上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

国民健康保険料引き下げ・コロナ減免の運用改善を求めて、「国保をよくする会」のみなさんと熊本市へ申し入れ

2020-07-03 13:42:39 | 熊本市政
7月2日、「熊本市国保をよくする会」のみなさんと、熊本市への申し入れを行いました。
国民健康保険料の負担軽減や資格証明書の発行中止・新型コロナ減免の運用改善を求めて、熊本市への申し入れ
申入れには、減免の対象となる方々も参加されました。
参加者からは、
・資格証明書の発行中止を継続して、このまま廃止してほしい。
・新型コロナ減免の申請がわかりにくいので、簡素化してほしい。できれば、持続化給付金申請者は減免にするとか、横浜市のように1カ月でも3割の減収があれば対象にするなど。
・コールセンターに電話したが、「詳しいことは、国保課に聞いてほしい」と言われた。コールセンターの機能が果たされていないので、改善してほしい。
・新型コロナ減免の掲載されている市のHPもわかりにくい。
・新型コロナ減免は、申請の仕方がわかりにくいので、出前で説明に来てほしい。
・市は、市民の声を聞く姿勢を持ってほしい。
・熊本市の従来の減免制度は、収入激減や失業・倒産の場合、所得割しか減免されないので、新型コロナ減免のように、保険料全体を減免対象としてほしい。
・倒産・廃業など、支払が難しい世帯の執行停止を適宜やってほしい。
などの声が出されました。

市役所の国保年金課からは、
・8月の短期保険証の切り替え時には、新たに6カ月の短期保険証の発送を準備している。
・新型コロナ減免は、6月末時点で、電話相談が1100件、減免申請されたものが650件
・新型コロナ減免の対象期間は2020年2月~2021年3月まで。申請期限は、2021年3月31日まで。(期間・期限は、今後の新型コロナの状況次第で、延長もありうる)
・収入見通しはあくまでも「見込み」でよい、わからない場合は、「0」でもよい。見込みが違っても追徴はしない。
・説明には、出前で職員を参加させる。
・HPは改善する。
・執行停止は、以前に比べ増えている。今後も、適宜実施していく。
などの説明・回答がありました。

引き続き、改善を求めていきたいと思います。



「国保をよくする会」からの申し入れ事項は、以下の通りです。
(要望事項)
1 被保険者資格証明書及び短期被保険証の発行をやめて、国民皆保険制度を守る立場から改善を図り、全ての被保険者に正規の保険証を速やかに交付してください。
2 新型コロナウイルス対策として、減免の申請がされた全ての世帯に対しては、速やかに減免・免除に実施をするように対策を取って下さい。
3 申請の手続きについて、ホームページを見ても分かりづらく、申請する誰もが申請しやすい制度に改善して下さい。
 ・「見込額申請書」について、コロナ禍における売上・収入の見込み予測が難しく、申請しやすい書類の改善をしてください。
 ・職員による説明会を行ってください。
4 国民健康保険法第77条に基づき、国保料の免除・減免が出来る事を周知してください。
5 傷病手当の対象を事業主も受けられるように条例を制定してください。
6 所得の有無に関係無く加算される均等割が保険料を引き上げ、所得の2割もが保険料となり 
  払いたくても払えない保険料となっています。所得のない子どもの均等割りを廃止し、高い保険料の軽減をしてください。
7 「滞納処分の執行停止取扱要綱」に生活困窮や処分する財産が無いなどの、執行停止要件を定め、必要な世帯への執行停止措置を適宜実施してください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする