガワン サルワ タターガタ
ベンザ マメムンツァ ベンザ バワ
マハ サマヤ サト アー。」
次に 緑ターラ菩薩の御姿を観じて誦します。
「オン・タレ・トゥッタレ・トゥレ・パット。」
ここで金剛杵で 金剛鐘の中央を叩いて誦す。
「オン・ヴァジュラ・ジュヴァラ(Lの発音)・ヴァジュラ
タナ・ウン・パット。」
次に 灰色の体の忿怒ターラ菩薩の御姿を観じて誦します。
「オン・フリム・トリム・ウン・パット。」
「オン・ヴァジュラ・キラ(Lの発音)・キラ(Lの発音)ヤ
サルヴァ・ヴィガナン・バム・ウン・パット。」
次に 灰色の体の忿怒ターラ菩薩が持つ
燃える金剛の武器が五色の光を放つ様子を観じて誦します。
「オン・マハ・クロダ・タレ・トゥッタレ・トゥレ
ジュヴァラ(Lの発音)・ジュヴァラ(Lの発音)
パット・パット・パット。」
次に 忿怒ターラ菩薩が 高い笑い声をあげる様子を観じて誦します。
「オン・ガルマ・タレ・サルヴァ・シャトルン・ヴィガナン
マラ・セナ・ハハ・ヒヒ・ホホ・ウン・ウン・ビンダ・ビンダ・パット。」