熊本市議会・予算決算委員会報告・・・教育委員会の「学期雇用」は是正を！

3月12日の熊本市議会・予算決算委員会総括質疑では、教育委員会の「学期雇用」の是正も求めました。
熊本市は、教育委員会で、子どもたちの夏休み・冬休み等を理由に、継続する業務でありながら、学期で雇用を打ち切る「学期雇用」を行っています。
地方公務員法第２２条２の６項では、「任命権者は、会計年度任用職員の採用又は任期の更新に当たり、職務の遂行に必要かつ十分な任期を定めるものとし、必要以上に短い任期を定めることにより、採用又は任期の更新を反復して行うことのないよう配慮しなければならない」と定めています。
学期単位に短い任期で採用を繰り返す学期雇用は、法に照らし、不適切です。
すみやかな改善を質しました。
教育委員会は、すべてを是正する立場ではありません。
学期雇用は、熊本市のあらゆる雇用形態で、最悪の雇用形態です。
同じ業務に同じ人を再度雇用することを前提に、労働者を学期と言う雇用側の都合で首にするやり方で、労働者にとって不利益となる就労形態です。
地方公務委員法第２２条２の６項は、「配慮しなければならない」と使用者に配慮義務を課しています。
だから、ほとんどの政令市がやっていません。（実施は、仙台市、広島市の2市で、ごく一部の業務です）
答弁では、「必要な見直しは行う」とのことなので、継続的雇用を希望する人は、速やかに学期雇用を改めるよう求めました。