Castello di Monsanto Sangiovese 1995 e altri
Montevertine Pergole Torte 2006 2008 2009 e altri
Felsina Fontalloro e altri
Fondoti Flaccianello e altri
トスカーナ州
この前はブルネッロのPurosangue、今回はサンジョヴェーゼのPurosangue、Purosangue(純潔)が流行なのか?と思いつつ行ってみた。
ちょうどよい数の出展。これ以上多いと疲れてしまう。
そして、2日に渡ってのイベントだったので、初日、土曜日に行った人の方が多い感じで、かなりゆったり試飲できて、とても良かった。
そして、各社、かなりの数のワインを持ってきていた。
試飲会によっては、1種、せいぜい3種、それも最新ヴィンテージのみ、という場合が多い中、複数、そしてかなり古いヴィンテージを持ってきているところが多く、そういう意味では、大変素晴らしい試飲会だった。
ただし、Purosangueではなく、ブレンドのワインが多いのは、嬉しい笑いでした。
モンテヴェルティーネは、素晴らしく良い。しかし、ブラインドだと、色の薄さ、香りの繊細さにだまされてしまうんだろうなぁ、と。コロリーノを入れているとは言え、この色の薄さ。
今、色の濃いサンジョヴェーゼが多いが、これは本当のサンジョヴェーゼの色ではない。結構薄いのである。昨今、色が濃い方が受ける(と単純に言ってはいけないのだが)こともあり、悲しいことにサンジョヴェーゼもバローロも濃い色のワインが多い。うーん・・・
モンサントはサンジョヴェーゼ1995年を持ってきていた。サンジョヴェーゼ100%でワインを造り始めた最初のワイナリーのひとつ。当時(90年代初め)は、これではキャンティにならないのでIGTだった。17年たって、とても良い味わいが出ている。モダンなワインばかり飲んでいる人は、ふーん、で終わるのだろうが、きれいな熟成香、古い書物の最初の1ページをドキドキしながら開けたときのような小さな感動。
今のモンサントはともかく、古いモンサントは非常に良い。ああ、昔、もっとたくさん買って、置いておけばよかった、と思ったのでした。
フェルシナとフォントーディ。
素晴らしくいい。それも、フラッチャネッロは昔よく飲み、久しぶりでちょっと懐かしい。いつ飲んでもケチの付け所がないワインだが、いいねぇ、と、ここでとまってしまう。奥は深いし、持続性もあり、香りはどんどん出てくる。しかし、個人的になんだか感動に欠けるのである。
フォンタッローロの古いのは(ヴィンテージ2004年だったと思う。後ろに隠しています。合計3ヴィンテージもって来ていました~)、非常に興味深く、この手のワインがある程度の熟成を経るとこうなります、という感じだった。ここにも、ほーこうなるんだぁ、という感動が欠けてしまう・・・
それにしても、フェルシナもフォントーディもフラッチャネッロもフォンタッローロもエノロゴのフランコもみーんな”F”から始まる。
他の名前を付けようというファンタジーはないのか?と言いたいですね~(駄、でした・・・)