矛盾を深める 桜町再開発・MICE整備・・・・４００億円のムダづかい

今日は、「中心市街地活性化特別委員会」が開かれました。

請願「桜町再開発への補助金支出とMICE施設整備の中止を求める請願」が、「平和と民主主義・くらしを守る熊本市民連絡会」から出されました。
私は、質問し、意見を述べ賛成しましたが、自民党以下すべての議員が請願に反対しました。

一般質問や中心市街地活性化特別委員会ではっきりしたのは、

①桜町再開発に１０７億円もの補助金を出すのは、脱法的であり、許されない
　　長野市では、法定再開発の場合、組合・再開発会社・個人など、施行者がどこであろうと、１地権者の再開発に補助金を出しません。
　　再開発補助金要項で、再開発会社施行の場合地権者５人以上と定めています。

②MICE施設の利用見通しはいい加減
　　福岡市より、宿泊施設も、学会を主催するキーパーソンも圧倒的に少ない。
　　必ずしも、学会はコンベンション施設を使わない。ホテルや大学・一般ホールでの開催もあるので、全国の開催数の１割が熊本に誘致できるというのは根拠を欠いています。

③設計の公募プロポーザルは、公正なやり方をとられえていません
　　応募者の選択から、事業の提案まで最低４０日を必要とされるところ、今回の場合、３０日しかなく、まともに提案が出せる状態ではありませんでした。
　　結局、これまで計画にかかわってきた日建設計の共同体が１社応募で、事業を受注しました。
　　全くの出来レースです。

④中心市街地の回遊性にも貢献できません

⑤県民百貨店・センタープラザテナントの事業継続・雇用確保も難しい状態です
　　地元の企業を追い出し、地元の雇用を奪うような再開発でいいのでしょうか

⑥事業費４００億円の支出は、再開発に入ることで高くなっています
　　「事業が黒字になることはない」と市は説明していますが、それでは困ります。


今日の委員会でも、市の説明は、全く不十分、矛盾は深まるばかりです。
桜町再開発への補助金支出の中止と、MICE整備の中止を強く求めました。