在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

いくつかの記事を削除

2013-01-28 23:21:47 | Puglia プーリア
いくつかの記事を削除しました。
好意で書いていたものです。
悲しいですね。
ワインを造る人に悪い人はいない、と信じたいところですが、そうはいきません。
特に、自分で汗を流していない人、というより汗を流しているように見せかけ、実際にはお金しか出していない、出したお金が何倍にもなって返ってくることしか考えていないワインの造り手がいます。
悲しいですね。

Purosangue 2 Il Marroneto San Giusto

2013-01-28 09:21:41 | Toscana トスカーナ
Il Marroneto Burunello di Montalcino
San Giuso a Rentennano Percarlo e Chianti
トスカーナ州

マロネート。
たしかにこれもPurosangueだよね、と。
キャンティが多い中、ブルネッロが参加。
友人が扱っているので、ワイナリーの人に代わって友人ラウラが来ていた。

ブルネッロのワイナリーはすでに200社を超えていたと思うが、つまり、まあたくさんあるのである。
つまり、ピンからキリまでと言っていい。
有名どころに加え、まあまあ有名、無名のワイナリーが星の数ほどあることになる。
マロネートは中堅と言っていいかと思うが、なかなかいい。
堅実、そして、派手でなく、伝統的なブルネッロらしさを保っている。
隣にいたもう1つのブルネッロの超有名ワイナリー、コルドルチャを続けて飲んだが(友人には、意地悪~と言われた)その(マロネートの方)良さをコンファーム。
ちょうど隣、対照的なブルネッロが並んで、比較しないわけにはいかない。
コルドルチャは、昔は良いと思ったのだが、今はノーコメント。



サン・ジューストは個人的に好きなワイナリー。
もうずっと前であるが、訪問したときの印象が非常に良かったこともある。
さすがにメルローは持ってきていなかったが、ペルカルロとキャンティでご登場。
モダンではあるが、非常によく出来ていると思う。
非常に丁寧に造っている。
色もきれい、香りは程よく華やか、複雑、しかし堅実さも持ち、味は派手すぎず、しっかりした後味、味わいを持つ。
そして、彼らのヴィン・サントは絶品(!)なのだが、2006年がもうすぐ出る、とのこと。

Sangiovese Purosangue 1 Monsanto Montevertine Felsina Fontodi

2013-01-28 08:41:48 | Toscana トスカーナ
Castello di Monsanto Sangiovese 1995 e altri
Montevertine Pergole Torte 2006 2008 2009 e altri
Felsina Fontalloro e altri
Fondoti Flaccianello e altri
トスカーナ州



この前はブルネッロのPurosangue、今回はサンジョヴェーゼのPurosangue、Purosangue(純潔)が流行なのか?と思いつつ行ってみた。
ちょうどよい数の出展。これ以上多いと疲れてしまう。
そして、2日に渡ってのイベントだったので、初日、土曜日に行った人の方が多い感じで、かなりゆったり試飲できて、とても良かった。
そして、各社、かなりの数のワインを持ってきていた。
試飲会によっては、1種、せいぜい3種、それも最新ヴィンテージのみ、という場合が多い中、複数、そしてかなり古いヴィンテージを持ってきているところが多く、そういう意味では、大変素晴らしい試飲会だった。
ただし、Purosangueではなく、ブレンドのワインが多いのは、嬉しい笑いでした。



モンテヴェルティーネは、素晴らしく良い。しかし、ブラインドだと、色の薄さ、香りの繊細さにだまされてしまうんだろうなぁ、と。コロリーノを入れているとは言え、この色の薄さ。
今、色の濃いサンジョヴェーゼが多いが、これは本当のサンジョヴェーゼの色ではない。結構薄いのである。昨今、色が濃い方が受ける(と単純に言ってはいけないのだが)こともあり、悲しいことにサンジョヴェーゼもバローロも濃い色のワインが多い。うーん・・・

モンサントはサンジョヴェーゼ1995年を持ってきていた。サンジョヴェーゼ100%でワインを造り始めた最初のワイナリーのひとつ。当時(90年代初め)は、これではキャンティにならないのでIGTだった。17年たって、とても良い味わいが出ている。モダンなワインばかり飲んでいる人は、ふーん、で終わるのだろうが、きれいな熟成香、古い書物の最初の1ページをドキドキしながら開けたときのような小さな感動。
今のモンサントはともかく、古いモンサントは非常に良い。ああ、昔、もっとたくさん買って、置いておけばよかった、と思ったのでした。

フェルシナとフォントーディ。
素晴らしくいい。それも、フラッチャネッロは昔よく飲み、久しぶりでちょっと懐かしい。いつ飲んでもケチの付け所がないワインだが、いいねぇ、と、ここでとまってしまう。奥は深いし、持続性もあり、香りはどんどん出てくる。しかし、個人的になんだか感動に欠けるのである。
フォンタッローロの古いのは(ヴィンテージ2004年だったと思う。後ろに隠しています。合計3ヴィンテージもって来ていました~)、非常に興味深く、この手のワインがある程度の熟成を経るとこうなります、という感じだった。ここにも、ほーこうなるんだぁ、という感動が欠けてしまう・・・
それにしても、フェルシナもフォントーディもフラッチャネッロもフォンタッローロもエノロゴのフランコもみーんな”F”から始まる。
他の名前を付けようというファンタジーはないのか?と言いたいですね~(駄、でした・・・)