在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Vallee d'Aoste Pinot Noir 2016 Cave des Onze Communes

2018-03-25 09:35:10 | Lonbardia, Valle d'Aostaロンバルディア他
Vallee d'Aoste Pinot Noir 2016 Cave des Onze Communes
ヴァッレ・ダオスタのピノ・ネーロ。。。。



ヴァッレ・ダオスタはイタリアの特別州の一つで、フランス語が認められている。
そこで、ラベルをみると、Valle d'Aosta(イタリア語)ではなく、Vellee d'Aoste(フランス語)表記が幅を利かせている。

マルコのところでグラスで提供していたのを、なんとなく飲んでみた。
このところピノ・ネーロづいている、ヴァッレ・ダオスタには深い思い入れがある、久々のカーヴェのものだし。

そうでなくでもイタリアのピノ・ネーロはご愛嬌だが、これもまさに。



ワインらしい香り、小さな森の木の実、ブルーベリーなどの香りにスパイスがほのかに混じる。この感じが、ちょっと苦いですよ〜と予言している感じ。
アタックはいたって普通、酸味が一瞬出るかと思うと、すぐにタンニンが、きついわけではないが、苦さとなって余韻に結構残る。
軽めの食事と一緒ならこの苦さも気にならないと思うのだが、ワインだけをチビチビ飲んでいると、最初は良いが、だんだんちょっと気になってくる。
でも、ヴァッレ・ダオスタが頑張って(笑)ピノ・ネーロを造っていると思うと、そこもご愛嬌で、応援したい。++

がんばれ〜

また時々飲むからね〜

Georgesさま ありがとうございます

2017-12-13 22:58:22 | Lonbardia, Valle d'Aostaロンバルディア他
Georgesさまありがとうございます。

ご意見、嬉しいです。

さて、フランチャコルタの規定に関しては、調べて、ご指摘のものは見ていました。
しかし、先日行われたフランチャコルタ協会主催のパンフレットによると、エルマバの使用は10%まで、とはっきり明記されています。
HPでも同様でした。

実は、エルバマ、あれ〜、いつ変わったの〜?? というところから調べてみた次第です。

そこで、(いただいた規定より)さらに改定されたものがあるかどうか調べたところ、どしても分からなかったので、今回は、規定に基づいて記事を書くのではなく、とにかく協会発行のパンフレットから抜粋して訳しました。

そこで、パンフレットには、地域(該当地域とだけ明記)やアルコール度の規定の明記がないので省略しています。

また、ミッレジマートやリゼルヴァに関しても変更希望が出ているようで、もちろん通るかは別の話ですが、、将来また変更はあり得るようです。

ありがとうございます。

ご意見は、いただければ連絡が入ります。

以前、掲載を自由にしていた時、いやらし投稿が毎日のように何本も入り、毎日チェックしても(実際は毎日チェックしていません。。。)7時間から8時間の時差があるので、その間は何もできず、控えさせていただいています。

しかし、皆様の意見の連絡は入るので、他の方も何かあればご連絡ください。

できるだけ正確に記事を書くようにはしていますが、不手際もあると思うので、今後とも宜しくお願いします。

Franciacorta フランチャコルタの規定

2017-12-11 11:40:02 | Lonbardia, Valle d'Aostaロンバルディア他
フランチャコルタの規定



クリスマスが近いし、うんちく語るのにちょうどいいかも。。。?

1967年からDOC
1995年からDOCG

正式な規定を探してみたのだが、適当なものが見つからず、フランチャコルタ協会作成のパンフレットから。
普通のワインより複雑なので、こちらの方が分かりやすいかも。

ーーーーー
規定の範囲内で生産された瓶内2次発酵方式によるもののみを指す。

1995年、瓶内2次発酵方式によるものでは初めてDOCGに認定された。

*品種
品種は、シャルドネとピノ・ネーロ。
ピノ・ビアンコを50%まで、エルバマErbamatを10%まで加えることができる。<<エルバマが加えられるのに注意

ヘクタールあたりの最大収穫量は120キンタル(1,2t)。

*生産
収穫は手収穫のみが認められている。
品種ごとに収穫。
圧搾はかなりソフト、品種ごとに醸造し、違うヴィンテージのものも含めブレンドし、ベースワインを造る。
炭酸ガスは5/6気圧(サテンは最大5気圧)。

*タイプ
フランチャコルタ Franciacorta 18ヶ月以上の熟成(泡の形成)
サテンとロゼ Sate’n e Rose'(ミッレジマートでないもの) 24ヶ月以上
ミッレジマート Millesimato(ヴィンテージもの)30ヶ月以上
リゼルヴァ Riserva 60ヶ月以上

*適温(飲むときの)
8−10度

*保存
コルクが濡れた状態(ワインがかぶる状態)で、冷暗所、10−15度を保てるところで保存。



タイプ別 <<糖度の違いもあるので、ここからがややこしい

*フランチャコルタ Franciacorta

ドザージョ・ゼロ Dosaggio Zero
エキストラ・ブリュット Extra Brut
ブリュット Brut
エキストラ・ドライ Extra Dry
セックまたはドライ Sec o Dry
ドゥミセック DemiSec    

品種: シャルドネとピノ・ネーロ
ピノ・ビアンコ 50%まで、エルバマ 10%まで加えることができる
気圧は5から6気圧

*フランチャコルタ・サテン Franciacorta Sate’n

ブリュット Brut <<つまり辛口のみに注意

品種:シャルドネ 50%以上
ピノ・ビアンコ 50%まで加えることができる <<白品種のみなので注意
気圧は5気圧以下 <<つまりちょっと軽めの泡、柔らかさが出る

*フランチャコルタ・ロゼ Franciasorta Rose’

ドザ ージョ・ゼロ Dosaggio Zero
エキストラ・ブリュット Extra Brut
ブリュット Brut
エキストラ・ドライ Extra Dry
セックまたはドライ Sec o Dry
ドゥミセック DemiSec

品種:シャルドネ 65%まで、ピノ・ネーロ 35%以上
ピノ・ビアンコ 50%まで、エルバマ 10%まで加えることができる。
(1995年の規定より、ピノ・ネーロの最低使用量が増えているし、実際には35%よりもっと多く使用されている)

白ぶどうと黒ぶどうは別々に醸造。
ベースは、ピノ・ネーロ100%で造るロゼでも良いし、ブレンドしても良い。

*フランチャコルタ・ミッレジマート Franciacorta Millesimato
フランチャコルタ・サテン・ミッレジマート Franciacorta Sate’n Millasimato
フランチャコルタ・ロゼ・ミッレジマート Franciacorta Rose’ Millesimato

その年のワインを85%以上使用
30ヶ月以上の熟成(泡の形成)、流通は収穫から37ヶ月後

ドザージョ・ゼロ Dosaggio Zero
エキストラ・ブリュット Extra Brut
ブリュット Brut
エキストラ・ドライ Extra Dry
ただし、フランチャコルタ・サテン・ミッレジマートは ブリュット のみ

*フランチャコルタ・リゼルヴァ Franciacorta Riserva
フランチャコルタ・サテン・リセルヴァ Franciasorta Sate’n Riserva
フランチャコルタ・ロゼ・リセルヴァ Franciacorta Rose’ Riserva

60ヶ月以上の熟成(泡の形成)、流通は収穫から67ヶ月後

ドザージョ・ゼロ Dosaggio Zero
エキストラ・ブリュット Extra Brut
ブリュット Brut
ただし、フランチャコルタ・サテン・リゼルヴァは ブリュット のみ


糖度別

*ノン・ドザート Non Dosato (ドザージョ・ゼロ) 糖度 3g/lまで(ワインに含まれている自然の糖度)
甘い門出のリキュールは足さない(フランチャコルタ・ワインはOK)

*エキストラ・ブリュット Extra Brut 糖度 6g/lまで

*ブリュット Brut 糖度 12g/lまで

*エキストラ・ドライ Extra Dry 12−17g/l

*セック、ドライ Sec, Dry 17−32g/l

*ドゥミ・セック Demi Sec 32−50g/l



Franciacorta フランチャコルタ

2017-12-07 20:39:21 | Lonbardia, Valle d'Aostaロンバルディア他
Franciacorta




フランチャコルタ協会とイタリアソムリエ財団の協力によるフランチャコルタの試飲会が行われた。

微妙に形は変わっているが、ほぼ毎年1回行われている試飲会の一つ。

この手の試飲会の参加ワイナリーは、残念ながら毎年減っているのだが、今年は35社程度が参加した。
各社、2本ずつ持参。

持ってきて良いとなったら6本も7本も持ってくるところはあるだろうが、そうなると、果てしなく終わりのない試飲会になってしまう。
だからこのくらいの数がちょうど良い。

出ていなくて残念、というところも幾つかあったが、大手、有名どころはだいたい参加。
いい加減嫌になって飲まなかったところもあるが、以下、だいたいの印象。

評価はいつも、+++が良い、で、あとはプラス、マイナス。最高点は特に決めていない。

Antica Fratta+++ ちょっとボタっとした印象で個人的にはあまり好きではないのだが、他、いろいろ飲むと、まだマシだということがわかる。。。(ごめんなさい)

Fratelli Berucchi++ ベルッキは主なところで2つあるので注意。マイナーな方といっていいかもしれない。

Barone Pizzini +++

Bellavista +++ 持ってきたうちの1本が一番安い、カジュアルタイプのもので、ちょっとがっかり。やや甘いので心地良いが、ちょっと薄っぺらい印象。Vittorio Morettiを持ってき欲しかった。(笑)

Guido Berlucchi++++ No.61のラベルで有名な方。しっかりした味わい、心地よく、こちらの方はよくできている。

Bersi Serlini++++ ほとんど無名だが、かなり良い。

Bosio+++(+)

Ca’ del Bosco++++(+) 好き嫌いが分かれるところ。嫌い、という意見も多いのだが、そして、個人的にすごく好きなわけではないが、やはりよくできている。
2本のうちの1本にAnnamaria Clementi 2008を持ってきたが(拍手!)実は、翌日、偶然、Annamaria Clementi 2005を飲む機会があり、二日連続。
2005年くらいでやっと良さが発揮できるようになる感じ。

Castelveder +++(+)

Cola Battista++++ 悪くない。意外な発見。

Contadi Castaldi ++++

Corte Aurea ++(+)

Ferghettina ++++

Le Marchesine ++++ これも意外な発見。

Monte Rossa ++++(+)こちらも賛否両論はあるが、やはりよくできている。ちょっと木の香り、樽の香りが強いのだが、こういうパワフルなタイプが好きな人も多いし、そういうタイプではよくできていて、安定、安心。
Cabochon 2012を持ってきた。(拍手!)

Mosnel ++++ 

Quadra ++

Ricci Curbastro ++++

Uberti ++++

Giuseppe Vezzoli ++++ メトド・ソロウーヴァを使用している。

他、不参加ワイナリーはあるし、飲んでないワイナリーもあるので一部。
また、飲んだけど、ちょっと、あちゃー(涙)というところも除いている。


Valle d’Aosta Rose’ Larmes du Paradis 2014 Cave Cooperative de Donnas

2017-05-21 06:40:32 | Lonbardia, Valle d'Aostaロンバルディア他
Valle d’Aosta Rose’ Larmes du Paradis 2014 Cave Cooperative de Donnas
お気に入りのロゼ、最後の1本





ワインの楽しみはいろいろある。
だからワインはやめられない。

1種のワインでヴィンテージ違いを飲むことも面白いが、これと思ったワインの同じヴィンテージを数年に分けて飲むのも最高。

このロゼは、ラベルは、これ以上野暮ったいラベルはそうたくさんはないだろうと思うくらい野暮ったいが、中身は美味しい。
この意見は私のだけではなく友人の間の共通の意見で、ラベルがもっとかっこいい、またはおしゃれ、スッキリならもっといいのに。
いや、それで売り切れたら困る(笑)ので、これでいい。

さて、ワイナリーはもう15年以上前から知っていて、ヴァッレ・ダオスタのワイナリーの中では悪くない、と思っていた。(その頃はこのロゼはなかったような気がする)
他のワインも美味しいが、これは絶対に美味しい!と思うワインには若干欠ける、と失礼ながら思っていたが、いやー、このロゼは美味しい。

そこで2ケース、12本買って、最初はイッキに、残りが少なくなってからはちびちびと飲んでいた、いよいよこれが最後の1本。
2014年ヴィンテージだから、2年以上経っている。

2014年はあまりよくはないヴィンテージなので、最初はやや細く、デリケートな感じだった。
すっきり酸(と塩味)がきれいで、香り仄か、キリッと冷やしてすっきりと飲んでいた。

2年経って、もともと薄い色のロゼではないが、若干濃いめというか落ち着いた色調を帯び、花の香り、木イチゴ、イチゴ、森の木の実の香りが豊か、甘く、大胆になっていた。
見事に、とてもきれいにまろやかさが出て、そこに、持っている酸(と塩味)が加わり、それは素敵なワインになっていた。

白はすぐに飲み、ロゼならなおさら、と思うかもしれないが、良いワインは少なくとも1−2年は置いてから飲むほうが絶対に美味しい。

飲み頃最高。

あー、最後の1本が終わっちゃった。(涙)

Valle d'Aosta Petite Arvine 2015 Nicola Del Negro

2017-01-16 11:55:55 | Lonbardia, Valle d'Aostaロンバルディア他
Valle d'Aosta Petite Arvine 2015 Nicola Del Negro




このところたくさんのワインを開けたので、じわじわっと数回に分けて飲んだワイン。
ワインはたくさんあるので、大勢いれば、1本が終わらない前に次を開けちゃう。
余れば、またそれも良し。
別な日に飲む、と。

友人パオロが誕生日の夕食に持ってきてくれた。
生産数極少のヴァッレ・ダオスタのワイン。

ヴァッレ・ダオスタのワインは個人的に大好き。
思い入れがある。
中でも、土着品種プティ・アルヴィーネは、かなり好きな品種の一つ。

初日に開けた時より、数日経ってからの方がしっかりした味わいになっていた。

なお、ヴァッレ・ダオスタ州は、イタリアの特別自治州の1つで、フランス語表記もあり。

レネッタリンゴの香りに、数日経ったあとはスモモ風の香りが足されていた。
ミネラルも最初は弱かったが、だんだん出てきて、プティ・アルヴィーネの塩辛さが予感されるようになってきた。
最初はニュートラルな味わいだったのが、数日経つと、存在感を出して、ピリッとした味わい、プティ・アルヴィーネの塩辛さとほろ苦さが混じった余韻が長く出るようになっていた。
2015年を飲んでしまったのがちょっと惜しい。
数年経って味わいが増す白。++++

Mosaico 2003 di Monsupello

2016-12-23 23:17:38 | Lonbardia, Valle d'Aostaロンバルディア他
Mosaico 2003 di Monsupello



ミラノの酒蔵、オルトレポ・パヴェーゼのワイン。

数年前、ワイナリーに行った時に買った(と思う)のだが、こんなに古いヴィンテージだったとはすっかり忘れていた。
ラベルを見ると2003年。

モザイコはモザイクの意味。ラベルがモザイク風になっている。

品種は、モザイクのようにブレンド。
バルベーラ60%、クロアティーナ35%にピノ・ネーロが5%ブレンドされている。



色はかなり濃い。ガーネット色で、オレンジ色はまだ見えていないので、色だけ見ると2003年とは思えない。
香りはかなりしっかり、強いというより存在感を醸し出している。アルコール度14、50%なのだが、アルコールが結構出ている。ブラックチェリーのコンフィ、そして、スパイス臭が若干バニラ臭を隠している感じ。革など、タンニンの強さを思わせる香り、腐葉土など。
さすがに15年近く経ち、まろやかになっているが、ボディがしっかり、そして、タンニンの存在感がまだある。味も15年近く経っているとは思えない。

モンスペッロはオルトレポ・パヴェーゼのワイナリーの中ではかなり優良。
スプマンテも非常に美味しい。

Franciacorta Vezzoli フランチャコルタ ヴェッツォーリ "ぶどうだけメトド"

2016-06-16 14:24:14 | Lonbardia, Valle d'Aostaロンバルディア他
Franciacorta Giuseppe Vezzoli
フランチャコルタ ジュゼッペ・ヴェッツォーリ
ぶどうだけメトド Metodo SoloUva
(なんか、カワイイ名前。。。)



いろいろ考える人がいるもんだ。
考えなくてもいいと思えることまで考える。
良いか、悪いかは別にして。

さて、フランチャコルタはシャンペンと同じ、瓶内2次発酵方式で造られる。
最近日本で流行りの(笑)プロセッコとは違う。(プロセッコはタンク内2次発酵方式)

つまり、ベースになるワインを造る。(ここで第1次の発酵が起こる)

ベースワイン(炭酸ガスのない、非発泡性のもの)にもう一度発酵を起こさせる。(だから2次発酵)

その際に発生する炭酸ガスを液体の中に閉じ込めるので、発泡性のワインになる。
炭酸ガスを
壜の中で閉じ込めれば、瓶内2次発酵方式
タンク内で閉じ込めれば、タンク内2次発酵方式
となる。

さて、プロセッコ、つまり、タンク内の話は置いておいて、フランチャコルタ。



瓶内でもう一度発酵を起こさせるのに必要なものは、糖分(1リットルにつき24g)と酵母である。
これをベースワインに加える。

シャンペンが生まれた時からそうだったはずである。

ところが、糖分、つまり砂糖(と呼ぼう)が体に悪いとでも考えたのか(亜硫酸の方がよほど悪い)、砂糖を足さずに同じもの(発泡性のものの意味)を造ろう、と。(もちろん、理由はそれだけではなく、2次発酵後のアルコール度が上がらないなどもある)

(特に、シャンペンの場合、気候が寒いので、しばしば第1次発酵の際にも砂糖が加えられているので、その場合は2度加えられることになる)

砂糖の代わりに足すのは、モストと呼ばれる、濃縮したぶどうジュース(と訳すのか。。。ジュースではないが。。。)で、糖分が含まれているので、砂糖を足す必要がない。

2008年からジュゼッペ・ヴェッツォーリのワイナリーが実験を始めたのだそうだが、その、ヴェッツォーリのフランチャコルタを続けて2回飲んでみた。

1年以上前だが、オンライン新聞イントラヴィーノの記事で紹介されていて、「ぶどうだけメトド」Metodo SoloUvaという名で紹介されていた。
なるほど、こうやって作ったフランチャコルタの
一番の欠点は、クラシカルなものと非なるもの
最も長所は、クラシカルなものと非なるもの
とあって笑ったのだが、飲んでみて確かにそうだと思った。

異質なものが加えられていないことに重きをおけば長所になり、砂糖が特に体に悪いわけではないということに重きをおけば欠点にもなりえる。

こんなことをやってみようと思うくらいだから、ヴェッツォーリは自然派の造り手。
自然派であることでもフツーのワインとは違う所、こんな造り方をして、フツーのフランチャコルタとは全く違う。

香りは、最初、あまり出てこない。
香り華やか〜なフランチェコルタも多いのに、全然違う。
しかし、じゃあ、プロセッコのようかと言われると、それも違う。
泡は少なく、開けたてだとまあまあ見れるが、開けてしばらく経ったものだと、泡は見れない。
本当にほのかに、パンの香りなど、そして、ゆっくり花の香りが上がってくる。

泡は、口の中で感じる。
綺麗に溶け込んでいる泡が、優しいような、しかし、酸味が割とあるのでそれを強調しているような不思議な感じである。
とにかく、違う。
香りは少ないのに、余韻は、酸味があるせいか、思うより長い。
尖ったような酸味ではなく、余韻とかなりきれいにマッチしている。

他のワイナリーでも実験、試験的に造っているところがあり、これからフランチャコルタのメトドになるかも?と言われているようだが、賛否両論。

また、意外にも、シチリアで同じメトドでスプマンテを造っているところがあり、他にも同じようなワイナリーが僅かだがあるよう。

気候が涼しいシャンパンではできなさそうなメトドなので、イタリア独特のメトドになるのだろうか。

とにかく、飲んでみないと理解できないほど、ちょっと違う。
華やか〜なスプマンテが好きな人には向かないだろうし、自然派が好きならかなり気にいると思う。
機会があればぜひお試しを。


日本にも入っています。
自然派系のワインは比較的値段もお手頃なものが多く、ぜひ、どうぞ。
手軽なものから高級なものまで。


フランチャコルタ ブリュット センツァ アンナータ ヴェッツォーリ NV 発泡白 750ml
ヴェッツォーリ(TUSCANY)
ヴェッツォーリ



フランチャコルタ ドサージュ ゼロ ヴェッツォーリ 2010 発泡白 750ml
ヴェッツォーリ(TUSCANY)
ヴェッツォーリ


フランチャコルタ ネフェルティティ ディゼータ エクストラ ブリュット ヴェッツォーリ 2009 発泡白 750ml
ヴェッツォーリ(TUSCANY)
ヴェッツォーリ

7 nebbiolo Valle d'Aosta e Piemonte ネッビオーロ7種

2015-11-19 07:39:00 | Lonbardia, Valle d'Aostaロンバルディア他
7 nebbiolo; Valle d'Aosta e Piemonte ネッビオーロ7種 ヴァッレダオスタとピエモンテ



Valle d’Aosta Rose’ Larmes du Paradis 2014 Cave Cooperative de Donnas コペラティーヴァ・ドンナス
Valle d’Aosta Nebbiolo Picotendro 2014 La Kiuva ラ・キーワ
Valle d’Aosta Donnas 2011 Cave Cooperative de Donnas コペラティーヴァ・ドンナス
Valli Ossolane Nebbiolo Superiore Prunent 2012 Cantine Garrone カンティーナ・ガッローネ
Bavarese Nebbiolo 2011 CIeck チェック
Crema Etichetta Bianca 2011 Ferrando フェッランド
Crema Riserva 2011 Cantine Produttori Nebbiolo di Carema プロドットーリ・カレーマ

アルマンドの今年のコルソが始まった。今年の課題はネッビオーロ。
数年前にバローロ、バルバレスコを中心に行ったことがあるが、今回はもっと広範囲である。
欲をいえば、以前のようにバローロとバルバレスコのみに焦点を当てて欲しいとも思うのだが、そうなるとコルソ自体の値段が大きく上がるのは当然だし、これだけ広範囲でネッビオーロに焦点を当てるのも面白いのでとにかく参加。
全部で9回のコルソはヴァッレ・ダオスタからヴァルテッリーナまで。北ピエモンテだけでも2回、いや、3回に分かれている。かなり面白くなりそうな予感。

初回はヴァッレ・ダオスタとピエモンテは北の北、ヴァッレ・ダオスタと隣接するカレーマが中心。

ヴァッレ・ダオスタはイタリアの中のフランス語圏で、州の 西側にモンブランを含み、フランスと国境を接している。
ピエモンテは「山の足」という意味だが、山とは当然アルプスで、やはり 州の北にはモンテローザなどそうそうたる山が控えている。
ヴァッレ・ダオスタの真ん中に、ドーラバルテア川という川が通り、川沿いに村々が続くのだが、川はやがてピエモンテへと流れていく。
その州界あたり、ヴァッレ・ダオスタ側にドンナス、ピエモンテ側にカレーマがある。

ヴァッレ・ダオスタからカレーマにかけて栽培されているネッビオーロの品種の中にピコテンドロというのがあり、ヴァッレ・ダオスタでは、通常ピコテネールとも呼ばれる。
ランゲ地方とは打って変わって山岳地帯になるので、栽培方法は棚式、それもかなりキツイ段々の棚式になる。
これはぶどうに太陽を当てることに有効だが、また、少ない土地の有効利用にもなっている。つまり、上でぶどう、下で穀物などの栽培が出来るからである。
この「山のネッビオーロ」から7種を試飲。



Valle d’Aosta Rose’ Larmes du Paradis 2014 Cave Cooperative de Donnas
ヴァッレダオスタ。やや明るい色合いの玉ねぎ色で、光沢がきれい。甘い感じの香りがかなり心地よい。フルーツに、わずか土っぽさが混じるが、ラベンダーやマンダリンなどのさわやかな香りも出ている。酸味があるというより、塩味がかなり強く、ちょっと意外。持続性もあり、値段も安く、とても好感の持てるロゼ。++(+)

Valle d’Aosta Nebbiolo Picotendro 2014 La Kiuva
ヴァッレダオスタ。名前の通り、ネッビオーロでもピコテンドロ100%で造られている。その樹齢が60年以上、100年になる樹もあるという。標高は400メートルから510mで、北の寒い地域である上に標高も高く、ランゲあたりのネッビオーロとは全く異なる。というか、これもネッビオーロ、ということである。
爪にはかなり透明感が出ている。香りはやや臭く、自然派を思わせる臭みが出ている。しかし、そこに森の木の実の香りが混じり、やや緑っぽい香り、柑橘風の香りも出ている。酸味が強く、細く長く続く。キーワのワインは、こういう土っぽい感じが出ているものもあり、これを好きか嫌いかは意見が分かれるところだと思う。+++

Valle d’Aosta Donnas 2011 Cave Cooperative de Donnas
ヴァッレダオスタ。ピコテンドロ90%にフレイザとネイレットが10%。樹齢はこれも平均50年。
爪はやはり透明で、色全体にガーネット色が出ている。香りはかなりきれい。花、フルーツ、森の木の実、柑橘、香草、タイム、ミネラルなどどれも強いわけではないが、交互にふっとよぎる。アタックも良い。酸味が綺麗に広がる中、甘さ(糖分ではない)もあり、持続性良し 、最後に柑橘風の香りが残る。+++(+)

Valli Ossolane Nebbiolo Superiore Prunent 2012 Cantine Garrone
ピエモンテ。ネッビオーロのプルネントという品種100%。これも樹齢40年から70年になるものもあるというので、かなり高齢。
色がやや濃いめ。フルーツ、スパイスにドライフルーツが感じられる。アルコールがやや上がってくるのが気になるが、そして、わずか、煙たい香りも奥底に混じっている。アタックはよく、タンニンを他のワインより感じる。+++

Bavarese Nebbiolo 2011 CIeck
ピエモンテ。爪の透明感の中にガーネット色を含。光沢が良い。フルーツ、スパイス、香りはやや期待はずれなのだが、味はとても良い。酸味とタンニンのバランスがよく、繊細なタンニンが心地よく、持続性も悪くない。+++(+)

Crema Etichetta Bianca 2011 Ferrando
ピエモンテ。これもまた樹齢50年平均。かなりガーネット色を帯びて、爪はオレンジ色がかるくらい。フルーツ、ラバルバロ、わずか柑橘、それも苦味を帯びたオレンジ、ヨード臭。塩味が感じられるが、酸と良いバランスが取れている。持続性はかなり良い。細く、細く、そしてエレガントに続く。
このワインは2年前にかなり古いヴィンテージも含めて試飲している。たかがカレーマと思うだろう。しかし、こういうワインこそがイタリアワインの底力を見せれくれるのだと思う。++++(+)

Crema Riserva 2011 Cantine Produttori Nebbiolo di Carema
ピエモンテ。爪はガーネット色、他より色がやや濃いめ。やや甘く、全体に太めのイメージ。コンフィのような甘さと、やや焦げた感じのイメージとが重なる。アルコールがやや上がってくるのか気になるかも。すっと口に入るが、酸が出てきて、タンニンは繊細。持続性はもう少し欲しいところ。+++(+)

Expo Milano; Italia ecc

2015-06-07 12:09:30 | Lonbardia, Valle d'Aostaロンバルディア他
いいかげんに疲れたエキスポ情報




Padiglione Brasile(ブラジル館)+++++
書くのを忘れた館。人気館の一つ。
巨大なネットが張ってあって、その上を歩けるようになっている。最初は低く、だんだん高くなり、最後は3階くらいの高さまでになっている。高所恐怖症の人はきっとダメ。
下の通路には植物が展示されていて、それが上から見えるという趣向。もちろん、下の通路だけを通ることもできる。つまり、下に人が通っているので、スカートではちょっときつい。また、スニーカーでないとかなり歩きにくい。
とにかくどんなものか試してみたい、というだけの人は、途中でギブアップし、出してもらうこともできるのがありがたい。


Padiglione Italia(イタリア館)++++
主催国の間なのでとにかく並ぶ。1時間半待ちは普通だと思う。しかし、最初の部屋以外はまあまあ。
最初の部屋は、各州を代表する人(当然食関係で)のフィギュアが飾ってあって、その中に大好きなヨスコ氏を見つけて嬉しくなった。フリウリ代表、グラヴネルのオーナーである。あの穏やかな彼の声も聞ける。
しかし、それだけ。他の部屋はまだ工事中の部屋もあって(地震体験の部屋があるらしい)、置いてある植物は枯れているものもあり、全体にはまあまあ。
それから階段が多く、上へ行ったり下へ降りたりがちょっときつい。ただし、上の階からの眺めは綺麗。




ワイン館 ++++
イタリア館のあたり、各州の館が造られていて、なんと、お膝元のロンバルディア館が、行った時には未だにできていなかった。
交差点のとてもいい場所を陣取っているだけに、笑い者になっていたのがかわいそう。
そのほか、実はまだたくさんの館ができていなかったのだが、ちょっと奥に入っていたり、小さな館だと目立たないのだが、さすがにロンバルディア館は目立っていた。
そのあたり、カルド通りに面して、かなり大きな敷地でワイン館がある。2階に上がると受付があって、10ユーロで3種の試飲ができる、との説明があった。壁にずらっとワインが並んでいる。チケットのようなものを入れると、自動的に一定の分量だけがグラスに注がれる仕組みになっている。なかなかよくできているのだが、グラスがその後邪魔になってしまうので、眺めただけで出る。当然、高級ワインは少ないが、趣向としては面白い。




Expo Milano; Cina, Thailandia, Corea e Vietnam

2015-06-06 23:01:12 | Lonbardia, Valle d'Aostaロンバルディア他
エキスポ情報;東洋の館



Padiglione Vietnam (ベトナム館)+
こちらもハンガリーのタイプで、2回のギャラリーを除いて一部屋のみ。実演ができるようになっている。演奏をやっていればきっと面白いのだと思うが、時間を見ると1日にたった3回。そのうち少し増えるかもしれないが、たった3回ではやっていない時間の方が圧倒的に多いということになる。

Padiglione Cina(中国館)++++
外から見て、その大きさには結構圧倒される。映像で見たら、中に稲穂があるように、つまり実際の畑があるように見えたのだが、電気仕掛けだった。でも、色がかわり、上から見るとなかなか綺麗。最後、上映を見るか見ないか、選択できる順路になっているのだが、せっかくなので見てみる。
始まると、お偉い方のご挨拶の映像が最初に長々と。エキスポは楽しむ場なのだから、こういう、お国自慢のお偉方の映像は避けて欲しかったが、これが中国なんだろうなぁ、と思いながら終わるのを待つ。その後の映像は普通。中国の田舎の景色がとても綺麗だった。

Padiglione Thailandia(タイ館)++++
こちらの外観も惹かれる。入る前に、部屋は3つ、うんぬんの説明がある。最初にこういう説明があると、全体を大雑把につかめるので嬉しい。
最初の部屋は円形で、円状のスクリーンの映像は結構迫力がある。
次の部屋は、巨大な水槽のように造られた部分全体がスクリーンになっている。水はないが、形が微妙で、かなりの深さがあり、これはなかなかのものだと思う。
さて最後の部屋。と入ってみると、これは結構お国の宣伝だった。部屋に入る前に、出たい人は出口こちらです、としきりに案内していたが、なるほど、最後の部屋はパスしても問題なし。タイのインスタント系食品を売っているショップがかなり大きい。


Padiglione Corea del Sud(韓国館)++++
ちまたの反応はかなり良い。日本館よりいい、と言っているイタリア人がかなりいるのは聞いている。
建物はあまり目立たないので、期待より良い、という心理状況もあると思う。
最初の部屋は、入ってさらっと通過。次の部屋がやたら広い。なにやらスクリーンのようなものがあるようなないような。始めるのを待ってみる。
線路が、繋がってはいないがL字型に組まれ、その上を2台の機械が行き来し、2枚のスクリーンが離れたり、繋がったり、縦に横に、この映像はすごい。
次の部屋は、無数に置かれているツボの口の部分が白く丸いスクリーンになっている。確かに綺麗。
しかし、日本館と比較。日本館にも似た様な部屋があるのだが、日本館の場合はその丸く白いスクリーンがまるで花のようにユラユラ揺れるのが幻想的で、動かないツボになっている韓国館より上をいっていると思う。
また、日本館の最後の部屋の映像は、タイプは全く異なるが、かなりすごい。
さらに次は?と移動するが、これで終わりだった。
あとはショップ。お茶碗やお箸など、かなり和風のデザインのものも置いていて、日本と韓国の違いのわからない人は、もしかしたら、日本のお茶碗のつもりで買うのかもしれないと思った。。。

Expo Milano; Francia, Regno Unito, America ecc.......

2015-06-06 22:05:48 | Lonbardia, Valle d'Aostaロンバルディア他
続いてEXPO情報。
これから行く人のために、良い情報になれば。


Padiglione USA(アメリカ館)+++++
遠くからでも一番上に人が登っているので行ってみたくなるのがアメリカ館。
入って、奥を下って、その後、7つの映像のある部屋を通って、やっと屋上へ上がれるようになっている。
7つの映像は、アメリカらしく、アニメ風で割と面白い。わずか1分程度で次へ移動、という趣向が退屈させない。
屋上にはカフェがあり、食事もできるようになっていので、人でごった返していなければ、気持ちの良い空間である。

Padiglione Monaco(モナコ館)+++
アーティストの友人がイタリアのモナコ大使と友人ということと、日本館のちょうど隣に位置しているので入ってみた。
さらっと入って出られる館の一つ。水事業に関する展示は専門家が見れば面白いのだろうが、素人にはクラゲがきれい。
なお、比較的ゆったり造ったレストランが併設されているので、ゆったりシャンパンでも飲みながらフランス料理を食べるには良いと思う。

Padiglione Ecuador(エクアドル館)++
いつも割と行列。そして、館の外見のデザインが惹かれる。
ということで入ってみたのだが。。。。。香りを体感できるようになっている部分は面白いが、その後は映像の部屋があり、それで終わり。


Padiglione Francia(フランス館)++++
館の前のアーティチョークの彫刻が印象的。館はかなり小さく、館より、入るまでの畑の植物を観察したほうが面白いかもしれない。
館は体感できる展示システムだが、たくさんの人がいたら無理だろう。
最後にショップがあるが、ここで面白いものを見つけた。
温度によって色が変わるマグカップ。
大きさ、形、色の違うものが数種あり、安くはないのだがリモージュで、とても綺麗。


Padiglione Santa Sede(バチカン館)+
入って出た。その時間2分だろうか。友人も同じようなことも言っていた。
一部屋、映像があるのみで、最初ならともかく、どの館もある意味似たような映像なので、食傷気味になってくる。。。

Padiglione Israele(イスラエル館)++++
映像の部屋が3つ。
意外と知らない人が多いのだろうが、実はパキーノの名前で知られている(今はパキーノ以外にも多くの種類あり)ミニトマトはイスラエルの研究の元に生まれている。
そのあたりを映像を通して説明。
また、運が良ければ、イスラエル旅行が当たるかも。


Padiglione Spagna(スペイン館)+++
滞在が短いと、つい有名な国、印象の良い国、大国などを優先して入ると思うので、スペインも食べ物が美味しいし、行きたくなる国だと思う。
と思って入った人には、あちゃー、となるかもしれないが、これでまだかなりマシ。
料理の作り方をバーチャルでテーブル上で見せるのは、悪くないし、インテリアも可愛い。
また、ショップがかなり充実していて、スペイン産高級生ハムを含め、ワイン、オイルなどいろいろなものを売っている。
ただ、これも持って歩く気にはなれないので、1日の最後でないと買えないと思う。


Padiglione Regno Unito(イギリス館)+++
若干奥まって、なんだかワイヤーの塊のような外見に惹かれるし、2日目に行った友人が褒めていたので行ってみる。
いったいテーマは何かと思ったら、ハチミツ。一瞬、イギリスとハチミツ??と思ったが、プーさんの大好物はハチミツだし、一応納得。(??)
順番を待ってワイヤーの中に入る。一応、この中では現地の養蜂場とつながっていて、そのよう様子が見れるらしいのだが、私はそそくさと出る。人が多すぎるのと、スカートの人にはちょっとヤバイのでした。(床が透明)


Padiglione Ungheria(ハンガリー館)++++
2階がギャラリーになっているのを除いて、たった一部屋のシンプル構造なのだが、入ったら音楽が演奏されていた。幸いイスが結構あるので座って聴いていると、今度は踊りが始まり、かなり盛り上がった。もちろんいつもやっているわけではないだろうし、たまたまのタイミングだったのだと思うが、いいタイミングに当たれば、オススメ。
それから、部屋の中央にピアノが置いてあって、超革新的なデザインで一軒の価値はある。こちらの演奏も始まらないかと待ってみたのだが、たぶん、演奏者らしきおじさん二人が入ってきて、リハーサルを始めた。わずか5分程度だが、満足。
また、奥で売っているショップがよく見ると結構可愛い。ボビンレースの実演もやっていた。


Padiglione Lithuania(リトアニア館)++
入ってみると、中央に大きな球状の、スクリーンを幾つかはめ込んだものがあり、さあ次へ、と思って行ったらショップになっていた。そして出口。。。あちゃー
ただ、レストランは美味しそうだった。比較的マイナーな国なので空いているし、しかし、なかなか立派な内容、ちょっと辛そうな味付けのの肉系料理を出していたので、食べてはいないのだが、オススメできると思う。

Padiglione Argentina(アルゼンチン館)+++
波状に造った部屋、スクリーンの映像は決して悪くない。ただ、どこもかしこも映像だらけなので、食傷気味にはなってくる。
それより、やはりこちらもレストランが良さそうだった。アルゼンチンの肉料理にワインは悪くないと思う。









Expo Milano ; padiglione zero, Belgio e Germania

2015-06-01 23:19:47 | Lonbardia, Valle d'Aostaロンバルディア他
Expo Milano; ゼロ館、ベルギー館、ドイツ館

これからエキスポに行こうという人のためのエキスポ情報。

地下鉄、電車で来た人が入る西の入り口(Ovest)、FiorenzaとTriulzaは、結局は繋がっていて、前者の入り口の方がゲートのが図が圧倒的に多いので列が若干短いような気がするが(もちろん時間による)入ってから歩く距離が結構長い。入り口から見える橋を延々と歩く。日本なら、ここで歩く歩道を造るだろうに、と思いながら。そこで、朝一番などの時間帯以外は後者の入り口から入った。

Padiglione Zero (ゼロ館)++++

入ると目の前にあるのがPadiglione Zero。開館前の記者会見で、かなりいいですよ、と自慢していたので入ってみる。
一番最初の部屋はその時のスライドで見ていたが、歴史的な図書館にイタリアの彫刻が飾ってある、という雰囲気を作っていてなかなか見事。でもそれだけなので、おお、と思ったあと、すぐに通過。あとは、映像、デザイン的な展示、可愛い動物たちがずらっと並んだ彫刻のある部屋、ゴミの山(臭くないのでありがたい。。。)の展示のある部屋などが続く。
エキスポのメイン館となるので、一応オススメ。




Padiglione Belgio(ベルギー館)++++
友人が開館2日目に行った時にはやっていなかったそうだが、チョコレート製造の実演があり、できたてのチョコを試食できるようになっていた。そして、食に関するものをかたどった素晴らしい宝石の展示。
入り口では美味しいビスケットを配っていたこともあり、オススメ。(ただし、ここはイタリアなので、いつも配っているとは限らなし、実演も時間によってはやっていないような気もする。。)
なお、ショップでは、ゴディバ、ノイハウスなど数社のチョコレートと、かなり高級アクセサリーを販売している。チョコレートを持ってウロウロ歩く気にはならないが、帰る間際なら買ってもいいかも。


Padiglione Germania(ドイツ館)+++++
並んでいる間に段ボール紙に白い紙を貼って二つ折りにしたものをくれる。言語はドイツ語、イタリア語、英語から選ぶようになっている。
真っ白な紙にはロゴ以外は何も書いていないので、これは何?と質問している人もいたが、入ったら説明があります、と説明していた。
説明によると、所定の位置でかざしてください、とのこと。また、斜めにするとページが変わります、と。
なるほど入ってみると、10箇所以上はあったと思うが、かざせるようになっている。面白いのは言語が自動で識別できるようになっていること。
なるほど。こういうところはドイツらしい。
そして、最後のシアターがかなり面白かった。
宇宙船というとオーバーだが、天井をゆらゆらするスクリーン、中央の小さなお立ち台の上では一人がギターを奏で、一人が歌い、なかなか面白いライブが、たぶん15分以上。生演奏なので、時間と日によって変わると思うが、映像だけの館が多いなか、ライブとはかなりいける。
Beejayのネーミングもかわいい。
ここでも最初に配られた紙が結構活躍。これをパタパタさせると拍手よりいいかもしれない。
ただ、贅沢を言えば、座りたかった。寄りかかれる工夫は面白いが、こういうところが日本館との違いかも?
それから、ドイツ館は屋根の上が散策コースになっていて、ゆったりしているし、景色もきれいでオススメ。こちらは並ばずに行ける。








Expo Milano ; padiglione svizzera

2015-05-25 00:33:56 | Lonbardia, Valle d'Aostaロンバルディア他
Padiglione Svizzera
エキスポ スイス館



ちょっとびっくりだったのがスイス館。
他のパビリオンのように並ぶのではなく、チケットをもらう。チケットはもちろん無料。15分おきに100-120人程度を入場させているそうだが、チケットには時間が入っている。
時間にはかなり正確で(さすがスイス!)、時間ぴったりにならないと入れてくれない。

時間まで待って入る。でもまだエレベーターに乗るまで、20分くらい並ぶ。
やっと、あまり大きくはないエレベーターで、タワーの一番上の階へ。(タワーと言っても4階くらい?)

スイス館は、オープン前の、外人記者クラブでの会見に行った時、エキスポ側が「スイス館だけはプロジェクトを教えてくれない、中を見せてくれない、どうなっているか楽しみ」と言っていた。

そんな訳で興味シンシン。
ところが、はぁ~、と力が抜けた。
最初の部屋はスイスを代表する企業、ネスカフェの部屋。
棚にはボックスが置いてあって、中には一杯用のネスカフェが入っている。と言うか、それしか入っていない。
好きなだけ取っていいですよ~、と明るいアナウンス。無くなったら終わりですよ~。
次の部屋は、アルプスの塩の部屋。
同じく、好きなだけ取っていいですよ~。
と言われても、一つか二つ、あっけに取られて取る。
なるほど、3つ目はアルプスの水の部屋で、プラスチックのコップがもらえるようだったが、すでに終わりで、棚は空っぽ。

再びエレベーターに乗って下に降りた。
下では何やら展示らしきものがないわけでもなさそうだったが、メイン会場のタワーがコレ。
これで、週末の午後は4時間待ちだったりもする。


Expo Milano; Padiglione Giappone

2015-05-23 11:38:27 | Lonbardia, Valle d'Aostaロンバルディア他
Padiglione Giappone
エキスポ 日本館




日本館がかなりいい。
他、まだたくさんは見てはいないがさすが日本。
並ぶ時間の表示、入る前に数回の説明。 後どれくらい、展示の構成(部屋が9つ)、見学時間の(50 分)説明など。
入ると日本の伝統とテクノロジー、それも他と比べるとかなり進んだテクノロジーを使用して、ヴィジュアル的にかなりきれいで退屈しない。
そして最後のシアターがちょっとデズニーランド風で、回によっては若干白けてしまうリスクはあるにしても(がんばれ!)、面白い。かなりのテクノロジーを駆使して一見の価値あり!