なんか、かなり頼りない。
とっても、頼りない。
イタリアでは、10日ほど前まで、土曜だろうが、日曜だろうが、祝日だろうが、毎日、18時から、イタリアの市民保護局と高等衛生局による会見があった。
終息に向かいだした先週からは、週2日(月曜日と木曜日)になったが、現在でも続いている。
毎回30分から40分程度で、テレビでもちゃんと放送されている。
18時に始まらない時が多く、10分遅れの開始は普通、20分遅れることもあるくらいで、そんなところはとてもイタリア的。
真剣に見だしたのは途中から。
それこそ、このブログを書き始める少し前からだが、もちろん、用事があったりして、見ていない時もある。
市民保護局の責任者の方による、毎日の正確な統計の発表に始まり、コロナ対策専門の委員会の方が、その方の専門にあった内容のコメントを述べ、記者からの質問へと移る。
対応は、毎回二人。
記者は、医療が専門の人ばかりではないので、実にいろいろな角度からの質問が出る。
その一つ一つに、実に丁寧に答える。
明確に、時には数値を交え、今、何をすることが重要なのかを、「自分の持っている知識」「自分の言葉」で答えていく。
毎回のコメント、説明、質問の内容、そして、その回答も、かなり広範囲にわたり、聞いていて、非常にためになる。
日本では、オンライン新聞で読んでいるだけなので、正当に評価はできないが、上の人の会見が、なんとなく頼りないかも、が印象。
精神論も重要といえば重要だが、国民が納得いくような迫力はなく
委員会で事前に言われた数値を丸暗記して言うだけ?
新しい感染者がゼロになるのを待っていたら、いつになるかわからない。
セロにして解除、というのが理想だけど、理想論ばかりは言ってられない。
だから、今は、とにかく、コロナの感染力を抑えることが重要だと思うのだけど。
8割に達していないから延長、じゃないと思う。
(ただ単に)感染者がまだ増えているから延長、でもないと思う。
みんなが、ただ、外出を控えれば良いだけの話ではない。
医療業界、食品業界や運送業界など、今こそみんなのために働いている人たちもいる。
だから、今、一人一人、何をすることが最善なのか、を伝えないと。
外出しなくても、家で犬と戯れ、お茶を飲んで過ごせばいいじゃない、と思っているようでは、国民の心には響かないかなー