上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

6月議会最終日報告(その1)・・・一般会計補正予算の問題点を指摘し、反対討論をしました

2013-06-21 20:46:24 | 熊本市政

6月21日6月議会の最終日、一般会計補正予算の問題点を指摘し、反対討論を行いました。

<問題点>

 その1、一般会計ベースで約48億円の国からの「地域の元気臨時交付金」、その6割以上がじぎょうかされず「基金」に積み立てられます。 一方で、予算化された27事業、教育委員会関連の特別支援学級へのエアコン設置などは、各学校1教室で、小中学校合わせて125教室にとどまり、しかも設計予算のみです。せめてすべての特別支援学級に設置し、設計の済んだ分から今年度中に工事までできるような予算の確保をすべきです。普通教室も含め全教室へのエアコン設置をすすめていくべき、抜本的な事業の拡充を要望。また、この間耐震化の陰で凍結され、大変遅れている、小中学校のプールや体育館改修、大規模改修についても計画を前倒しですすめていくべき。 日頃予算不足で苦労されている、市営住宅の維持管理補修、生活道路の整備や改修時期を迎えている老朽公共施設の維持補修などを積極的に予算化すべき。

その2、今年度早々、たった2カ月間に3人もの懲戒免職者を出すという、重大な不祥事の発生。幸山市長就任以降の「懲戒処分」の年次推移は1期目、2期目・3期目と、明らかに件数が増え、しかも、重い処分である「免職」や「停職」が増えています。重大な不祥事が繰り返される原因はどこにあるのか、職員の士気低下の原因は何か、市長の改革の中身が問われています。

その3、城南図書館・児童館への指定管理者制度導入。そもそも、指定管理者制度は、3年から5年で指定管理者が交替するので、事業の継続性に問題があることや、経験が蓄積されず、専門性が育たないこと、またそこで働く人を5年で首にしていく制度であること、賃金や雇用形態など雇用環境を守ることが難しいことなど、さまざまな問題点があります。特に、図書館への指定管理者制度導入は、日本図書館協会も問題視しており、ふさわしくありません。

また、現代美術館の指定感謝制度も、過去、議会の委員会では全会派一致で「本来直営であるべき」と指摘したように、数年かけて先の企画をつくっていく美術館もまた、5年で公募を繰り返す指定管理者制度はなじみません。せめて、非公募とすべきです。

 その4、小中学校の給食費が一人月額500円以上も値上げとなることは、容認できません。子どもや家庭の状況を考えるならば、値上げはせずに、学校給食会に対し、食材費の補助を行い、給食費の負担を軽減すべきであると思います。

その5、熊本城復元整備については、今年2月に文化庁の諮問機関から届いた指導的文書を、「観光資源」としての利活用重視への警告として重く受け止めなければなりません。日本共産党市議団としても、5月に市長へ、「国指定特別史跡『熊本城』の保存・活用に関する申し入れ」を行い、問題点を指摘しましたように、国指定の特別史跡は、調査・保存・修復・活用にあたって、文化財としての価値を損ねないことが第1であり、遺構の保存に最大限に注意を払った対応が求められます。そのためにも、特別史跡として高く評価されている「熊本城」の文化的な価値を高めるような日常の調査・研究を積み重ね、国指定特別史跡にふさわしい保存・整備・活用を行うことが必要です。そのためにも、専門知識や経験を有する職員を含む、調査研究プロジェクトチームを早急に設置することや、熊本城の保存・復元整備に関する部門を「教育委員会」所管とするなど、具体的な改善を図ることが必要です。

 その6、益城町・西原村との消防広域化は、益城町で、議会や住民の疑問が残された状態での広域化議決に至っており、合意を得るための十分な説明が今なお不足しています。国も、広域化の期限を5年延長しており、熊本市と益城・西原との広域化についてももう少し、時間をかけて議会や住民の納得を得るべきであったと思います。

                                                    以上 

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松本ヒロ・ソロライブがありました・・・「私は日本国憲法です」

2013-06-19 18:45:45 | 日記

6月19日、熊本市国際交流会館で、子ども劇場主催による「松本ヒロ・ソロライブ」がありました。

今の社会のありようや政治の矛盾を面白おかしく、コントとマイムでつづる1時間40分、笑いの連続でした。特に、最後の演目「憲法くん」には、格段の思いがこもっていたようでした。

松本ヒロさんは、しんぶん赤旗日曜版6月16日号にも登場され、、安倍政権の下、改憲の動きがますます強められている中、「私は日本国憲法。皆さんの理想だったじゃないですか。理想をどんどん現実に合わせて引き下げちゃっていいんですか?」と、改憲を厳しく質されています。

そして、「日本共産党以外の主要政党は、基本政策は自民党と同じ。ただ選挙で受かりたいために、党をくるくる変えているだけじゃないですか」と、今7月の参議院選の対決構図「共産党VS自民党」に、鋭いまなざしです。

日本共産党は、「憲法9条を守りたい」、皆さんの願いをしっかり受け止めます。

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孫も満1歳に!

2013-06-18 12:59:24 | 日記

我が家の孫も、今月満1歳のお誕生日を迎えました。

よちよちと部屋の中を歩き回ります。お外に行くのが大好きで、時間構わず、玄関へ行こうとします。

玄関には、かわいい靴が並んでいます。

 

6月は、夫・長男・孫、3人もお誕生日を迎えるので、合同でお誕生会をしました。

甘党家族ゆえ、おいしいケーキに大満足のようでした。

おめでとう!

 

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慢性腎臓病(CKD)日本一を克服しよう!

2013-06-16 06:56:40 | 日記

6月15日、私が役員を務める「くまもと健康友の会」の定期総会がありました。今回の講演は、神水病院で今度新しく導入される透析チームの責任者を務められる鈴木博医師による「CKD(慢性腎臓病)と維持透析」でした。

なんと、熊本は透析患者の割合が日本一という残念な状況です。熊本市も健康政策の一つとして、CKD対策には力を入れています。
第1に、慢性腎臓病を予防すること、
   そのためには、①肥満にならない
          ②たばこを吸わない
          ③過去に心臓や腎臓を悪くした経験のある人はリスクが高いの健康に注意
          ④定期的な健康診断で、体の状態をチェックする
       *また、加齢・高齢化も慢性腎臓病の要因になりますが、これは止めることができません。   
       *CKDで透析となった人で、一番多いのが「糖尿病性腎症」・・・糖尿病には要注意です。
第2に、慢性腎臓病になっても、透析が必要となる状態にならないよう、重症化を抑えることも必要です。


★くわみず病院では、この秋から、熊本初の最新型透析装置が導入されるので、様々な重症患者の治療が可能になるそうです。
  今までくわみず病院の特色だった「睡眠時無呼吸症候群」「女性外来」「小児科」「診療科」に加え、「救急治療」「ICU集中治療」「心臓カテーテル治療」「血液浄化療法」ができます。これらの治療が充実した医師陣のもとで行われるので、安心して様々な患者さんにかかっていただけると思います。


慢性腎臓病に限らず、健康づくりは、日常生活が大切です。食事・睡眠に気を配り、充実した毎日を送っていきたいものです。
 みなさまも、どうか「健康づくり」大切にしてください。
そして、病気になったら、「くわみず病院」へ。



そのほか、総会の討論では、民医連で行われた「生活保護実態調査」の内容や、介護現場の実態、TPP参加の影響、憲法を守る問題など、大事な問題での発言があり、議論が深まり、大変勉強になりました。

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6月13日、「産業文化会館の再開を求める署名」9693人分を提出

2013-06-14 17:00:49 | 熊本市政
 6月13日、「産業文化会館の存続を求める会」の皆さんとっしょに、「産業文化会館の再開を求める署名」9693筆を市長に提出しました。
でも、市長は会ってくれず、高田副市長が対応しました。


参加者から、副市長に切実な声が届けられました。

・民謡や踊りをやっていますが、産業文化会館は便利なところにあるので、よく利用してきました。東京でも郵便貯金会館がリニューアルされたと聞いています。産業文化会館を生かしてほしい。
・市民は、「使えるものを壊すなんて馬鹿じゃないか」と言っている。
・県栄養士会でも、毎年年4回必ず使っていました。先日、産業文化会館の調査に参加しましたが。建物がしっかりしていることがよくわかりました。
・先日、産業文化会館の見学に参加して、今すぐにでも使える状態だということがよくわかって、「この建物を残さないといけない」と強く思いました
・市民劇場では、芝居の上演だけでなく、会議室もよく利用していました。
・障がい者団体のものです。私たちが、わずかなお金でできることを要望してもなかなかやってくれない。それなのに、こんな無駄遣い、許せない。
など、たくさんの意見が述べられました。
熊本市は、このような切実な声を真摯に受け止め、産業文化会館を速やかに再開すべきです。font>
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