上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

都市計画の変更は、住民の視点で・・・新水前寺駅・南熊本駅・上熊本駅周辺の都市計画変更説明会

2025-01-24 19:41:14 | 熊本市政
都市計画の変更は、住民の視点で
新水前寺駅・南熊本駅・上熊本駅周辺の都市計画変更説明会
1月21日・22日の2日間、熊本市の国際交流会館・花園市民センターで、新水前寺駅・南熊本駅・上熊本駅周辺の一部の容積率緩和にかかる「用途地域の見直しに関する住民説明会」が開かれました。
熊本市は、人口減少や高齢化社会の進行などのもと、中心市街地とその周辺で生活サービスが充実した地域拠点・生活拠点を形成し、それらを利便性の高い公共交通で相互に結ぶという「多核連携都市」を都市の将来像として描き、それに向けて長期的な都市計画の基本方針として「第2次熊本市都市マスタープラン」を策定しています。
しかし、そこに定められた地域における15の地域拠点に居住を誘導するなど、国がすすめる連携中枢都市圏構想に基づき、上からの発想での立地適正化計画で街づくりをすすめる面もあり、「街づくりの主人公は市民」という視点をより一層大切にしなければなりません。
そういう中で、今回は、TSMCの進出をはじめとする県下への半導体関連企業の進出に伴い、高まる住宅需要を見込んで、地域の核としている地域拠点に居住の誘導を図ることを目的に、公共交通の利便性が高い鉄道駅周辺の用地地域を見直し、容積率を緩和する澎湖での住民説明会が行われました。

対象地域は、市電またはバス専用レーンが鉄道駅と結節する「新水前寺駅・南熊本駅・上熊本駅」の周辺で、幹線道路沿いの一定区域を予定します。
容積率緩和のエリアの条件は、①各駅から半径800mの範囲、②国県道、都市計画道路の幹線道路沿線で、現在の容積率200%が「300%」へと緩和されます。
説明会場では、地図を示して説明が行われました。

会場からの意見では、
・範囲が狭いので、沿線にとどまらず、一定広げては。
・今回の提案では限定的過ぎて、居住の誘導ではなく、むしろ300%に緩和した部分には、居住がすすまない。効果的とは言えない。
・都市計画と住宅政策を一体的にやっていほしい。
など、事業者サイドと思われる意見が多く出されました。
そんな中で、
・現在、マンションが乱立しており、容積率の緩和には住民の住環境を考慮したものにしてほしい。
という、地域住民の立場からの意見も出されました。

都市計画について考える場合、地域住民の視点が大切だと、考えさせられた説明会でした。

今後の流れ
今回の説明会を経て、2月上旬には都市計画変更案の縦覧(2週間)が行われ、意見書提出が求められます。
それを踏まえて、3月下旬に都市計画審議会が開かれ、4月下旬に、都市計画が決定・告示されます。

都市計画案の縦覧・意見書提出については、都市政策課 096-328-2502 へお問い合わせください。



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